理想のEラインができる
顔を横から見たとき、鼻の先端と顎の先端を直線で結んだラインを「エステティックライン(Eライン)」といいます。Eラインのやや内側に唇が入っている状態が、横顔美人といわれる条件です。顎が出ていたり唇が突き出している状態は、理想のEラインとは言えません。鼻の低い人が多い日本人は、なかなかベストなバランスになりにくく、多くの人はどうしても唇がEラインから出てしまいます。Eラインは目視での確認が難しいため、人に写真を撮ってもらうなどしてチェックするのがおすすめです。
顔のパーツのバランスがカギ
美人顔の条件は、パーツごとのクオリティが高いことだけではありません。それぞれのパーツがバランスよく配置されていることも、重要なポイントです。
生え際から顎までの理想の比率
美人顔について語られる際、よく「顔の黄金比」という表現が使われます。黄金比とは、物事を直感的に、より美しく見せるといわれる比率のことです。古代エジプトの建築物に使用されているとされ、現在でも写真撮影の技術など、さまざまなジャンルでの黄金比が存在します。顔の黄金比とは、この黄金比を顔に当てはめたものです。以下のような条件とされています。
✔︎おでこの生え際、眉頭、鼻の下、顎先のそれぞれの間隔が、上から1:1:1
✔︎顔の横幅が、目の横幅の5倍
✔︎顔の横幅と縦幅の比が、1:1.46
この条件に多く当てはまるほど、美人顔であるとされています。1.4倍や1.6倍という数字は、さまざまな黄金比に用いられている数字です。
左右対象である
美人顔の特徴として、左右対称であることも挙げられます。人間の顔をよく見ると、あちこちに左右非対称な部分があります。目の大きさ、眉の高さ、口角の位置、歯並び、顎のライン、頬骨の高さなどは、割りと比べやすい部分です。鼻筋が左右にぶれている状態も、左右非対称に見えます。顔が左右非対称になる原因は、生まれ持ったものだけでなく、生活習慣が影響している場合もあります。頬杖をついたり、食事のときに片側ばかりで噛むなどの噛み癖は、顔に歪みが発生しやすくなります。顔だけでなく、日頃の動作で左右に偏りがあると、それに合わせて顔が歪むケースもあるでしょう。自分のクセなどをよく考え、悪影響を及ぼすような生活習慣は改めるようにしたいものです。
鼻と口の距離が短い
日本人は、鼻と口の距離が比較的長い人が多いという特徴があります。美人顔といわれている人の多くは、鼻と口の距離が短いという条件を備えています。だらしがない様子を表す「鼻の下を伸ばす」という表現もあるように、この距離が長いと、締まりのない印象を与えがちです。前に述べた黄金比は、鼻から下のエリアにも存在するといわれています。鼻から口の距離と口から顎の距離が1:2であることが、口周りの黄金比です。自分や芸能人などの顔をチェックして、どのような比率になっているのかチェックしてみましょう。
すぐに実践したい、美人度を上げるメイク術
美人顔の条件が分かったところで、自身の欠点をカバーするために実践できるメイクの方法を紹介します。日々の生活に取り入れることから始めてみましょう。
アイメイクでぱっちり目に
美人顔である条件の一つに、目がきれいということが挙げられます。特に、ぱっちりとした大きな二重の目や、眉との間隔が狭い目は、より美しく見えるでしょう。また、目の下に沿ったふくらみである涙袋がハッキリしていると、目が大きく見え、より女性らしい印象を与えます。小顔効果も期待できます。目を大きく見せるのに重要なのがアイラインです。目が離れ気味の人は、目頭近くにアクセントを置く意識を持ち、逆の場合は目尻に長めのアイラインを引きましょう。
まつげもマスカラやビューラーできちんとボリュームを与え、アイシャドーはトレンドを取り入れることで自然な上品さのある目元を作れます。
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眉の流行は芸能人を参考に
顔の印象をガラッと変える眉も注意しましょう。美人顔の眉に近づくためには、美人顔だと思う芸能人の美眉を参考にするのが近道です。眉にも黄金比と呼ばれるものがあり、自分の目や顔に合った眉の理想形があります。眉頭は小鼻の付け根の延長線上、眉山は黒目の外端の延長線上、眉尻は小鼻・目尻の延長線上にある状態が、理想の形とされています。
眉の太さにも意識しましょう。大きな目の人は、目の縦の長さに比べ約2/3、切れ長の目の人は約1/2の太さにすれば、目とのバランスがよく見えます。アイブロウペンシルなどを使い、眉頭・眉山・眉尻の3点に印をつけ、メイクやカットをする前にあらかじめ理想の形を決めておきましょう。
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きめ細やかな美肌を意識
きめ細やかな美肌は、潤いがあり、透き通った白い肌というイメージです。カサカサしていたり、にきびやシミがあったりと、何らかのダメージを抱えている肌を美肌とは言えません。くすみや厚塗り感がなく、しっとりとして明るい肌は、美人顔の大きな条件の一つです。ファンデーションとチークを斜め上に向けて塗ることで、フレッシュな上向きツヤ肌を目指しましょう。メイク下地を塗らないのは、崩れの原因になります。適量をしっかりと伸ばして使い、ヨレが気になる場合はティッシュオフをしましょう。
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