ポニテのカジュアル度をコントロールして「さわやかハンサム」に。働くシーンでも活用できる!
ポニーテールはヘアアレンジの中でもカジュアルな印象があります。若い頃はサッとまとめたポニーテールでも様になっていましたが、大人になるとポニーテールの高さによって若作りに見えたり、老けて見えたり。また、きっちりタイトだと顔が大きく見えるけれど、崩し方によっては疲れて見える…なんてことも。けれど、ちょっとしたポイントを押さえれば働く40代が素敵に見えるポニーテールに仕上がるんです。そのポイントというのが【ゴム結びの高さ】【崩し方】【毛束のハリ感】の3つで、ひとつずつ詳しく解説します。
【ゴム結びの高さ】
ゴムの位置が高いと元気で若々しい印象ですが、子どもっぽく見えたり、大人になると「似合う・似合わない」が明確になってきます。逆に、低い位置にすると落ち着いた印象になりますが、こなれ感をうまく出さないと老け見えすることも…。では、「大人が失敗しない位置は?」というと耳上ラインの高さです。この位置だと軽やかでありながら大人の落ち着いた雰囲気も漂うので、品よく仕上げることができます。
手ぐしで髪全体をまとめたら耳上ラインの高さにし、ゴムで結びます。事前に太めのヘアアイロンで毛先だけ外巻き・内巻きとランダムに巻いておくとポニーテールに動きがでてキレイに仕上がります。
“ノンブルアンペール”のシャツ¥17,600、“ラピエサージュ”のピアス¥3,850(ともにノンブルアンペール吉祥寺パークストア) ヘアゴム(スタイリスト私物)
【崩し方】
ポニーテールを崩す時、よく目にするのは後頭部の上側から毛束を引き出す方法ですが、引き出し方によっては可愛すぎて見えたり、ルーズになりすぎる場合もあります。働く40代におすすめなのは、後頭部の下側を引き出すことです。上側はすっきりさせたまま、下側を適度にたゆませるとルーズになりすぎず、きちんと感やハンサムさをキープできます。
ポニーテールを片手で持ち上げ、反対の手で崩します。崩す部分は、耳の中間から下のみにするとバランスよく崩すことができます。指で毛束を細くつまんだら、頭皮から垂直方向に向けて引き出します。下へ向けて引き出すとルーズになりやすいので要注意。髪の表面から引き出したら、その隣は奥から引き出す…を交互にするとキレイに崩すことができます。
【毛束のハリ感が大事】
年齢とともにゴムで結んだ毛束のハリがなくなってさみしく見える…と感じることがありませんか? ポニーテールは結び目付近の髪にハリがある方がキレイでアクティブな印象に仕上がります。毛量が少ない髪やハリコシがない髪の場合も、ちょっとしたコツでハリを出すことができますよ。
ゴムの結び目の下にアメピンを2本挿します。アメピンが毛束を支える役割となることで、ポニーテールにハリが出やすくなります。
ポニーテールにハリがでると後ろから見た時もキリリとした印象に
いかがでしたか? シンプルなヘアアレンジですが、ちょっとした工夫をするだけで見た目が大きく変わりますよね? 仕事の時も、プライベートも、ママの時も、シーンを問わずに使えるのでぜひ試してみてください。
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撮影/向山裕信(vale./人物) ヘア&メイク/KIKKU(Chrysanthemum) スタイリング/柿原陽子 モデル/吉田明世 構成/片山幸代