雨の日の服装はどう決める？
機能性満載の「撥水シャツ」なら、きれいめにもカジュアルにも使える！
雨の多い時期や子どもとのお出かけで水辺に行くときに便利なのが「撥水アイテム」。ブルゾンは暑い…というときには、羽織にも使える「撥水シャツ」がおすすめ。ロゴTにシアーカーデを重ねた今旬レイヤードで、洗練された大人めカジュアルに仕上げて。
濡れても乾きやすい「速乾シャツ」が快適
きちんと感がありながら濡れてもすぐ乾く速乾シャツは、雨の日や湿気が気になる季節に便利。トレンドのジョグパンツにレイン仕様のローファーを合わせて、程よいリラックス感を漂わせて。アクセ感覚で巻いたスカーフが目線を上げ、スタイルもよく見せてくれます。
トラッド顔の「晴雨兼用ローファー」で賢くおしゃれに
雨予報だけれど今は曇り、軽く降っているけれどすぐに止みそう……そんな微妙な天気の日には、一見レインシューズっぽくないローファータイプが便利！ストライプシャツに黒パンツを合わせた王道通勤スタイルに、グロス仕上げのペニーローファーがトラッドな雰囲気を添えてくれます。通勤スタイルになじむきちんと感に加えて、防水性もばっちりなので、雨が降ったり止んだりの日も安心。
ジャケットを着る日の雨対策には上から「すっぽりアウター」！
「雨の日のスーツって憂鬱」「ジャケットの上からはおれるレインコートが欲しい」。そんな方に取り入れていただきたいのが、ざっくりはおれるポンチョや、ボトムまでカバーできるオーバーサイズのレインコート。たっぷりとしたシルエットのものを選べば、インナー、ジャケットと重ね着していても問題なし！ 窮屈感なく、スマートに出社できます。
傘にすっぽり収まる「Iラインシルエット」を意識
すんわり広がったフレアスカートやワイドパンツは、傘からはみ出て雨に濡れてしまうことがあるので、トップスを含め、傘でカバーできる範囲内に洋服を納めるようにしましょう。縦のラインをつくるだけでも雨トラブルを減らすことができます。
3大お悩みを解決する「ダークカラーの撥水ワンピ」で洒落見え！
本降りの雨の日でも子供の送迎や出社は通常通り。パンツだと裾の水ハネが気になるし長靴とのバランスが難しい、なんてお悩みを解決するのが「撥水ワンピ」。水をはじく加工がされた撥水ワンピは、雨で濡れてもさっとふくだけでいつも通りのさらっとした着心地に。明るい色は水が染み込むと色が変化したり水滴が目立ちますが、ネイビーやブラックなどのダークカラーならそんな心配ナシ。くるぶしが見える丈感なら雨用のサイドゴアやショートブーツとも好バランス。
Domani Labメンバーのリアルな雨の日コーデ
靴は黒が鉄板！ 機能性アイテムを取り入れて快適に
雨予報の日は濡れたり泥はねしたりしても気にならないアイテムを活用したいものの、ラフな印象になりすぎるのは…とコーデのバランスに悩むもの。
そこで、おしゃれママが集うDomani Labメンバーの雨の日コーデをスナップ！ 雨の日のスタイリングで意識していることも教えてもらいました。
きれいめ派はハリ感のある撥水ブルゾンで好きなファッションを楽しむ
杉山迪子さん／乳腺外科医
「雨によって靴がダメになるととても落ち込むので、何足かレインシューズを常備。気に入っている服が濡れて傷むことを避けるべく、撥水・防水性は服を購入するときの決め手の一つになっているかもしれません。おしゃれな撥水アイテムを意識的にチェックし、雨の日続きでもなるべく自分らしいファッションを楽しむことを大切にしています」（杉山さん）
トップス以外はすべて撥水のアイテムで、どの角度からの雨風にも対応。大ぶりアクセで顔まわりに華やかさもオン。
「雨の日は気分が沈みがちなので、相棒には明るいトーンのベージュアウターを選びました。品よく見えるブルゾンタイプで普段のファッションにもマッチし、重宝しているアイテムです。ブルゾンに合わせてボートネックのトップスですっきりまとめ、ボトムスは汚れても気になりにくいダークカラーのスカートを選んだのがこだわり！ 」（杉山さん）
ショート丈フードつきジャケットは旅行やアウトドアでも活躍！
菱沼阿弥さん／外資メーカー勤務
「自他ともに認める雨女なので、レインコートや撥水機能付きアウターはワードローブに欠かせないアイテム。ボトムスや靴は、ダークカラーやリーズナブルなブランドのものを選びがちです。濡れたり泥ハネしたりしても気になりにくい、自宅で洗えるという点も重視しています」（菱沼さん）
ベージュ×黒のベーシック配色にライトパープルのボーダー柄トップスを合わせ、コーデに奥行きを。ショルダーバッグを短めにしてボディバッグのように持つことで視線を上にあげ、バランスをとって。
「雨の日はどうしても汚れや濡れを気にしてコーデが黒っぽくなりがちなので、撥水ジャケットやトップス、バッグはできるだけ明るい色に。撥水ジャケットを軸にしつつ、雨の日しかできない組み合わせを楽しみます。湿気で髪がくしゃくしゃになるのを避けるべく、まとめ髪スタイルが基本です」（菱沼さん）
ウエスト切り替えつきワンピースコートが主役なら、機能性重視でも大人カジュアルに着地
小野美希さん／フリーアナウンサー
「汚れても落としやすい、動きやすく身軽であることを重視し、とにかく濡れない高撥水のアイテムを使ってコーデを組みます。傘は長年愛用している大好きなピンク＆内側が花柄のお気に入りのものを持ち、億劫になりがちな外出の足取りを軽くするのが定番です」（小野さん）
子連れのお出かけでもアクティブなシーンでも役立つワークマンのアイテムをよくチェックしているという小野さん。ゴツめのレインブーツで万全に雨対策をしたい日は、きれいめに振れるロング丈のジャケットがお役立ち。
「子どもがまだ小さく活動的なため、軽くて動きやすいレインコートを探していたところ、ワークマンで発見！ 耐久撥水＆UVカットというママにはうれしい機能性も購入の決め手でした。ワークマンは、キャンプなどアウトドア時はもちろんプライベートでも取り入れやすい、リーズナブルで機能的なアイテムが豊富で魅力的。こちらのワンピースコートはロング丈なので、洒落感がありつつ肩肘張らない雰囲気にしたい友人とのランチ時など、きれいめワンピースを合わせても雨から守ってくれて頼もしいです」（小野さん）
【通勤】雨の日も快適に過ごせる大人コーデ
茶色ブラウス×ワンピースのセットアップ×イエローレインシューズ×ベージュストール
ライトブルーブラウス×スカートのセットアップ×白パンプス
黒撥水スカート×黒レインブーツ×茶色シースルーシャツ
ネイビー多機能スカート×カーキノースリニット×レトロ柄スカーフ
ネイビーパンツ×白カットソー×白レースジレ
茶色ブラウス×ワンピースのセットアップ×イエローレインシューズ×ベージュストール
パフスリーブの短丈ブラウスとスレンチスリーブのロングワンピースがセットになったアイテム。速乾＆シワになりにくいウォッシャブルで、UVカット素材なのもうれしい。イエローのレインシューズやベージュのストールを合わせてブラウン系グラデーションをつくれば、「雨の日対応」とは思えない上品な通勤スタイルが完成します。
ライトブルーブラウス×スカートのセットアップ×白パンプス
両脇のスリットにシアー素材のプリーツを重ねたロングスカートに、同素材のブラウスを合わせてワンピース風の着こなしに。スカートは、すっきり細身のシルエットながら、ゆらぎのある表情が素敵。上下とも、マットなナイロンタッサーをベースにフッ素フリーのはっ水加工を施した、サステナブルなウォッシャブル素材。シワになりにくいサラッとした肌触りの素材なので、雨の日にも活躍してくれるはず。小物まで淡いトーンで揃えてきれいめに仕上げて。
黒撥水スカート×黒レインブーツ×茶色シースルーシャツ
密度の高いタフタ素材にシワ加工を施して軽やかに仕上げた、撥水仕様のミディ丈スカート。アシンメトリーなデザインとたっぷり入ったギャザーが、立体的なシルエットをつくってくれます。すそに向けて入ったドローコードでシルエットの変化を楽しめるのも特徴で、さらに洗濯機洗いOKで汚れても自宅でケアできるのがうれしい。足元に、シースルーシャツと色をリンクさせたサイドゴアブーツを合わせれば、水はねも怖くない！
ネイビー多機能スカート×カーキノースリニット×レトロ柄スカーフ
撥水・UVカット・接触冷感・洗濯機洗いOKの夏にうれしい機能を搭載したネイビーのロングフレアスカート。ハリ感のある素材にたっぷりタックを入れたドラマティックなシルエットがそれだけで映えて、ワンツーコーデをリッチに昇華。薄手で軽やかなカーキのコットンニットは、短めの着丈が裾をアウトしてもちょうどいいバランスに。フェミニンなコーデにレトロ柄スカーフをピリッと効かせ、印象的に。
ネイビーパンツ×白カットソー×白レースジレ
洗濯機洗いOKのパンツは、ひざ下がストレートに見えるテーパードシルエット。脚がすっきり長く見えるだけでなく、着脱時のふくらはぎの引っかかりも軽減してくれます。洗濯後、シワになりにくいイージーケアなのもうれしい！ パンツにきちんと感があるので、シンプルなカットソーに、サークルが並んだモードなレースジレをレイヤードして、遊び心をプラス。
【カジュアル】雨の日もおしゃれを楽しめる休日コーデ
フランボワーズ色撥水パンツ×白ロゴT
グレーハーフパンツ×ノースリブラウスのセットアップ×白シアートップス
グレー撥水タイトスカート×茶色プリントT
ネイビー撥水コート×ピンクTシャツ×デニムパンツ
イエロージャケット×白ハーフパンツ×ベージュTシャツ
黒スキニー×レインブーツ×白T×ベージュロングジレ
フランボワーズ色撥水パンツ×白ロゴT
シャカっとした撥水パンツは、休日限定の「効かせ色」をチョイス。遠目にも目立つ鮮やかなフランボワーズ色が、Tシャツ×スポーティパンツのカジュアルな上下をキレのいい着こなしに導いてくれる。大きめのロゴTとぷっくりとした厚底サンダルも旬のアクセントに。
グレーハーフパンツ×ノースリブラウスのセットアップ×白シアートップス
バランスが難しく思えるハーフパンツは、コーデいらずなセットアップなら簡単で、最旬の〝かっこよさ〟を引き寄せてくれる。膝が隠れるほどの長め丈が大人世代も臆せずはけて、雨の日に裾が汚れる心配もなし。スキッパーブラウスはパンツ同様軽やかなサマーウール素材。やわらかな風合いのシアーカットソーとローファーで力を抜けば、休日になじむテンションに。
グレー撥水タイトスカート×茶色プリントT
さりげなく同色のロゴフロッキーをあしらったプリントTシャツに、ロング丈のタイトスカートを合わせた縦長シルエットのスタイル。スカートは、はっ水仕様なうえ洗濯機洗いOK。洗ってもシワがつきにくいイージーケアなのもうれしい。サラッとした接触冷感素材なので、湿気の多い日でも快適にすごせます。足元のスエード調パンプスもはっ水加工された、晴雨兼用タイプ。
ネイビー撥水コート×ピンクTシャツ×デニムパンツ
午後は雨かも…という日はシャカっと軽やかな撥水コートをサッと羽織って。UVカット、接触冷感機能も備えているから、紫外線対策にも活躍してくれる。ネイビー×デニムの辛口な配色は、クールタッチ素材のピンクTシャツで大人かわいくトーンアップ。かごバッグやゴールドのサンダルも夏らしいおしゃれの盛り上げ役に。
イエロージャケット×白ハーフパンツ×ベージュTシャツ
軽やかに着られる薄手のフード付きジャケットは、UVプロテクトや静電気の発生を抑えてくれる頼れる1枚。雨の日や毎日の紫外線対策にも活躍してくれます。合わせたハーフパンツはウォッシャブルなので、白でも汚れを気にせずはけるのがうれしい。
黒スキニー×レインブーツ×白T×ベージュロングジレ
雨の日は、レインブーツに黒スキニーをブーツインするという人も多いのではないでしょうか。もちろんそれもアリですが、より今年らしく見せるなら、パンツのシルエットをややゆるめに修正。リラックス感が増して、こなれた雰囲気を楽しめます。〝ダンスキン〟のパンツは、はっ水加工が施された雨の日の強い味方。そこに速乾性が高く自宅洗いができるロングジレをはおって、感度の高い雨の日コーデが完成！
Domani編集部
Domaniは1997年に小学館から創刊された30代・40代キャリア女性に向けたファッション雑誌。タイトルはイタリア語で「明日」を意味し、同じくイタリア語で「今日」を表す姉妹誌『Oggi』とともに働く女性を応援するコンテンツを発信している。現在 Domaniはデジタルメディアに特化し、「働くママ」に向けた「明日」も楽しむライフスタイルをWEBサイトとSNSで展開。働く自分、家族と過ごす自分、その境目がないほどに忙しい毎日を送るワーキングマザーたちが、効率良くおしゃれも美容も仕事も楽しみ、子供との時間をハッピーに過ごすための多様な情報を、発信力のある個性豊かな人気ママモデルや読者モデル、ファッションのみならずライフスタイルやビジネス・デジタルスキルにも関心が高いエディターたちを通して発信中。
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