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【目次】
【基本編】ワックスの付け方
量は10円玉大ほど
一般的にワックスの適量は、ボブ〜ミディアムくらいの長さで10円玉大ほどが推奨されています。
ただしこれはワックスの種類や髪の量や理想の仕上がりによっても変わるので、少量ずつ付け足すようにして塗布していくのがおすすめ。はじめにつけすぎるとリカバリーできなくなってしまうため、足りないと感じたらプラスするようにしてみましょう。
手のひらにしっかり広げる
ワックスを適量手のひらにとったら、そのまま髪になじませるのではなく、一度手のひらによーく広げて薄く広くなじませましょう。これにより髪につけるときにムラになりにくくなります。
ワックスを髪にもみ込む
毛先の内側→中間の内側→髪の表面の順で下からクシャッと握るようにつけていく。ワックスの量が足りないなと思ったら、ほんの少しずつ足すように。
ウェーブスタイルは毛先にもみ込むように
ウェーブスタイルなど、髪に動きを作りたいときは、毛先に揉み込むイメージでしっかり塗布します。
ワックスの固形が手に残らないよう手のひらでしっかり温めながら伸ばし広げ、毛先をにぎるようにしてなじませましょう。
前髪につけるなら量は小指の爪程度
基本的には前髪にワックスをつけるなら、髪全体に使用したあと手に残ったワックスで仕上げるのが推奨されていますが、足りない場合は「小指の爪」程度の量を足すのがおすすめです。
こちらも直接前髪につけるのではなく、手のひらにしっかりと伸ばしてから塗布します。付けすぎるとリカバリーが難しいだけでなく、清潔感もなくなってしまうので量は慎重に。
指先で束感を作ってウェットスタイリング
シースルーバング風のウェットスタイリングもおすすめです。指で前髪の毛束を細かくつまんでスタイリング。このときワックスは足さなくてOK。つけすぎはベタついて見えるので注意。
理想の仕上がりに合わせた【ワックスの選び方】
ヘアワックスの代表的な種類
【ファイバータイプ】
髪型や髪質問わず使える、ファイバー(繊維)入りワックス。糸を引くようにのび、髪へのなじみがよい。
【クリームタイプ】
髪の流れを出したいとき、ふんわりさせたいときにおすすめのワックス。キープ力は低いものの程よくルーズな仕上がりに。
【ジェルタイプ】
髪のクセやパーマを生かしたい人におすすめ。髪を固めてツヤを与えてくれる。
【ドライタイプ】
キープ力が高く、ツヤが出にくいマット&硬めのワックス。
【スプレータイプ】
スタイリングが簡単でキープ力も◎。
【ムースタイプ】
髪へのなじみが良く、クセ毛やパーマスタイルにおすすめ。ツヤも出やすい。
【パウダータイプ】
粉状のワックス。ボリュームを出したい人に。髪のベタつきが苦手な人にもおすすめ。
【グリースタイプ】
ツヤやウエット感の出やすい硬めワックス。質感の異なるワックスと合わせて使うと◎。
【ウォータータイプ】
ミストタイプのワックス。髪を固めずにセット可能。固形ワックスのようなベタつきも気にならない。
【カラータイプ】
髪に色をつけられるワックス。メッシュなどのポイント使いにも!
仕上がり別ワックス選びのポイント
ワックスは理想の仕上がりによって選ぶ種類を変えるようにしましょう。それぞれの仕上がりにおすすめなワックスのタイプはこれ!
【ふんわり感がほしい人】
水分や油分の少ない、ドライタイプのワックス。
【ツヤ感がほしい人】
ジェルタイプまたはクリームタイプのワックス。
【ウエット感がほしい人】
ジェルやバター、天然由来成分のワックス。
【ボリュームがほしい人】
油分の少ないクリームタイプ。
【ボリュームをおさえたい人】
ホールド力がソフトなタイプのワックス。
【動きがほしい人】
ファイバータイプ。
【ストレート・巻き髪アレンジ】ワックスのスタイリング法
ストレートヘアのままでできる超簡単アレンジ
HOW TO
1.ドライヤーでサッとブローして寝癖を整えたら、手のひらにヘアオイルを1円玉大くらい(セミロングの場合)とる。ヘアオイルを手のひら全体に伸ばし広げたら、髪の中間から毛先まで、両手で手ぐしを通すようにして揉み込む。左右、後頭部それぞれ中間〜毛先までをしっかりつけた後、髪の根元〜中間にも手ぐしで軽くつけて。
2.手のひらに硬めのヘアワックスを直径7〜8mm程度大(セミロングの場合)とり、手のひら全体に伸ばし広げる。こめかみから手ぐしを入れ、髪をぴたっとなでつけるようにして後頭部へ。トップ部分のボリュームは残しておきたいので、ハチ周り(側頭部の出っ張っている部分)より上は抑えつけないように。
3.こめかみから入れた手ぐしをそのまま毛先まで通してヘアワックスをつけながら整える。後頭部全体に上から手ぐしを通したら、1つ目のステップのように内側からも手ぐしを通してヘアワックスがまんべんなくつくようにする。
4.米粒大のヘアワックスを親指の先にとり、ひとさし指とこすり合わせてなじませる。こめかみの髪を根本からつまみ、ひと束にしながら毛先までヘアワックスをつける。前髪も同様に。
毛束ニュアンスにおすすめの【ヘアワックス】
▲(左)植物オイルや植物エキスがバランスよく配合され、髪のパサつきを抑えながらしなやかでまとまりのある髪に導きます。甘い花々の香り。SENSE OF HUMOUR デューイシマーホイップ 80g ¥3,960
(右)合成セット樹脂は不使用。天然成分のみでしっかりとしたセット力を持ち、細かい動きを表現。使いやすいチューブ式やさわやかなユズの香りで朝のセット時間が快適に。mm(ミリ) ワックス 70g ¥2,640 ※サロン専売品
外ハネを多めにした巻き髪アレンジ
HOW TO
1.まずはベースとなる外ハネを作ります。しっかりクセをつけるためにもカールキープの持ちをよくするスタイリング剤を使いましょう。
カールキープの持ちをよくするスタイリング剤を髪の中間から毛先になじませます。32mmのヘアアイロンで毛先を外ハネにします。ブロッキングはせず、ひと束(約5cm程度)とったら髪の中間からヘアアイロンをあて、毛先に向かってすべらせながら半回転して。これを髪全体で行います。
2.髪全体を巻くとビジネスシーンではトゥーマッチになる場合があるので、髪を巻くのは顔まわりのみにします。ミックス巻きは華やかさがありながらもコンサバ感がセーブされるので、垢抜けた印象になります。
顔まわりの髪を上下にブロッキングし、下の髪から巻きます。下の髪の中間からヘアアイロンをあて、毛先が外巻きになるように1回転半ほど巻きます。上の髪も中間からヘアアイロンをあてるのは同じですが、毛先が内巻きになるように1回転半ほど巻きます。
3.巻きをほぐして毛束を細かくすることもコンサバ感を抑えるコツ。それと同時に髪と髪の間に空気が入ってふわっとしたニュアンスも生まれます。
こめかみから手ぐしをいれ、小刻みに上下にゆらして髪に空気をいれながらほぐします。後頭部まで全体的にほぐします。
4.仕上げにバームワックスをつけることで、ゆるやかな巻きやニュアンスの立体感が際立ちます。髪に潤いを与えてツヤを出す効果もあるので毛先のパサつきも防げます。
バームワックスを直径7〜8mm程度大(セミロングの場合)とったら手のひら全体に伸ばし広げます。後頭部で髪をざっくりと左右に分け、それぞれ髪の中間から毛先に手ぐしを入れ髪をギュッギュッと揉み込むようにしてバームワックスをよくなじませます。その後、後頭部の上の方の髪も手ぐしを入れながら揉み込んだ後、さらに指で細い毛束を1本1本つまみとってバームワックスをつけてニュアンス感をしっかり出します。最後に髪全体を手ぐしで整えたら完成です。
程よいキープ力で髪を固めない【バームワックス】
▲(左)光をコントロールすることで髪の立体感がアップ。柔らかさを保ちながら思い通りのニュアンス感や束感をキープできます。ルベル SEE/SAW ヘアメイクバーム 37g ¥3,080 ※ヘアサロン専売品
(右)オーガニックホホバ種子油やシアバターなどナチュラル成分100%で肌にやさしい設計。毛束に動きを出しながらもなめらかなツヤ髪に。オリエンステラ ナチュラルスタイリンググループレミア 30g ¥2,662
【ショート・ボブ】簡単!ワックスの上手な使い方
ウエットなハネ感ヘア
\ワックスの付け方/
おすすめはナチュラルなバーム状のワックス。10円玉くらいの大きさを手に取ったら、手のひらでしっかりと広げます。その手でまずは髪の内側からなじませ、その後根元から手ぐしを通します。毛先を握るようにして外ハネにしたら完成です。
外国人風クセ毛ヘア
\ワックスの付け方/
ワックスは髪の動きをキープできるものをチョイスして。1円玉大を手に取ったら手のひらにしっかりと広げ、髪の根元から毛束を持ち上げるようにしながら手でこすり込んでいきましょう。これを2回行います。
ふわくしゃ&タイトなフォルムヘア
\ワックスの付け方/
硬めのワックスをパール大手に取ったら、手のひらにしっかり広げて。そのまま髪の中間から毛先に揉み込んでいき、逆サイドはタイトになでつけたら耳にかけて完成!
ハンサムなオールバックヘア
\ワックスの付け方/
指先にワックスをひとすくいしたら、指の間にもしっかりなじませるように手のひらいっぱいに広げます。そのまま髪の根元を立ち上げながら、ワックスを満遍なくなじませて。
髪をオールバックにしてサイドをタイトに押さえつけます。耳にかけたら完成!
モードなコンパクトショートヘア
\ワックスの付け方/
ワックスを指先に少量とったら、手のひらや指の間までしっかり広げ、髪を横分けにしながらワックスをなじませます。手ぐしを通すイメージで立体的に根元からつけて。
コームの柄を使って髪をキッチリ分けたら、根元からタイトになでつけ両サイドを耳にかけて完成!
立体感のある外ハネボブ
ベースはあご下のラインでカットしたボブスタイル。毛先を軽く外ハネにすることで立体感が生まれ、華やかさを演出することができます。顔まわりは後ろにふんわりと流すとフェイスラインもきれいに。
HOW TO
1. ストレートアイロンで全体のくせを伸ばしておく。
2. ランダムに中間の毛束を取ったら内巻きにしていく。
3. 毛先は軽く外ハネにする。
4. ストレートアイロンで顔まわりの毛束を縦に挟み、外巻きにして後ろ方向に流す。
5. パール1粒分のバームを手のひらに伸ばしたら髪の内側から全体にもみ込む。
時短も叶うパーマヘア
ボブとミディアムの中間の長さ。トップにレイヤーを入れたウルフカットのベースに、やわらかい毛流れでおしゃれな雰囲気を演出。顔周りは後ろに流れるような外ハネ、トップはミックス巻きでつくるパーマでニュアンスのある動きをつくるのがポイント。毛先にやや重さを残したシルエットでまとまり感もアップします。
\ワックスの付け方/
髪全体を濡らした後、オイルを1プッシュとり全体によくなじませる。カールを潰さないように、毛先を下からやさしく握るようにしてドライヤーで乾かすのがポイント。仕上げにバームを小豆粒くらいの量をとり、手のひらに伸ばしてから毛先を中心にもみ込んで完成。
【ミディアム・ロング】ヘアアレンジをしたときのワックスの付け方
キッチリタイトに結ぶとき
\ワックスの付け方/
質感とまとまりを出すスタイリング剤を使うのがコツ。パール粒大のワックスと500円玉大のオイルを混ぜて使います。手のひらでしっかりと混ぜたら、毛先からまんべんなくなじませて。
濡れ感とツヤを毛先に与えたら、手のひらに残ったスタイリング剤を前髪からトップへとなじませていきます。軽くなでる程度で、あまりペタッと付けすぎないようにして。
ふんわりひとつ結びをするとき
\ワックスの付け方/
太めのアイロンを使ってベースの髪をランダムに巻いたら、ボリュームの出るワックスを手のひらにしっかりと広げて、髪の中間から毛先になじませます。毛先を持ち上げるイメージで行って。
毛先はブラシでほぐし、トップには逆毛を立ててボリュームを出したらひとつ結びを。
動きのあるひとつ結びをするとき
\ワックスの付け方/
巻いて動きをつけた髪を、まずは何も付けずにくずします。首元から指を入れ込んで外側にとかしあげるように。
ワックスを指の第一関節の半分、およそパール粒大程度取ったら、両手を擦り合わせて手のひらに薄く広げます。
髪を上下二段に分けたら、下の段の中間から毛先を指で包むイメージで軽くなじませます。
手に残ったワックスで上段も同様に、中間から毛先になじませます。ふんわりとさせたいので付けすぎないように注意して。
無造作なひとつ結びをするとき
くしは使わずに、手に軽くワックスをつけたらその手で髪を集めます。ランダムな凸凹が表面にできて、こなれ感を演出できます。
ナチュラルな後れ毛をつくりたいとき
\ワックスの付け方/
ワックスは指先にのみ少量のばしたら、顔まわりの後れ毛をつまむようにしてなじませて。毛束感を出すイメージで。
ナチュラルアレンジに人気の【おすすめヘアワックス】
ナプラ|N. ナチュラルバーム
▲45g ¥2,200 [サロン専売品]
天然由来成分のみでできたバームタイプ。毛髪補修成分や毛髪保湿成分が配合されており、髪に潤いとツヤを与えながら繊細なニュアンスを作ることができる。手に残ったバームはハンドクリームとしても使えます。
アラミック ローランド オーガニックウェイ |シャビイ・マッド
▲100ml ¥4,510
髪に栄養を与えながらニュアンスを出す、天然由来のクレイワックス。軽い束感を出し、空気感のあるランダムなスタイルに仕上げる。髪質や髪の長さを選ばず、マルチに使えるのもうれしい。プロにも愛用者多数。
ミーアンドハー|ミルキィグロスジェル
▲100g ¥1,210
髪なじみ◎なミルクインジェル。固めず自然なニュアンスや束感を演出してくれ、トリートメント成分配合なので、スタイリング中も摩擦などのダメージから髪を保護。しっとりとまとまりのいい髪へ。
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