リラックスできる人気のインテリア
インテリアといっても種類はさまざまです。自分がどんなテイストにリラックスできると感じるか、意外と気付いていないかもしれません。まずは、寝室にも人気のインテリアをテイスト別に紹介するので、理想の寝室を思い描いてみましょう。
✔︎モノトーン、モダンテイスト
スタイリッシュで都会的な印象を感じさせる、モノトーンやモダンテイストの寝室は、落ち着きと清潔感を出しやすいスタイルです。
モノトーンは、色が落ち着いている分、思い切った柄でも合わせやすいのが特徴です。例えば、布団をボーダー柄にしても、派手になり過ぎずにまとまります。
モダンテイストはホテルのような上質な空間を演出しやすいスタイルです。全体の質感を統一してもよいですが、無垢の木材といった天然素材を少し取り入れてみるのもおすすめです。
心を落ち着かせる働きも期待できる天然素材を取り入れれば、リラックスタイムにぴったりのインテリアをつくれるでしょう。
✔︎ナチュラルテイスト
ナチュラルテイストの寝室づくりでは、白・生成り・ベージュの3色をうまく使うのがポイントです。例えば、生成りの布団とブラウンのナイトテーブルを合わせると、同系色で調和が取れた雰囲気が完成します。
ベージュをメインカラーにした場合、全体がややぼんやりした印象になることもあります。そんなときには、クッションの色をネイビーにするのが正解です。全体が引き締まってキリっとした感じをプラスできます。
木製の家具やベッドがナチュラルテイストには合わせやすいですが、実はアイアン素材と合わせるのもおしゃれです。ふんわりした雰囲気に男性らしさもプラスされて、かっこかわいい寝室になります。
✔︎リゾートホテルテイスト
仕事や家事などを忘れてリラックスするために、寝室にリゾートホテルのテイストをプラスするのはいかがでしょうか。
枕をたくさん置くだけで、一気にリゾートらしさが出ます。大きめの枕とクッションを組み合わせて並べるだけなので、すぐにでもできます。
枕と色を合わせたベッドスローもおしゃれです。ベッドスローは長方形の布で、掛布団の上にかけ、寝室インテリアのアクセントになります。
リゾートというと、アジアンテイストを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。アジアンテイストの寝室なら、ロータイプのベッドを選びましょう。
ベッドのレイアウト例
寝室の中心になるのはベッドです。ベッドの選び方や置き方によって、寝室の雰囲気はがらりと変わります。部屋の広さ別おすすめレイアウトを参考に、素敵な寝室をつくってみましょう。
狭い寝室の場合
6畳や8畳といった比較的狭い部屋にベッドを配置する場合、広々した空間に見せるためにロータイプのベッドを選択するのも一つの方法です。ベッドが低いと、その分視界が開けて部屋が広く見えるからです。
また、動線を確保するために、ベッドの大きさを慎重に選ぶ必要もあります。特に、ベランダへ続く窓がある場合には、出入りできる充分なスペースを取るようにしましょう。
できるだけ家具を置かないように心がけるのもよいですね。例えば、壁面収納を活用してみてはいかがでしょうか。よく着る服は壁にフックを取り付けてかける、壁面に取り付ける棚を設置して小物を整理する、という具合です。
広い寝室の場合
10畳以上の広い寝室だと、クイーンサイズのベッドも余裕を持って置くことができます。大型家具で部屋を仕切るように使うことも可能ですし、クイーンサイズを2台配置することも可能です。
ホテルのような上質な空間を演出したいなら、ベッドの頭側を壁につけて両サイドに同じだけのスペースを設けましょう。足元側にキャビネットやデスクを置いても、すっきりとした印象の寝室に仕上がります。
シングルベッド2台を離してレイアウトすることも可能です。間にナイトテーブルやキャビネットを挟むとバランスが取れますし、使い勝手もよいでしょう。
ベッド周りのインテリアにもこだわろう
好みのテイストで使いやすいレイアウトの寝室をつくったら、ベッド周りのインテリアも意識すると、より素敵な空間になります。お気に入りをうまく取り入れて、リラックスタイムを堪能できる空間にしましょう。
ベッドサイドはお気に入りのものを
チェストやナイトテーブルを設置するベッドサイドには、「お気に入りのものを置く」のがおすすめです。読書が好きなら、手元を照らすためのライトと、お気に入りの本を置いておけば、心ゆくまで楽しめます。
メイクが好きなら、ベッドサイドをメイクスペースにするのもよいでしょう。デザインのかわいらしい容器のものを選んでディスプレイしておけば、気分があがりますし朝の支度にも便利です。
ほかにも、スマホや時計など、自分にとっての大切なものを置いておきましょう。
チェストやナイトテーブル自体も、お気に入りを用意するとより心地のよい空間になります。好みのスツールをベッドサイドに置いてもよいですね。
ウォールデコレーションを楽しむ
ベッド脇の壁をデコレーションするのも素敵です。飾り棚を取り付けて小物や雑貨を飾れば、それだけで雰囲気ががらりと変わります。ポスターカード・香水瓶・ドライフラワーなど、好きなものを飾りましょう。
ぱっと目を引くポイントを取り入れたいなら、大きなポスターをフレームに入れて飾るのもおすすめです。インパクトがありますし、洗練されたおしゃれな印象を演出できます。
1枚で飾るのはもちろん、2枚・3枚と並べて飾るのも素敵です。
寝室インテリアのポイントは3つ
ワンランク上の寝室インテリアを目指すなら、押さえておきたいポイントがあります。リラックスできる空間づくりに生かしましょう。
青、緑、茶、ベージュを取り入れる
寝室はリラックスして過ごす場所です。そのため、色使いに気を付けたいですよね。おすすめなのは、リラックス効果があるといわれている「青・緑・茶・ベージュ」を取り入れることです。
この4色はどれもリラックスしやすい色ばかりで、落ち着いた雰囲気づくりにつながります。ただし、全ての色を入れるとゴチャゴチャした印象になる可能性があるので、使う色は2色程に絞るのがおすすめです。
例えば、ベージュを基調に青や緑を差し色に使えば、温かさや柔らかさも感じられる、落ち着きのある空間に仕上がります。
落ち着いた雰囲気の照明を選ぶ
眠りやすい落ち着いた雰囲気の寝室を演出するためには、照明選びも大切です。
天井から明るい白色の明かりで照らすシーリングライトは、寝室にはあまり向いていません。照明の色や明るさを調節できるものを選び、オレンジ色寄りの暗めの明かりに調節します。
場合によってはシーリングライトを使わずに、サイドテーブルにスタンドを置いたり、ベッドヘッドの後ろに間接照明を置いたりして過ごしてもよいでしょう。
床に置くフロアライトで空間に立体感を持たせるのも素敵です。
観葉植物を置く
緑はリラックスや癒しにつながる色ですが、観葉植物を置くこともくつろげる寝室づくりに役立ちます。部屋に観葉植物が一つあるだけで、気持ちが落ち着きますし、ほっとするでしょう。
観葉植物には、空気をきれいにする働きも期待されています。置いておくだけで、空気清浄機のような働きをしてくれるなんて素敵ですね。
植物は光合成によって酸素を作り出すので、部屋の空気を新鮮なものにしてくれると言われていますし、有害な化学物質を吸収する働きがあることも分かっています。
また、風水の考えでは、観葉植物は健康運を高めるものとされています。そのため、寝室に置くものとしてぴったりと考えられています。
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