巻き髪の必須アイテム「コテ」の選び方
ヘアアイロン（コテ）は32mmや38mmがGOOD
巻き髪スタイリングは、まずヘアアイロン（コテ）選びから。
一般的に使用されているヘアアイロンの太さは、19mm・26mm・32mm・38mmの4種類。太くなるにつれ仕上がりのカールがゆるく、大きくなります。
ベリーショート〜ショートには19mm、ショート～セミロングには26mm、セミロング～ロングには32mmや38mmなど、アイロンの太さは髪の長さに合わせて変えるのがおすすめ。ただし、髪質や仕上げたいスタイルのイメージによっても、適している太さが変わることもあります。
まずはコテを使った巻き方の基本をおさらい！
上下段に分け前向きと後ろ向きに巻く
次に巻き方の基本です。
まず、髪は上下2段に分け、上の髪はクリップなどで留めておきましょう。巻いていくのは下段から。顔まわりの毛束を写真程度の量とり、アイロンを毛束の中間付近に当て、毛先へ向かって前方へ巻いてそっと引き抜く。これをフォワード巻きと言います。
最初に巻いた毛束のすぐ後ろの毛束を適量とり、今度は逆に後方へ巻く。アイロンを毛束の中間付近に当て、毛先に向かって巻きいて引き抜きます。これをリバース（後ろ向き）巻きと言います。毛束を順に取りながら、フォワード巻き、リバース巻きを繰り返していきましょう。
下段を全て巻き終わったら、クリップを外して上段も巻いていきます。顔周りの毛からリバース巻きし、そこからフォワード巻きと交互になるように巻いていきましょう。
フォワード巻きとリバース巻きをミックスすることで、毛流れがランダムに混じり合い、自然な動きが生まれます。
巻いた後は指を首元から入れ込んで巻きをくずし、スタイリング剤で整えましょう。
セミロングのゆるふわスタイルと作り方
前髪なし×ふんわりエアリーな巻き髪ヘア
＼サカモト真代さん流、無造作な巻き髪ヘア／
巻き方
まずは髪を上下段にブロッキング。さらに下の髪を3～4束に分けて、フォワード巻きとリバース巻きを合わせたミックス巻きに。耳から前の髪の束はリバース巻きになるように。
上半分の髪は、根元を避けて少しルーズな感じで適当に巻いていきます。毛先から2～3センチ上を少し多めにとって、ゆるく巻いていくイメージ。縦巻きですっと流したり、リバース巻きで1回転半流すと、好バランスに。
トップの部分は、毛束をとったら根元が立ち上げるように起こしながら巻きます。3つ数えて放し、毛先までは巻かないようにして。
さらにふんわり感を出したいときは、髪の毛をコテの表面に2秒くらい当てると、立体感が出ます。
ワックスを少量とり、手のひらから指の間にもしっかり広げて髪の毛にもみ込みます。下から上に空気を含ませるイメージで。手に残った残りのワックスは耳上のこめかみ辺りに、トップ部分は根元を起こすようになじませて。
仕上げに頭を下げて髪を振り、できるだけ空気を含ませます。頭を起こしたら手ぐしでサッ、サッと軽く整えて完成！
ニュアンシーな質感のゆる巻きヘア
＼不器用さんでもトライしやすいランダム巻き！／
巻き方
まずはぺちゃんこな根元を避けるために、根元にボリュームキープミストを吹きつけ、ふんわりとさせます。ドライヤーで水分を飛ばしながら、かき上げるようにブローしていくとGOOD。
髪をブロッキングしたら、下の髪を32mmのアイロンで外ハネに。ベースにこの外ハネを作っておくことで、表面の巻きが取れてしまってもだらしなく見えない。全体を外ハネにしたら、今度は表面の髪を下ろし、ランダムな縦巻きにしていきましょう。毛束の太さや巻き始めの位置、前向きに巻くか後ろ向きに巻くかなど、いろいろ変えて巻くのがポイント。
顔まわりの毛束は、中間にクセがつくように外向きに巻いて。毛先まで巻いてしまうと、カールが強すぎてやりすぎ感が出てしまうので注意！巻いたら時間をおかずにすぐにスルーさせて、髪を曲げる程度にするのが正解。
巻き終わったら、襟足から指を通して髪全体に空気を入れ、巻きをほぐしていきます。10円玉大のジェルクリームを手のひらに広げたら、毛先から髪をつかむようになじませ、根元の立ち上がりや顔周りの外ハネなど、細かい部分を整えて完成です。
華やかでリッチな巻き髪ヘア
＼ボリュームと華やかさ、こなれたリッチ感のあるヘアスタイル！／
巻き方
毛束をぐるぐるとねじってから、32mmのヘアアイロンでフォワード巻きやリバース巻きなどを混ぜながらランダムに巻いていきます。髪全体を巻き終わったら、巻いた毛束を裂くようにほぐし、ドライヤーで冷風を当て、最後は毛束を持ち上げて内側からスプレーワックスを吹きつけて完成です。
軽やかな外巻きヘア
＼人気ヘアサロン「SUNVALLEY」代表の渋谷謙太郎さん伝授！／
巻き方
32mmのアイロンを180℃に温めたら、トップの髪を分け、毛先全体をワンカールの外巻きにしていきます。
クセづけはこのくらい！
次に分けておいたトップの毛束を上に持ち上げ、毛先から内巻きにしていきます。毛束の中間あたりまで巻き込んで。
前髪は中間〜毛先を外巻きにして、しなやかな動きをつけて。
表面の細めの毛束をとったら、スパイラル巻きにしてほぐします。巻きは内巻きと外巻きをランダムに作り、表面に立体的なカールを足して。このプロセスを加えるだけで、こなれ感が倍増！スタイルの完成度が高まります。
全て巻き終えたら、根元から空気を入れ込むようにしてカールをほぐしましょう。
最後はオイルを適量とり、根元から手ぐしを通しながらなじませます。一気につけずに、足りない部分には少しずつ足して、全体のフォルムや顔まわりのカールを整えて完成です。
