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コスパ服をおしゃれに着こなす通勤コーデ5Days
堅実ママが頼りにしたいブランドの代表ともいえる「ユニクロ」「GU」「ZARA」。今回は、ベーシックなアイテムもこなれ感たっぷりに着こなすと評判のDomani Labメンバー・杉本緑さんの、ユニクロ・GU・ZARAアイテムを取り入れた一週間のオフィスカジュアルコーデに迫ります!
「会社の雰囲気としては、清潔感があればカジュアル寄りのスタイルでもOK。スニーカーで通勤している人も多いです。特に規定はありませんが、取引先と会う予定がある日はジャケットやシャツを着用してきちんと感を取り入れるようにしています」(杉本さん)
Day1:ベージュのジャケット・ハイウエストパンツのセットアップ×白T
▲ジャケット・ボトムス:GU、インナー:Whim Gazette、スカーフ:manipuri、バッグ:H.V.F.N、シューズ:PIPICHIC
ベージュ〜白のまろやかな配色が今っぽさを加速。全体を淡いトーンでまとめた分、スカーフは存在感が際立つ巻き方で着こなしにアクセントを。
「週初めの月曜は、気合いを入れる意味でもジャケット&パンツのセットアップで。セットアップはきちんと感がありながらコーディネートを考える手間を省けるので、素材やデザインにかかわらず昔からワードローブに欠かせない存在です。プチプラブランドであれば上下合わせても1万円しないこともあり、『セットアップ』をワード検索しては定期的にチェックしています。柄スカーフをアクセントに差して、華やかさもプラスしたのがポイントです」(杉本さん)
Day2:ブルーシャツ×ベージュパンツ×グレーカーディガン
▲カーディガン:ZARA、シャツ・メガネ:ユニクロ、ボトムス:Shinzone、バッグ:enfas、シューズ:PIPICHIC
定番のシャツ×パンツスタイルは、コンパクトかつボクシーな丈感とコントラストがはっきりした色合わせでフレッシュに更新。
「会議などをこなしてあっという間に退勤時間になった月曜を終えた次の日の火曜日は、自席でパソコンに向かって粛々とタスクに取り掛かる日。オフィススタイルの定番アイテムであるシャツは、短め丈をチョイスして今っぽいバランスを楽しんでいます。ダテ眼鏡は、ブルーライトカットも洒落感もかなえる優れもの。保育園のお迎えの時間までに仕事を終わらせるぞ! というスイッチにもなっている気がします」(杉本さん)
Day3:黒のジャケット・ワイドパンツのセットアップ×ボーダートップス
▲ジャケット・シューズ:ZARA、トップス・ボトムス:ユニクロ、ベルト:GU、バッグ:AESTHER EKME
カリッとキメたい日に心強い黒のジャケパンにあえてボーダー柄トップスを投入し、親しみやすさも演出。メタリックな輝きを放つポインテッドトゥのパンプスがクールなムードを後押し。
「取引先の来客予定がある日は、ジャケットが必須。黒なら他ブランドのアイテムと組み合わせても素材の差が目立ち過ぎすセットアップ風に見えるので、パパッときちんと感を演出したいときに頼っています。ベーシックなシルエットのジャケットはある程度奮発して買うこともありますが、意外とトレンドが反映されるアイテムなので、流行りのシルエットのものはZARAで調達することが多いです。こちらのジャケットは適度なオーバーサイズで、カーディガン感覚で着られる点が気に入っています」(杉本さん)
Day4:ベージュジャケット×ビスチェつきシャツ×柄パンツ
▲ジャケット・シャツ:GU、ボトムス:Forte Forte、バッグ:H.V.F.N、シューズ:ROCKPORT
ジャケットスタイルに個性を盛り込みたいなら、柄パンツが有効。ライトイエローやブラウンなど柄パンツから拾った色のアイテムを合わせれば、オフィススタイルにもなじむ。
「月曜日に着たジャケットを着回し。小学生の長女が遠足の予定だったため、朝はお弁当作りのためにいつも以上に早起き&バタバタ! 自分のコーデを考える余裕がなかったので、インナーは一枚でサマになるデザインシャツを選びました。韓国の人気ブランド『rokh』とのコラボ商品だったこちらのシャツは、ビスチェを重ね着したデザインに惚れ込み、発売日の開店前に店舗に足を運んで整理券をもらって購入した一枚。お気に入りの柄パンツと合わせて、春らしいカラーリングにまとめました」(杉本さん)
Day5:ストライプシャツ×グレーハイネックニット×グレーテーパードパンツ
▲シャツ・ベルト:GU、ボトムス:ユニクロ、インナー:MICA&DEAL、バッグ:enfas、シューズ:New Balance
ベーシックなストライプシャツは、同トーンのハイネックニットとテーパードパンツで挟んで旬度高く。長めのベルトをあえて垂らして茶目っけもオン。
「ユニクロ名品の『スマートアンクルパンツ』は、今季初めてゲット。他のブランドのセンタープレスパンツを愛用していたので、そのうち買おうかな…ぐらいにぼんやり考えていたのですが、はいてみてなるほど納得、とても動きやすい! まずはグレーを最初の1本に選んだのですが、色違いでそろえる方の気持ちがよく分かりました。特に来客予定などもなくひたすらデスクワークの金曜は、ようやく見えてきた週末に思いを馳せて(もとい、少々肩の力が抜けて)、スニーカー合わせのカジュアル寄りオフィスコーデに。全身をグレーでまとめつつ、ボトムと同色のガチャベルトで遊び心も添えてみました」(杉本さん)
高コスパブランドを通勤コーデに取り入れている理由は?
「清潔感があり、好印象に導くアイテムが充実しているユニクロアイテムに、トレンド感の強いGUやZARAのアイテムを合わせて自分好みにコーディネートする。毎朝服を選ぶときにバランスを考えながらスタイリングするのが楽しくて、この3ブランドを軸にワードローブを組んでいます。『社会人としてのきちんとした印象をキープしつつ、自分らしい服装で働きたい』という要望を叶えてくれる点も、溺愛している理由です。また、ユニクロやGUではベーシックなアイテムをワードローブに追加することが多いので、他のアイテムで遊びを取り入れるようにしているのがポイント。最近はグレーやベージュを軸にしたニュアンシーな配色を楽しんでいます」(杉本さん)
撮影/黒石あみ ヘア&メイク/土田美沙子(SUNVALLEY) 構成/近藤亜衣子

Domani Labメンバー
杉本緑
2児の母。洋服への愛が高じてアパレル業界へ飛び込み、某アパレル会社で企画、生産に携わる。舞台や落語などの芸術鑑賞で自らの感性を刺激。娘との日常を描いたユニークなイラストもSNSで発信中。
Instagram:@green_sgmt
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