皆さんは、お子さんと「キッザニア」に行かれたことがありますか? キッザニアは、3歳から15歳までのこども達が、職業・社会体験を通して社会の仕組みについて学ぶことができる施設で、東京・甲子園・福岡の3か所にあります。施設内は本物そっくりの信号機や車、横断歩道などが全てこどもサイズで配置された街並みになっており、オープン以来親子連れ客の絶えない“こどもが主役の街”となっています。
なんといってもキッザニアの魅力は、施設内には実在する企業が出展するパビリオンが建ち並び、様々な仕事やサービスを体験できること。仕事体験を終えたこども達は、給料としてキッゾ(キッザニアの専用通貨)を受け取り、買い物をしたり預金したりと、実生活に近い経済活動を体験できるのです。
こどもの自立性や社会性を養うことができるとして、大人気のキッザニア。12月から期間限定で、キッザニア甲子園にカルティエ ジャパンが「ジュエリーアトリエパビリオン」をオープンすることになりました。本記事では、実際のパビリオンでの仕事体験の様子について現地よりレポートします!
キッザニア甲子園にカルティエがやってきた!
昨年、キッザニア東京で好評を博した、カルティエ ジャパンのジュエリーアトリエパビリオン。2023年12月1日から2024年1月8日まで、キッザニア甲子園でも開催されることとなりました! ここでは、ジュエリーアトリエパビリオンの詳細について紹介します。
なぜカルティエが?
1847年にフランス・パリで創業して以来、世界有数のラグジュアリーメゾンとして人気を博しているカルティエ。豊かな創造性と卓越した技術により生み出されたジュエリーは、世代を超えて世界中で愛され続けています。そんなカルティエが、キッザニア東京に続き、キッザニア甲子園にもパビリオンを出展することとなりました。
企画・開発を行うKCJ GROUP株式会社 代表取締役副社長の宮本美佐氏は、「歴史と伝統のあるモノづくりが学べる今回のパビリオンにより、新たな価値をこども達に提供できることを大変嬉しく思います」と述べています。
ジュエリーアトリエパビリオンとは?
カルティエ ジャパンによる、期間限定のジュエリーアトリエパビリオン。本パビリオンでは、こども達がジュエリーデザイナーとして、石の種類や特徴、カルティエの歴史について学べます。メゾンが創作したネックレスのデッサン画をもとに、色付けや装飾を加えてオリジナルの作品を完成させることが、本パビリオンの仕事内容です。
創業以来、石が持つ個性を見極めながら、独創的で美しいデザインにこだわり続けてきたカルティエ。普遍的な美を追求するカルティエのモノづくりに触れることで、こども達の感性はより豊かになるのではないでしょうか?
ジュエリーアトリエパビリオンの外観
12月から期間限定で開催される、ジュエリーアトリエパビリオン。クリスマスシーズンということもあり、エントランスにはカルティエのジュエリーボックスなどに彩られたクリスマスツリーが飾られています。実際にブティックで採用されているインテリアが使用され、カルティエの象徴である「パンテール」が壁面に描かれているのも特徴。
カルティエオリジナルの明るくおしゃれな空間で、ジュエリーに関する知識を深めながら、自分だけのネックレスをデザインすることができるのです。
仕事体験中のこども達の様子
パビリオンに参加するこども達は、まず用意された白衣に着替え、ジュエリーデザイナーの仕事内容について学びます。170年以上の長い歴史を持つカルティエ。卓越した技術と美しさを追求し続けるカルティエの伝統に触れるべく、こども達は熱心に説明を聞いていました。
また、ジュエリーデザイナーの仕事体験をするにあたって欠かせないのが、代表的なジュエリーと宝石に関する知識です。一口にジュエリーと言っても、様々な種類のものがあります。
今回のジュエリーアトリエパビリオンでは、ネックレスのデザインを体験しましたが、カルティエはほかにも、デザイン性に富んだリングやブレスレットなどのジュエリーも制作しています。そして、各ジュエリーの象徴となっている動物が、パンテールです。
パンテールは「ヒョウ」を意味するフランス語で、1914年に初めて登場して以来、カルティエのデザインに大きな影響を与え続けてきました。カルティエにとって、特別な存在であるパンテール。着用している白衣にもパンテールの刺繍が施されていることに気付いたこども達は、みんな嬉しそうな様子でした。
宝石の種類やカットについて学んだ後は、いよいよネックレスのデザインに取りかかります。用意されているジュエリーシールや色鉛筆を使用してデザインしますが、円形や長方形などのオーソドックスなものから、花型やハート型などの可愛らしいものまで、様々な種類のシールがありました。
シールや色鉛筆は自由に選ぶことができるため、とっておきの作品が出来上がりそうですね。どんなデザインにするか試行錯誤しながら、オリジナルのネックレスを制作していきます。こども達の表情は、真剣そのもの。どんなネックレスが出来上がるのでしょうか…?
制作を終えた後は、自身のデザインとタイトルを発表します。どれも個性的で素敵なデザインですね!
仕事体験を終えて
カルティエのジュエリーデザイナーとして、ネックレスのデザインに取り組んだこども達。「色々なジュエリーを並べるのが楽しかった」、「自由にデザインできて面白かった」と嬉しそうに語ってくれました。
ジュエリーアトリエパビリオンではジュエリーや宝石について分かりやすく説明してもらえるだけでなく、アドバイスを受けながら素敵な作品を制作することができます。宝石やアクセサリーに興味があるという子はもちろん、詳しく学んでみたい・自分でデザインしてみたいという子にもおすすめできるパビリオンです。
また、本パビリオンで仕事体験をしたこども達の中から、「カルティエ 心斎橋ブティック」での仕事体験をすることができる12名が選ばれます。伝統ある美しい作品が並ぶブティックで、こども達は実際にジュエリーに触れ、カルティエのブティックスタッフとして接客やホスピタリティを学べますよ。
洗練された世界観の中で、新たな発見や学びを得ることができそうですね。
まとめ
パビリオンに参加したこども達は、みんなとても満足した様子でした。ジュエリーについて楽しく学ぶことができる素敵なパビリオンですので、是非お子様と一緒に参加してみてください!
期間限定「ジュエリーアトリエ」パビリオン開催概要
日時|2023年12月1日(金)〜2024年1月8日(月・祝)【1部9:00〜15:00 2部16:00〜21:00】
会場|キッザニア甲子園
定員|定員|各5名
対象年齢|3-15歳
所要時間|約30分
▶️公式サイト
撮影・取材/とよだまほ、末原美裕(京都メディアライン)
TOP画像/(c) Cartier