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人気の観光地シンガポールは、子連れ旅にもおすすめです
日本から飛行機一本で行きやすく、清潔で比較的治安も良いシンガポール。観光スポットも充実していて大人気の旅行先ですが、実は子連れ旅にもおすすめなんです!ということで、実際にシンガポールまで飛んで子連れにおすすめのスポットを体験してきました。今回紹介するのは、日本からシンガポールを訪れる人には欠かせない「空港」です。
到着してすぐ遊べる!「JEWEL」で早速シンガポールを満喫
国際線が発着する「チャンギ国際空港」は施設の充実っぷりが普通の空港とは一味違い、シンガポール観光の隠れた注目スポットの1つになっています。
そんな空港の一部である「ジュエル・チャンギ・エアポート」は、買い物や食事はもちろん遊べるエリアまであり、ただ通り過ぎてしまうのはもったいない場所。シンガポールに着いたら早速遊んじゃいましょう。
屋内で自然を浴びる「資生堂フォレスト・バレー」
ジュエルに足を踏み入れて最初に目にするのが、緑の中に現れる大きな滝。「こ、これは一体…!?」と目が離せなくなるほどのインパクトで、吸い寄せられるように近づいてしまいます。
このエリアは「資生堂フォレスト・バレー」といい、屋内にも関わらずたくさんの植物が生い茂る空間。現代的な街の中に自然が共生しているというのはシンガポールの特徴の1つで、空港でも早速そんな光景を味わえます。緑に囲まれてぼーっと滝を眺めているだけでリラックスできそうで、とても空港の敷地内とは思えない!
近くから見てもすごい…。一体どこから水がやって来てどこに消えていくのかさっぱりわかりません。これは思わず写真を撮ってしまいますよね。ぜひ水しぶきがかかるくらい近づいて、その迫力を味わってみてください。
子どもも大人もリフレッシュ!「キャノピー・パーク」
ジュエルの最上階まで上がると、またまた緑でいっぱいの空間が!こちらの「キャノピー・パーク」は、たくさんの植物の中を散歩しながら、点在する様々な遊具で遊べるエリアです。
屋内なのに草木が元気いっぱい生い茂っているので、「これは、作り物…?」と疑ってしまうかもしれませんが、すべてれっきとした本物の植物です!先ほども言いましたが、これが空港の一部だなんて信じられません。
ぜひ1つ1つの植物にも注目してみて。たとえば、葉に穴が空いたこちらの植物。実はこの穴はもともと空いているもので、「もうすでに虫に食われてまーす」と装うことで虫が寄ってくるのを防いでいるんだとか。厳しい環境で生きる植物の中には、あえて弱っているふりをすることで生き延びようとするものがいるそう。頭良いなぁ。ほかにもなかなか見られない珍しい植物がたくさんいるので、じっくり観察してみてください。
そして「キャノピー・パーク」が子連れにうれしい理由の1つが、子どもが楽しめる遊具やアトラクションがあること。どんなアトラクションがあるのか、早速紹介していきます。
トピアリー・ウォーク
豊かな植物の中に突如現れる、超リアルなオランウータン!「トピアリー・ウォーク」では、のんびり散歩しながら多種多様な植物と動物がかたどられたオブジェを楽しめます。こちらのオランウータンはココナッツの繊維を使って作られたもの。よく見ると、ポーズが「見ざる、聞かざる」になってるじゃあありませんか。ぜひ真ん中に座って、口に手を当てて写真を撮ってみては。
鮮やかなピンク色の象も発見♡ ほかにも動物のオブジェがいくつかあるので、ぜひ探してみてください。
ディスカバリー・スライド
鏡張りの大きなオブジェのようなこちらは、実はすべり台。その名も「ディスカバリー・スライド」です。上下がわからなくなるような感覚が味わえるという本格派で、全部で4つのコースがあります。私は三半規管激ヨワなので遠慮しておきましたが…笑、ちょっとスリルのある遊具が好きな子どもは楽しめるはず!
フォギー・ボウル
今度は突然煙が上がってる!? こちらは、芝生に作られたくぼみからランダムで蒸気が出てくる、「フォギー・ボウル」。現れては消える煙に子どももワクワクです。周囲には椅子が置かれているので、子どもが遊んでいる間にちょっと一休みなんていうのもOK。
マニュライフ・スカイ・ネット
キャノピー・パークを歩いていると常に目に入る縦横無尽に張られたネットも、遊具の1つ。ジュエルの最上階の高さを歩き回れる、スリル満点のアスレチック「マニュライフ・スカイ・ネット」です。これは子どもも大人も夢中になってしまいそう!ちなみにこちらはキャノピーパークとは別料金になるので、注意してください。
同じ階にはレストランもあるので、遊んでお腹が空いたらすぐに食事ができるのも助かります。シンガポール料理や、シンガポール定番のタイガービールも楽しめますよ。
もちろんお土産もそろいます
ジュエルはショッピングエリアも充実。日本でもおなじみのハイブランドなどもそろっていますが、ローカルのショップもあるのでお土産探しもはかどります。
缶に入ったクッキーがかわいいお店や、カラフルなロールケーキのお店など、ローカルショップが並びます。
パッケージがかわいいこんなチップスも見つけました。日本ではなかなかお目にかかれない珍しいフレーバーばかりで、お土産にぴったり。
遊びつくせる空港、ジュエル・チャンギ・エアポート。すべて屋内にあるので、到着早々雨だった…なんていうときに雨宿りがてら遊んでいくのもおすすめです。荷物預り所やアーリーチェックインのできるカウンターもあり、帰りにちょっと早めに空港まで来てシンガポール最後のショッピングや食事、アトラクションを楽しむなんていうのも◎。空港内には紹介しきれなかったスポットがまだまだたくさんあるので、シンガポール旅行の際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
取材・文/竹村史菜 協力/シンガポール政府観光局