今どき太め眉はこう作る!「骨格美人眉」の作り方
パウダーだけでもペンシルだけでもダメ。自然な眉を目指すなら、必ず両方を使って仕上げることが鉄則です!さらに大事なのは道具。専用のブラシがあれば、今どきの太め眉も驚くほど簡単に。
持つべきアイテムはこれ!
A:ロージーローザ 熊野筆 アイシャドウ用S
眉のブラシの毛の長さと幅の目安は約9mm。通常のアイブロウ専用ブラシよりも太めのアイシャドウブラシをあえて使うのがポイント。
▲3ストロークで眉が決まる小ぶりアイシャドウブラシ。660円(税込)
B:常磐薬品工業 エクセル パウダー&ペンシル アイブロウ EX PD01
グレイッシュな濃茶。プチプラ特有のやや硬め芯で、描いた線がのっぺりしないのがいい!
▲つきすぎない芯の硬さが丁度いいプチプラアイブロウペンシル。ナチュラルブラウン 1,595円(税込)
C:カネボウ 化粧品 ルナソル スタイリングアイゾーンコンパクト 01
色調を細かく刻んだ 55色セットでどんな眉色にも対応。
▲ジャストな色が作れる多色アイブロウパウダー。ナチュラルブラウン 4,620 円(税込)
骨格美人眉のHow to
1:濃いめのパウダーで眉のベースを作る
自眉より少し濃いめのパウダーをAのブラシにとり、眉頭の毛が濃くなっている部分から眉山の下あたりまでのせる。
2:一段明るめのパウダーを重ねる
一段明るめのパウダーを重ねる。今度は毛がまばらな眉頭ギリギリからスタート。濃淡のパウダーを重ねることで難しい眉頭も自然に。
3:眉山の下までのせて眉の6割を仕上げる
そのまま眉山の下までパウダーをのせる。細筆でチマチマ描くとブレややりすぎの原因になるので、アイシャドウブラシを使うのが◎。
4:眉下のラインをペンシルで描く
細眉の名残でえぐれている人が多い眉の下部をペンシルで描き足す。一気に線を引くように描くのではなく、少しずつ。
5:眉山をなぞりながら眉尻を長めに描く
眉尻はやや長めを意識して描くのがポイント。顔立ちを立体的に、目元をはっきり見せるためには、眉尻は短すぎないようにするのが正解。
6:仕上げに濃いめのパウダーを全体に
ペンシルの後に再びパウダーを。パウダー→ペンシル→パウダーとサンドイッチのように重ねることで、より自然な仕上がりに。
Finish!
濃いめ・太め・長めを意識した骨格美人眉が完成! ぐんと今っぽくおしゃれな眉に。
眉メイクで大事なのは立体感!【40代の正解メイク】
眉のもっさり見えを解消する下処理も肝心です
眉メイクは「色で地肌を埋めるもの」と考えがちですが、それだけだと“海苔のようにのっぺりした眉”になりやすいんです。「眉は立体感を意識したほうが自然な美眉になる」とヘア&メイクの佐伯エミーさんはいいます。
「眉を濃くしたり、太さを出そうとしたりして色をしっかりのせることばかりを気にすると、のっぺりした平面的な眉になってしまいます。大切なのは“立体感”で、ポイントは2つあります。
まずひとつは、毛流れで眉頭、眉頭〜眉山、眉尻それぞれの毛の向きに合わせて描き足したり、マスカラで整えることです。ふたつめは色の濃淡。眉頭は薄めにし、眉頭以外は自然なグラデーションをつけるとメリハリ感が生まれます。また、色をのせるときはパウダーとリキッドの2つを使うのがおすすめです。異なる質感をちょこちょこ重ねると濃淡ができ、“ナチュラルでもキリッとした眉”になります。
そして、意外と盲点なのが眉を描く前の処理。眉毛のなかの下地やファンデーションをスクリューブラシで取り、フェイスパウダーで軽く整えることが大切です。油分を含む下地やファンデーションが眉毛に溜まったままだと色がボテッとつきすぎたり、逆に色がつかなくなります。ちょうどいい抜け感が出て眉がキレイに仕上がるのでぜひ試してみてください」
美眉のために「するべきこと」
- 毛の向きに合わせて描き足したり、マスカラで整える
- 濃淡を意識して色をのせる
- 眉毛のなかの下地やファンデーションをあらかじめ取る
これも大事!
美眉のために「やめるべきこと」
- 「パウダーだけ」「ペンシルだけ」の単品使いはやめる
- 眉を切る、抜くをできるだけやめる(眉から離れたところの毛はOK)
- 一気に線を描いたり、パウダーをベタッとのせるのをやめる
単品で眉メイクをつくると、ひとつの質感しかないのでのっぺりします。立体感のためには、パウダー、アイブロウリキッド、マスカラの3アイテムを使うのが理想です。また、若い頃から眉を切ったり抜いたりしている人は多いですが、40代になると眉が生えにくくなってきます。立体感を出すためにも今の自眉を大切に伸ばすべきで、切る、抜くはやめるのがベター。眉を描くときは、“ちょこちょこ”つけることで立体感が生まれます。一筆書きのように線を描いたりパウダーをのせると、平面的になるのでNGです。
佐伯エミーさん流! すっきり立体眉をつくる全プロセス
プロセス1:スクリューブラシでベースメイクをオフ
「眉毛のなかに入り込んでいる下地やファンデーションをスクリューブラシで取ります。眉頭から眉尻まで、ブラシを左右に動かして払い取るようにしっかりオフしたら、眉頭から眉尻へ毛流れを整えます」
プロセス2:フェイスパウダーをつける
「フェイスパウダーをつけると眉毛の中がサラサラになり、アイブロウの色がキレイにつきます。ブラシにフェイスパウダーを含ませ、手の甲でトントンとなじませてから眉毛に塗布。眉頭から眉尻までブラシをクルクル動かしてフェイスパウダーをつけたら、最後に毛流れを整えます」
プロセス3:アイブロウパウダーを薄平ブラシでつける
「眉の形と色味を整えるためにアイブロウパウダーを使います。アイブロウペンシルを使う人も多いですが、ペンシルで描くときの筆圧が強いと眉毛が抜けてしまうことがあるのでパウダーがおすすめ。アイブロウブラシは薄く平たいブラシを使うと、細かい部分までキレイに描けます。眉頭は抜かし、眉の上と下を描き足して形を整えます。ブラシで一気に線を描くのではなく、5mm程度の線をちょこちょこと描くようにしましょう。眉全体にパウダーをつけるときもブラシでちょこちょことつけます。今っぽい眉にするなら“ストレートで、眉山はなだらかなアーチ形”ですが、自分の眉に自然に沿う形でもOKです。ただし、長すぎる眉尻は古臭く見えるので要注意。眉尻は、口角→目尻の延長線上よりも内側で収めましょう」
プロセス4:アイブロウリキッドで毛を描き足す
「毛が少なくて地肌が見える部分はアイブロウリキッドで描き足します。ここもペンシルではなくリキッドがおすすめです。眉頭を描くときは上向き、眉山までは横向き、眉尻は斜め下向きと毛の向きに合わせます。2〜3mm幅でちょこちょこ描くと、自然に増毛したように見えます。眉頭を描きすぎると『海苔眉』になるので気をつけましょう」
プロセス5:アイブロウマスカラで毛にハリコシをつける
「立体感のためにも自眉のハリコシをアップさせます。マスカラを塗るときの向きも大切です。眉頭から眉山へ横向きにつけるのは毛が寝てしまうのでNG!眉頭は上向き、眉山までは横向き、眉尻は斜め下にと、ブラシを細かく動かすことを心がけて。とくに大人は眉頭がポイントで、40代になるとまぶたが重く見えがちですが、眉頭を上向きにしっかり立てることで解消できます」
立体感眉メイクには「毛先の厚み1mm以下」のアイブロウブラシがおすすめ!
▲(上)毛丈(長さ)が4.8mmがと短いので細かい部分まで繊細に描けます。日本の伝統色の朱色を施した筆の軸は、末広がりになっていて握りやすく、手にスッとなじむ独自のデザインです。白鳳堂 化粧筆 S163HS 4,400円(税込)
(下)毛先が限りなく薄いけれど、しっかりとコシのあるブラシ。眉を埋めるもの線を描くのも思いのままにできます。ブラシの反対側にスクリューブラシがセットされていて便利。ディオール バックステージ アイブロウ ブラシ ダブル 4,620円(税込)
アイブロウマスカラは細く短い毛まで拾うミニサイズを!
▲(左)極小サイズに加え、先に向かって細くなるツリー形のブラシで眉頭や眉尻などの毛まで根本からしっかり立たせることができます。眉毛を固めないやわらかい質感とお湯オフの手軽さも魅力。デジャヴュ アイブロウカラー 全5色 880円(税込)
(右)うぶ毛の1本1本までキャッチする超極細ブラシ。みずみずしくなめらかなマスカラ液で、ダマや束になりません。また、カラーバリエーションが豊富で40代にうれしいダークカラー(写真:004番)まで揃います。アディクション アイブロウマスカラ マイクロ 全6色 3,080円(税込)
細くて細い眉をナチュラルな太眉に
毛を抜き過ぎた細眉はアイブロウリキッドを使用
\Before/
\After/
How to
1. アイブロウパウダーで眉頭から眉山までの色ムラを整える。
2. アイブロウリキッドで毛を一本一本足すようにちょんちょんと描く。
\おすすめアイブロウリキッド/
コーセー エスプリーク Wアイブロウ(リキッド&パウダー)BR300 全3色 2,310円(税込)
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