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LIFESTYLE 夫婦

2023.10.18

【週末婚】のメリットや注意点とは?事前に話し合っておきたいこと

 

コミュニケーションが不足しがち

毎日相手と顔を合わせないことで起こるのが、会話不足や必要な情報が共有されないという事態。体験者はどのように乗り越えているのでしょうか。

「単身赴任中なので、寝る前だけは必ず、子どもも交えてfacetimeで会話。特に出来事がなくても、元気だったかどうか確認し合うだけでも安心できます」(メーカー/男性)

「仕事の報告をしたり、週末の予定を打ち合わせたり、仕事が早く終わった日は食事に誘ったり、LINEのやりとりは週末婚してからのほうが多いかも」(出版/女性)

平日は別々のことをしていても、ほんのひととき相手のことを思いやる。状況を報告し合う。それだけで、関係は良好にキープできるようです。

離婚する可能性が高くなる

週末婚への憧れはあっても、「気持ちが離れたら」「相手が浮気をしたら」という心配はわき上がります。離れているぶん、「離婚の可能性が高くなるのでは」という声もちらほら。

いちばんのリスクは、配偶者の浮気の可能性が高くなり、かつ気づきにくいことでしょうか。同居していればすぐに気づく朝帰り、浮ついた様子、下着や香水の変化などもわかりにくい。実際に、週末婚を十数年続けていて、相手の浮気に気づかなかった実例もあります」

と話すのは、弁護士の金野志保さん(金野志保はばたき法律事務所)。

週末婚をするために話し合いたいこと

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メリットもデメリットもわかったところで、では週末婚をこれから開始するときにクリアしておきたいことは、なんでしょうか。

弁護士の金野さんに聞いたところ、

「週末婚に合理的理由があって、双方合意の上であることを書面でなどで残すことをおすすめします。現在の裁判実務では、双方に落ち度がなくても2〜3年別居していたら離婚が認めらることが多いす。もしも別れることになったとき、その理由として相手から『婚姻が破綻して別居していた』と主張され、(本来は合意の上だった)週末婚期間を『2〜3年の別居期間』にカウントされかねないからです」

信頼関係を維持できるように工夫

実際に週末婚を体験した前出の井戸さん(ファイナンシャルプランナー)は、

うまくいけば、“困ったときに助け合える”“友達・恋人以上のちょうどいい関係”になれます。束縛されないので、実は関係が長続きすることにもつながります」

と、メリットを感じているひとり。

連絡を取り合う頻度や手段は、ふたりでルールを決めるのもあり。ですが、そもそも恋人同士のときは、ルールなしでも「知らせたい」「知りたい」気持ちが高まって、連絡を取り合ったり思いやったり、信頼関係を強めたりしていたもの。自然とそういう行動を取り合える間柄であれば、週末婚での信頼関係は心配なし。細かなルールがないと気持ちが離れてしまいそうなら、不安な部分を洗い出し、そこをルール化してみましょう。

子どもとの暮らしについて

夫婦ふたりなら問題なくても、子どもができたときにどうするかは、大きな問題。週末婚カップルには、子どもをもたないと決めている人もいますが、その意思が夫婦共通のものか、時間を経て変化していないか、ときどき確認し合うことも大切かもしれません。

また、子どもが生まれてからも週末婚を続けるとなると、どちらか一方に(多くの場合は母親に)負担が多くかかることも。また育児休暇や時短勤務にともなって、収入が減ることもありえます。まだ子どもが小さいうちは夫婦同居で助け合い、週末婚で支出していたコストを子育てにあてるなど、工夫は不可欠。ライフステージや子どもの年齢に応じて、暮らし方をフレキシブルに考えるくらいがいいのかもしれません。

親や周りの方への説得

結婚の形、生活のスタイルは多様化してきても、親の世代からしたら、「理解しがたい」「夫婦関係は大丈夫?」と思われてもしかたありません。

「親から離婚間近なのか?と心配されました。ちゃんと夫婦仲がいいということをわかってもらうため、週末はときどきふたりで親に顔を見せに行きます」(デザイナー/男性)

 「週末婚を始めるとき、お互いの両親に説明してまわりました。仕事のためだと言っても理解されなかったけれど、今は応援してくれてます」(金融/女性)

夫婦関係と同じく、親や親戚にも、こまめに近況を報告したり、家族行事にはふたりで参加したり、日常での努力は欠かせません。快適に暮らすための週末婚、周囲も味方につけて、いざというときには頼れる環境づくりを。

写真・イラスト/(C)shutterstock.com 

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