ゆで卵のゆで時間は沸騰してから何分?

ゆで卵は卵をゆでるだけでできるシンプルな料理ですが、思いどおりの仕上がりにするのは意外と難しいもの。半熟卵や固ゆで卵を作る際のゆで時間の目安や、ゆで卵の作り方の具体的な手順を見ていきましょう。
水からゆでた場合の目安
ゆで卵を水からゆでて作る場合、沸騰してからのゆで時間の目安は次のとおりです。なお、こちらでは沸騰するまでは強火、沸騰した後は中火にした場合のゆで時間を紹介しています。
- とろりとした卵:沸騰してから約6分
- 半熟卵:沸騰してから約8~9分
- 固ゆで卵:沸騰してから約12分
ゆで卵を水からゆでて作るメリットは、卵がゆっくりと温まるためひび割れしにくいことです。ただし、お湯からゆでる場合と比べ、トータルでかかる時間は長くなります。
ゆで時間を少しでも短くしたいなら、卵を冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。卵の温度が水の温度に近くなり、ゆで時間を短縮できます。
お湯からゆでた場合の目安
ゆで卵を沸騰中のお湯から作る場合は、以下のゆで時間を参考にしてみてください。火の強さは中火です。
- とろりとした卵:約6分
- 半熟卵:約7分
- 固ゆで卵:約12分
上記のゆで時間はあくまでも目安であり、毎回同じ時間ゆでても仕上がりが変わることがあります。調理する条件を毎回できるだけ同じにして、ベストな加減を見つけましょう。
お湯からゆでる場合は卵を入れたときの条件が同じになりやすいため、水からゆでる場合よりゆで加減にブレが出にくくなります。加えて調理時間も短縮できますが、卵の温度が急激に上がるためひび割れしやすい点に注意しましょう。
ゆで卵の作り方のポイント
ゆで卵を作る際の水の量は、卵が2/3程度隠れるくらいの量でOKです。鍋にふたをしてゆでれば、火がより通りやすくなります。
お湯からゆでる場合は、お玉などを使ってそっと卵を入れましょう。勢いよく入れるとお湯が飛んで、やけどをする恐れがあります。
また、好みの加減になるまでゆでた後は、卵を氷水に入れて2~3分冷やしましょう。殻がむきやすくなるほか、予熱で黄身の状態が変わってしまうのを防げます。
なお、とろとろ卵や半熟卵は、時間がたつと黄身が傷みやすくなります。お弁当用にゆで卵を作る場合は食中毒を防ぐため、黄身がしっかりと固まった固ゆで卵にするべきです。
ゆで卵の作り方に関するよくある疑問

ゆで卵を作る際に生じがちな疑問と回答をまとめました。覚えておくと、きっと役に立つはずです。
ゆで卵の殻を上手にむく方法は?
ゆで終わった卵を氷水で一気に冷やせば、殻をむきやすくなります。卵を冷やすことで殻と中身の間にある水蒸気が水になり、隙間ができるためです。
冷やしたら、むき始める前に卵に少しひびを入れましょう。流水に当てながら殻をむいていけば、ひび割れた隙間から水が常に入り込み、上手にむけます。
ちなみに、古い卵より新鮮な卵のほうが、ゆで卵にしたとき殻をむきにくいことも覚えておきましょう。きれいに殻をむきたいなら、購入してから少し日がたった卵を使うのがおすすめです。
黄身を真ん中に寄せるためのコツは?
卵をまったく動かさない状態のままゆで続けると、黄身が殻のほうに寄っていきやすくなります。黄身を真ん中に寄せたいなら、ゆでている間に卵を菜箸で軽く転がしましょう。
水からゆでる場合は沸騰する前に、お湯からゆでる場合は卵を入れた直後から、2~3分程度菜箸で卵を動かすことで黄身が真ん中に寄りやすくなります。
底が平らではなく丸い鍋を使えば、ゆでている間に卵が勝手に動くため、手間をかけずに黄身を真ん中に寄せられます。
ゆでている最中に白身がはみ出す理由は?
ゆで卵を作っている最中に白身が殻から飛び出す主な原因は、殻のひび割れや温度変化による中身の膨張です。
ゆでている最中に白身がはみ出さないようにしたい場合、ゆでる前に酢を大さじ1杯程度加えましょう。酢がたんぱく質を固めてくれるため、殻が割れても白身がはみ出しにくくなります。
また、水から卵をゆでると、卵が温まるスピードと水が温まるスピードが同じとなり、温度差が小さくなって殻が割れにくくなるので試してみてください。
まとめ

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ゆで卵を水からゆでて作る場合、沸騰してからのゆで時間の目安は、半熟約8~9分・固ゆで約12分です。
ゆでた後に卵を氷水に入れたり、流水に当てながらむいたりすれば、殻がきれいにむけます。また、調理中に卵を菜箸で転がすことで、黄身を真ん中に寄せやすくなるでしょう。
ゆで卵の黄身の固さは、ゆで時間が30秒違うだけで結構変わります。できるだけ同じ条件で何度かゆで卵を作ってみて、思い通りの仕上がりになるゆで時間を見つけてくださいね。
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Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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