Q:出張が多くて家族の食事が作れません。
答える人/堀 知佐子(管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務)
A:順調な仕事に誇りをもって、幸せを感じて!
私も日帰りを含め出張は多く、家で食事を作る機会はもちろん一緒に食べる回数もかなり少ないほうです。出張に行かれるという事はそれだけ責任のるお仕事をされているわけですから、罪悪感をもつ必要はないと思います。
日本ではまだまだ女性が家事をすることが当たり前のようですが、第一線で活躍することもまた当たり前です。私が実践しているのは、不在が多いぶん、家族と一緒にいられる時間はしっかりコミュニケーションをとり、できる限りのことをする。仕事が少ないときはなるべく早く帰ったり、食事を作るときも家族一緒にやってみたり。また時には家族と一緒にいるために有給を取るなど、家族を軸にする日があってもよいと思います。仕事が順調で家族がいるだけで幸せなのではないでしょうか? 家族の食事を作れないことはそれほど大したことではないと考えてはいかがでしょうか。
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管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務
堀 知佐子(ほり ちさこ)
京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。2008年アンチエイジングをコンセプトとしたレストラン「Le Rire(ル・リール)」を開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。新渡戸文化大学客員教授。
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