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2025.09.11

ソファに嘔吐してしまったときの掃除法と臭いの取り方を紹介【専門家監修】

ソファに嘔吐——焦って拭くとシミと悪臭が固定化。でも大丈夫。初動5分の手順、布・合皮・本革の素材別クリーニング、重曹・中性洗剤での安全な落とし方、臭い戻りを防ぐ乾燥&消臭のコツ、やりがちなNGまでを実例ベースで整理。家にある道具で「元の匂い・見た目」に近づける、保存版の対処ガイドです。

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Summary

  • 初動は固形→液体の順に除去、こすらず吸い取るが鉄則。
  • 衛生最優先! 手袋・マスク・密閉廃棄・手洗いまでが一連。
  • 布は重曹+中性洗剤+徹底乾燥、合皮は薄め洗剤で優しく。

ソファに嘔吐してしまったとき、どこまで掃除すればいいか分からず困った経験はありませんか? 特に布製のソファは汚れも臭いも残りやすく、間違った処理で悪化することもあります。

そこで、この記事では、家庭で実践できる掃除の流れから、素材別の注意点、臭いを残さない工夫までを創業80余年の歴史を持つ京都発祥の染み抜き・お直し専門店である「きものトータルクリニック吉本」さんにお聞きしました。

嘔吐した直後にどう動くか?|初期対応で差がつく掃除の第一歩

嘔吐してしまった後、慌てて拭く前にやっておくべきことがあります。まずは、嘔吐後すぐに実践できる応急処置や、汚れを広げないための動き方を紹介します。最初の5分が、その後の掃除を左右します。

まず最初にやるべきこととは?

嘔吐がソファにかかってしまったとき、すぐに拭き取りたくなる気持ちは自然です。ただし、無計画に動くと汚れが繊維に広がったり、臭いが残ったりする原因になります。

まずは吐しゃ物が広がらないよう、落ち着いて対応することが大切です。床に新聞紙やビニール袋を敷き、汚れた部分をそっと覆います。家庭にある割り箸やスプーン、厚手のキッチンペーパーなどを使い、固形物から優先して取り除きましょう。

液体部分は吸水性のある布や古タオルで軽く押さえるようにして吸い取ります。このとき強くこすらず、押さえる程度にとどめることで、ソファの内部に汚れが染み込むのを抑えられます

掃除の前準備として、周囲の家具を動かして作業スペースを確保しておくと、動きやすく安全です。

ソファのそうじ
(c)Adobe Stock

掃除を始める前に知っておきたい衛生と安全の工夫

嘔吐物には、ウイルスや細菌が含まれていることがあります。掃除を始める前に、感染予防と衛生対策をきちんとしておくと安心でしょう。

まずは、使い捨てのマスクと手袋を着用します。使い終わった道具やタオルに触れたあと、無意識に顔や目をこすってしまうことが意外と多いため、顔まわりを触らない意識も必要です。

掃除用具は使い捨てのものか、洗って再利用できる道具を区別して使いましょう。嘔吐物を取り除いたあとの布やペーパーは、ビニール袋に密閉して捨てると、臭いや菌の拡散を防げます。

作業が終わったら、手洗いとうがいをていねいに行いましょう。掃除中に使った布や衣類をそのままにしておくと、菌が残るおそれがあるため、できるだけ早めに洗濯を済ませておくと安心です。

固形→液体の順で除去。こすらず吸い取り、衛生徹底。

素材ごとに異なる掃除のコツ

一見同じように見えるソファでも、布・合皮・革などの素材によって、手順も使える道具も異なります。素材にあわせた対応ができれば、シミや変色を防ぎながらしっかり汚れを落とせます。

布製ソファの対処法|重曹と中性洗剤でやさしく

布張りのソファは、水分や汚れが内部に染み込みやすく、対応を誤ると臭いやシミが残りやすくなります。無理に水で流そうとせず、まずは重曹を粉のまま振りかけて、汚れの中和と臭いの吸着を促します。20〜30分ほど置いてから、掃除機で丁寧に吸い取りましょう

次に、中性洗剤をぬるま湯で薄め、柔らかい布に含ませてポンポンと叩くように拭き取ります。こすらず、軽く押し当てる程度にすることで繊維を傷めにくくなります。最後は固く絞った濡れタオルで洗剤分を拭き取り、しっかりと風を通して乾燥させましょう。

合皮や合成皮革の掃除法|表面の傷みを防ぐ工夫

合成皮革や合皮素材は、表面にコーティングがある分、布製よりも掃除しやすい傾向があります。ただし、摩擦や強い洗剤には弱いため注意が必要です。

まずは柔らかい布やペーパータオルで嘔吐物を拭き取ります。次に、中性洗剤を薄めた液を布に含ませて、軽く撫でるように拭き取ります。直接スプレーをかけると染みや変色の原因になるため、布に取ってから使うと安心です。

汚れを取った後は、水拭きで洗剤の成分を取り除きます。乾拭きで仕上げたら、直射日光を避けて自然乾燥を待ちましょう。必要に応じて、素材に合った保護スプレーで表面を整えるのも一つの方法です。

本革・デリケート素材の場合の注意点

本革ソファは高級感がありますが、水分や洗剤で簡単に変色する性質があります。無理な掃除はかえって状態を悪くするため、最小限の処理にとどめるのが安心です。

まずは柔らかい布やガーゼを使い、軽く吐しゃ物を拭き取ります。水は使わず、乾いた状態で表面の汚れを取り除くようにしましょう。どうしても臭いや汚れが気になる場合は、革専用のクリーナーを使うか、事前に目立たない場所で試してから使用するのがおすすめです。

掃除後には乾燥を避けるため、革用クリームで保湿しておくとひび割れの予防にもなります。本革は扱いが難しいため、状態によっては専門のクリーニングサービスを検討するのも一案です。

革のソファ
(c)Adobe Stock

布は重曹+中性洗剤、合皮は薄め洗剤。革は最小限の処理を。

臭いが気になるときの対処法|再発防止にもつながるポイント

見た目はきれいになっても、時間が経ってから臭いが戻ってくることがあります。ここでは、嘔吐特有の臭いを残さないための手段と、再発を防ぐ工夫について紹介します。

臭いが残ってしまったときの対処

掃除後にふと近づいたとき、鼻に残るような酸っぱい臭いを感じたことはないでしょうか? これは布の奥に汚れが残っていたり、乾燥が不十分だったりすることで発生します。

臭いが気になる場合は、重曹の粉を汚れのあった場所にふりかけ、1時間ほど置いた後に掃除機でしっかり吸い取る方法が効果的です。重曹には吸湿・消臭の性質があり、湿った臭いを吸着してくれます。

また、市販のアルコールスプレーや、無香タイプの消臭スプレーを使うのも一つの方法です。直接スプレーするのではなく、少し離して空気中にまとうように吹きかけると、表面が湿りすぎずに済みます。

仕上げに、部屋の換気をしっかり行いましょう。窓を開けて空気を通すことで、臭いをためこまない空間がつくれます。

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