ふわふわの巻き髪に仕上げる3つのポイント
仕上がりに合わせたコテ選び
まずはコテの太さによって仕上がりが左右されることを覚えておきましょう。
一般的に使用されるコテの太さは19mm・26mm・32mm・38mmの4種類。ゆるいカールを作りたい場合は太めのコテを、細かいカールを作りたい場合は細めのコテが推奨されています。
また、髪の長さに合わせてコテの太さを選ぶのも大切です。ミディアムさんの場合、26mm〜32mmが使いやすいでしょう。
ブラッシングで下準備
巻き髪を上手に作るポイントのひとつは、はじめに髪をブラッシングしておくこと。髪が絡まっていたりホコリがついていたりすると、仕上がりがきれいになりません。スタイリングに時間がかって結果的に髪が傷む原因にも。
まずは髪を優しくブラッシングし、絡まった部分をほぐしていきましょう。
髪を上下にブロッキング
髪を巻く際、ブロッキングするのも大切なポイント。事前に髪を上下に分けておくことで、手早くバランスのいい巻き髪ヘアを作ることができます。
最初はこめかみ上のラインを上下に分けます。上の髪が落ちてこないよう、ヘアピンやクセがつかないクリップ、シュシュなどを使って髪をとめておきましょう。
髪の量が多い人は、下の髪も耳の前後で分けておくと、より巻きやすくなるのでおすすめです。
基本|ミディアムヘアの巻き方
フォワードとリバースを交互に巻く
まず髪をクリップで上段と下段に分け、下の段から巻いていく。顔周りの毛束からとり、毛束の中間部分にコテを当てる。そのまま毛先に向かって前方に巻いたら、そっと引き抜く。この巻き方が「フォワード巻き」。
今度は最初に巻いた毛束のすぐ後ろの毛束をとり、最初とは逆の後ろに向かってコテを毛束の中間付近に当て、毛先に向かって引き抜く。これが「リバース巻き」。そのまま毛束を順にとりながら、フォワード巻きとリバース巻きを繰り返していく。
留めておいたクリップを外したら、上段の髪も巻いていく。顔まわりからリバース巻きとフォワード巻きを交互になるように巻き、アイロンは下段同様、毛束の中間付近に当て、毛先へ向かってそっと引き抜くようにする。
毛束ごとに巻く方向を変えるように意識して巻くと、毛流れがランダムに混じり、ナチュラルな動きが生まれる。
髪を巻き終わったら、指を首元から入れ込んで外側にとかし上げるようにふんわりとくずす。巻いてひとかたまりになった毛束がほぐれ、自然な空気感が出る。
ワックスを指の第一関節の半分くらいとったら、両手でこすり合わせ、手のひら全体に薄く広げる。
再度髪を上下段にクリップで分けたら、くずれやすい下段の中間から毛先にワックスをなじませる。指先で軽く包むようにして塗布するのがコツ。
ワックスは足さずに手に残ったもので、上段も同様に中間から毛先になじませていく。上段はふんわりと仕上げたいので、つけすぎて重たくならないように注意して。
ミックス巻き|ミディアムヘアの巻き方
こなれ感たっぷりミックス巻き
【巻き方】
髪表面を分け取ったら、26mmのコテを使って毛先を外巻きのワンカールにしていく。
表面の髪をミックス巻きにする。顔のすぐ横は髪の中間からコテを挟み、後ろ向きのリバース巻きに。その後ろの毛束は前向きのフォワード巻きにし、これを繰り返しミックス巻きにしていく。
トップは根元を持ち上げながら後ろ向きに巻く。巻いたらコテをすぐにスルーさせるのがポイント。
カールをほぐしたら油分の少ないクレイ系ワックスでセットする。小指の先ほどの量を指の間までしっかり広げたら、毛先の内側→中間の内側→髪の表面の順で下から握るようにクシュっと塗布する。
美人系華やかなミックス巻き
【巻き方】
毛束はぐるぐるとねじった状態で、32mmのコテを使ってランダムに巻いていくだけ。全体を巻いたら、巻いた毛束を裂くようにほぐし、最後にドライヤーの冷風を当てて巻きをしっかり固定して。毛束を持ち上げながら内側からスプレーワックスを吹き付ければ、さらにカールをキープできる。