【目次】
産後太りに見かねた美人先輩ママが連れていってくれたのは…
編集者という仕事をしていながら、日々の忙しさを理由に、自分の産後太りを見ないふりしていた私、アラフォーエディター。そんな私に救いを差しのべてくれたのが、美容情報にスーパー詳しい、ママの先輩でもある、仕事の先輩。
「とりあえず、ここに集合ね」と言われたのは、西新宿にある「光伸メディカルクリニック」。事前にホームページを見てみると、脂肪溶解注射とか、メディカルエステという言葉が並んでいて、美容に疎い私はちょっとドキドキ。
見た目のシルエットをきれいに整えるだけで、ダイエットしたかのような効果を即ゲットできる!
そして待ち合わせ当日。ドキドキしながら「光伸メディカルクリニック」を訪れ、ダイエットの話がスタート。「先生、もう夏ですけど…夏のうちにやせたいんです!」
私はなにを言われるのか内心ヒヤヒヤしていましたが、院長の中村先生の提案は、とっても意外なものでした!
中村先生:「人の目の錯覚を利用して、シルエットをきれいに整えるのがよいと思いますよ。もし、じっくりと時間があれば、筋トレをして、根本的に体を整えていくのが正しい方法なのですが、短期間で…ということであれば、人の目にどう映るかを大事に考えるのがいいと思います」
脚をきれいに見せたければ、内股よりも外股!
中村先生:「下半身の中でいちばん外に出ているのは、大転子(だいてんし)と呼ばれる骨です。上の写真で私が触れている箇所です。ここを折りたたんであげることで、脚がきれいに見えます」
脚を内股にすると、大転子が横に広がって、腰回りがぼってり…
中村先生:「かわいらしい印象に見せたいと、つい内股にしてしまう人も多いと思います。ですが、これでは逆効果で、大転子が横に広がることによって、骨盤が目立ち下半身がぼってりと見えるだけでなく、O脚にまで見えてしまうのです」
外股にすると、大転子が内側に折りたたまれて、腰回りがシュッとして見える!
中村先生「反対に、つま先を外に開いて、外股にすると、大転子が内側に折りたたまれるので、ダイエットしなくても、やせたように見せることができます。脚もスッとまっすぐに」
見た目だけじゃなく“動き目”も大事。歩くときは、バレリーナのように一本の線上を
中村先生:「私は静止しているときの姿である“見た目”だけでなく、動いているときの姿“動き目”も大事だと思っています。なぜならば、周りの人は、止まっている姿ではなく、歩いたり、動いたり、日常動作をしている姿で、その人を判断するから。ですので、立ち方だけでなく、歩き方も気をつけたいところです。歩くときは、つま先を外に向けた外股を基本に、1本の線を歩くように、バレリーナチックに。すると、スタイルよく見えますよ」
なるほど〜! ダイエットというと、特別ななにかを始めなきゃと思っていたので、そのスタートを切るのが億劫だったのですが、日常生活のちょっとした工夫からでいんですね!
イラスト/きくちりえ(Softdesign)
光伸メディカルクリニック院長・医学博士
中村 光伸 先生
北里大学医学部卒。医学博士。
北里大学整形外科入局後、ドイツ・フンボルト大学外傷外科留学、台湾・チャンガン大学へマイクロサージャリー美容外科留学。帰国後、北里大学専任講師、北里大学救命救急センター整形外科長、松倉クリニック&メディカルスパ等を経て、「光伸メディカルクリニック・AIONメディカルスタジオ」を2011年12月、東京・北新宿に開院。著書に『わたしはリバースエイジングドクター』(平成出版)がある。