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2019.03.28

「舞台は一生続けたい」元雪組男役スター・鳳翔 大さんスペシャルインタビュー vol.1

愛希れいかさんからバトンを受け継いだのは、元雪組の男役スター・鳳翔 大さん。2017年7月に宝塚歌劇団を退団し、現在は舞台を始めさまざまなフィールドで活躍されています!

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「気になることには挑戦しつつも、舞台はずっと続けていきたいです」

175cmのダイナミックな容姿で、タカラヅカの舞台に華を添えた鳳翔 大さん。正統派のスマートな二枚目からちょっとユニークな味わい深い役まで、”男役”であるべき姿を全うし2017年7月に宝塚歌劇団を退団。現在の活動についてお話をうかがいます。

愛希れいかさんからご紹介いただいてのご登場です。愛希さんとのエピソードを教えてください。

鳳翔大さん(以下敬称略):学年も組も違ったのできっかけはよく覚えていないのですが、ちゃぴ(愛希れいかさん)は初舞台が(2009年当時鳳翔さんが在籍されていた)宙組だったんですよ。その関係か、(愛希さんの期である)95期生とは今でも仲のいい子が多いです。ちゃぴはタカラヅカスペシャル(各組の選抜メンバーでおこなわれる、年に1度の年末特別公演)で何度か一緒になって。組が違うと、劇団内の廊下やお稽古場を覗きに行くくらいしか会う機会はないのですが、そんな時にちゃぴは「大さーん!」って来てくれたり。早い時期からトップ娘役を任されて大変だったと思いますが、常に笑顔を絶やさずナチュラルな魅力のある素敵な子。もちろん舞台も本当に素晴らしくて、でも人間性も大好きです。どの組からもちゃぴは「かわいい」と人気者で、タカスペ(タカラヅカスペシャル)ではちゃぴの場面になると男役が舞台袖に観に行ったり、一緒に写真を撮るくらい(笑)。ちゃぴもおしゃれでセンスがいいので、ふたりでお茶したあとにブラブラ買い物に出かけたり、「どんなところで服買ってる?」と情報交換したりしています。


鳳翔大さんのインスタグラムより

鳳翔さんのインスタを拝見すると”OGの輪”を感じます。人間関係を円滑にするコツはありますか?

鳳翔:ありがたいことに人間関係で苦労したことがないんですよね(笑)。私は人がとても好きなので、とにかく自分から話しかけます。苦手だなと思う人でも1回話しかけてみると、その原因は意外と些細なことだったりするんですよ。自分が「この人とはちょっと合わないかも」という信号を出すと、相手もそれを受け取ってしまうので…。この世の中で、とても苦手だったり嫌いだったりする人はそんなにいないと思っています。

タカラヅカ時代は公演を観に行った時に「すごく良かったよ」とか、自分の素直な感想を相手に伝えていました。特にいいことは素直に伝えるのがいちばんです。相手が下級生(後輩)で、直した方がいいところがあったら「あの場面のあの髪型はこうしたほうがいいんじゃない?」とかも話していました。下級生自らが上級生にアドバイスをいただくということがなかなか簡単にはできなかったので、私は自分から話しかけるように心がけていたんです。それは、自分が下級生だったときに上級生が話しかけてくれてとてもうれしかったから。見ていてくださる、気にかけてくださるということがありがたかったですね。

日常の会話なら「それ素敵ですね、どちらで買われたんですか?」とか、少しでも気になることを会話の糸口にします。ママ世代ですと子どもという共通ワードがあるので、さらに話しかけやすいと思いますよ。話しかけられて嫌な人ってあまりいないんじゃないかな。結局、コミュニケーションが足りないからいろんな問題が起こるわけで、言葉が大切だと思いますね。SNSも手軽でいいんですけど、ニュアンスや大事な気持ちは伝わりにくいので、私は電話したり直接会って話すようにしています。

舞台、ジュエリーデザイン、モデルなど幅広くご活躍されていますが、今、一番楽しいお仕事は何でしょうか?

鳳翔:3月29日から明治座で『ふたり阿国』も始まりますが、”舞台に立つ”という仕事は今までずーっとやってきたことなので、軸になっているというか、それをやっていないと死んでしまうと言うくらいの気持ちです。タカラヅカほど頻繁ではないにしろ、稽古場に行って何かを創るということが好きです。創るという意味ではジュエリーデザインもそうですよね。モデルはもともとやってみたかったというのと、写真を通して表現したことがないので今後さらに挑戦していきたいジャンルです。

ご自身のブランド『Dineige』を始められたきっかけを教えてください。

鳳翔:ジュエリーのブランドなのですが、昔からジュエリーを見るのも身につけるのも好きなんです。もともとうちの母がその関係の仕事をしていて、つながりの方から声をかけていただいたのがきっかけです。私は絵を描くのも好きなので、デザイン画も自分で手描きしています。昨日も家で地味にチマチマ作業をしていました(笑)。お声がけいただいてから石の勉強をしたり、さまざまなジュエリーショップを回って流行を分析して。「いいな」と思うものに、「もっとこうしたほうがいいな」とか「こうするとおしゃれかも」というエッセンスを加えてデザインしています。最近は靴やカバンのデザインも始めました。洋服のデザインもしたいのですが、幅を広げすぎるとややこしくなるので、ちょっと控えています(笑)。


ご自身が思うことを飾ることなくストレートにお話される鳳翔さんの姿は、とても潔くて清々しく感じました。「壁を作らず自分から話しかける」ことで豊かな人間関係を築いていることがうかがえ、それが今の充実につながっているのかもしれません。どんな時代になってもコミュニケーションは大事ですね。

次回は、いよいよ始まる明治座新作オリジナル『ミュージカル ふたり阿国』について詳しくうかがいます。

立ち回りもあるミュージカル『ミュージカル ふたり阿国』がいよいよ開幕!

【STORY】慶長5年。芸人であふれかえる四条河原で、ひときわ民衆を魅了する女・阿国と、阿国を憧れのまなざしで見つめる娘・お丹。お丹の父・笠屋犬太夫は、公家の猪熊少将の前で芸を披露するが、真の芸人となって能を舞うことを強く願うお丹の行動によって予期せぬ事態が起こる。阿国はお丹、ひとり狂言師・とっぱを一座に引き入れ、鮮烈な趣向で民衆の心を掴んで人気を博していく。しかし、ある出来事からお丹は阿国を倒すため洛中一の遊女屋・三郎左の元に身を寄せる。三郎左はそんなお丹に「佐渡島おくに」を名乗らせ、阿国からすべてを奪うことをもくろむのであった。ふたりの”おくに”が火花を散らして求める天下一の芸とは。

『ミュージカル ふたり阿国』
日程:2019年3月29日~4月15日
場所:明治座  
原作:皆川博子(『二人阿国』より)
演出・脚本:田尾下 哲
脚本:中屋敷法仁
阿国役:北翔海莉
お丹役:峯岸みなみ(AKB48)
猪熊少将教利役:玉城裕規
一蔵役:グァンス(SUPERNOVA)
二蔵役:細貝 圭
松梅院役:伊藤裕一
こふめ役:雅原 慶
権蔵役:平田裕一郎
京極高次役:市瀬秀和
与八郎役:大沢 健
三九郎役:中村誠治郎
おあか役:桜 一花
お菊役:鳳翔 大
蔵人役:高岡裕貴
市十郎役:関根慶祐(K-SUKE)
満珠役:今川宇宙
織田左門役:カムイ
とっぱ役:坂元健児
三郎左役:コング桑田
笠屋犬太夫役:モト冬樹
企画・製作:明治座
後援:TOKYO MX
特別協力:洗足学園音楽大学ミュージカルコース
問い合わせ:明治座チケットセンター 03-3666-6666(10:00〜17:00)
公式サイト

撮影/瀬津貴裕(biswa.) 文/淡路裕子

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女優・ジュエリーデザイナー・モデル

鳳翔 大

ほうしょうだい・1月6日生まれ、兵庫県出身。愛称は「だい」。2000年に88期として宝塚歌劇団に入団、男役として星組大劇場公演『プラハの春』で初舞台を踏み、宙組に配属。2008年に大劇場公演『黎明の風/Passion 愛の旅』で新人公演初主演を務め、その後の『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』の新人公演でも主演。2012年に雪組に組替えし、2017年大劇場公演『幕末太陽傳/Dramatic “S”!』にて退団。バランスのとれた長身、さらに華のある容姿で人気を集めた。現在は日舞の舞台やコンサートなどで活躍するほか、アクセサリーブランド『Dineige』を立ち上げクリエイティブな部門にも進出。2019年3月の明治座公演『ミュージカル ふたり阿国』は、女優として退団後初のミュージカル出演となる。

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