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喧騒から脱出して、集中ワーク
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桜や紅葉シーズンだけでなく、いまや「混んでいない時期はない」京都。だからこそ、週末を避けて平日に訪れたい場所ですが、そうなると、やりかけのお仕事のことも気になる…。そんなときこそ、ワーケーション(ワーク&バケーション)をするとき!
ただ、誰もが体験されたことでしょうが、カフェはたいてい混んでますし、パソコンを開いてゆっくり仕事できる場所を探すのは、かなり難しい…。そこでご紹介したいのが、京都駅八条口にあるワコールスタディホール京都です。ここにはライブラリーを併設した有料のコワーキングスペースがあって、ひとりずつのデスク、Wi-Fi、コンセント、荷物ロッカーが使えて、そして、とにかくとにかく静かで集中できるのです。
図書館にでも行かない限り、ひとりひとりの独立したデスクで作業ができるなんて、不可能だと思い込んでいました。けれど、ここには図書館以上に快適な椅子と、窓に向かって開放感のあるデスクがありました。びっくりするくらい、集中できます。
そして、ライブラリーには、世界中から集められた<女性><ライフスタイル><美>にまつわる書籍が並びます。その数は約4,500冊だそうですが、オープンから2年たった現在も増え続けていて、配置やテーマなども変わるので、リピーターとして来てもいつも新鮮。調べものもじっくりできますし、疲れたら写真奥にあるハンモックでゆらゆらと(笑)、過ごすこともできます。
京都関連本とカフェラテは要チェック!
京都に関する書籍を集めたコーナーもありました。ライブラリーにある本は、ブックディレクター幅允孝(はばよしたか)さんによるセレクトだということで、なるほど、本が自由に並んでいるように見えつつも、窮屈ではない程度にテーマ分けされていて、ふらふら見て過ごすには最適です。
お気に入りの本を見つけたら、置いてあるひざ掛けを借りて、こちらのソファでゆったり読むこともできます。改めて思ったのですが、自分がする仕事スタイル(本を読むのか、がっつり原稿を書くのか、調べものだけするのか、など)によって椅子が選べるのは、快適さに直結するすごく大事なポイント。混雑してるカフェでは、そうはいきませんから。
1時間単位で利用できて(ドロップイン会員)、1時間324円で上記のサービスはすべて使えます。長めに使うなら、1日会員で1,620円払えば、1ドリンクサービスもついてきます。半日くらいここで過ごすなら、ぜったい1日会員がいいと思うのですが、そのとき、ぜひともカフェラテを飲んでみてください。
京都・小川珈琲の豆を使ったエスプレッソに、とってもきめ細かなスチームミルク。ふわふわしていて、飲んでいて心地いい。バリスタの方は、「自分でもいろいろカフェラテを飲み歩いてるけど、ここのがいちばん!」とおっしゃってました。
ライブラリーとコワーキングスペースは、日・月曜日と祝日がお休みで、火曜から金曜が10時-21時半、土曜が10時から17時半のオープン。もちろん予約なしで使えるので、出張での空き時間や旅行中に飛び込むのもあり。金曜の夕方などに通りかかると、ジャズイベントなどもやっていて、ふらりと入ってお酒を飲んだり(有料)もできるそうですよ。
上の写真は1階のショップ。この奥にはギャラリーがあってフリーで見ることができますし、2階ではさまざまなスクール講座が開催されているので、自然と知的刺激を受けられるのが、またうれしい。場所は、京都駅の八条口から徒歩約7分。線路沿いで駅も見える位置なので、駅すぐの感覚で、カフェやWi-Fiを探すなんていう時間のムダ使いもなくなります。ただし!ちょっと立ち寄るつもりでも、なんだかんだで居心地よくて長居しやすいので、くれぐれも時間には余裕をもって! そしてよい旅を!
ついでのプチ情報。京都では新しいホテルが次々とオープンしています。私が今回泊まったのは、12月にオープンしたばかりの「ホテル京阪 京都八条口」。お部屋内のデスクは小さいのでワーケーションにはいまひとつだったのですが、ロビーフロアの奥に、タブレットが備え付けられた共有デスクがあり、充電や調べものには便利。
また、さらに奥には、長~いソファがあって、なんともこれが心地よく、みんな思い思いに過ごしていたので、私も足を投げ出して、現在こうして原稿書きをしているところです!
思いのほか仕事がさくさくはかどって、気持ちもスッキリしたので、明日は朝からJR京都伊勢丹のリニューアルされた食品フロアを散策して帰ります!
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。12月28日発売のDomaniでは、10人のワーキングマザーにインタビュー。十人十色の生き方、ぜひ読んでください! CanCam.jpでは「インタビュー連載/ゆとり以上バリキャリ未満の女たち」、Oggi誌面では「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」なども連載中。