勝負の神様を祀る、平安時代から続く歴史ある神社
鹿島御児神社は宮城県石巻市にある神社で、その歴史は平安時代あたりまでさかのぼるそう。伊達政宗をはじめとする伊達家の人物が参拝に訪れた記録も残っているように、奥州に根付いた神社のひとつ。勝利の神として職業繁栄を守り、また、悪除けの神、安産の神、鬼門除けの神、海上安全の守護神や交通安全祈願などご利益はたくさん!
2011年の東日本大震災の影響で本殿と社務所が解体を余儀なくされたが、2018年に社務所が、2019年10月には念願の本殿再建が叶い、令和初のお正月は新たな姿を見せてくれている。
鹿島御児神社のシャム夫絵馬って!?
▲絵馬初穂料 ¥500
2019年の春くらいから頒布を開始し、話題となっているのがこちらの絵馬。震災後に捨てられていた猫を神社で保護したところ、たちまち参拝客の人気者になり「シャム夫」くんと命名。手水で水を飲む姿や、抱っこも嫌がらない人懐っこい性格に、「幸せな気持ちになる」「癒される」とかわいがられているのだとか。そこで、そんな福猫・シャム夫くんを通してみなさまに幸福が届きますようにという願いを込めて作成したのだそう。御朱印帳や御朱印にもシャム夫くんがデザインされていて、そちらも人気とのこと!
「いい笑顔だね!ぼくのおくさんにならない?」(byぐ。)
…ぐっぴー、シャム夫くんはオスですよ…。
【DATA】
鹿島御児神社
宮城県石巻市日和が丘2-1-10
撮影/黒石あみ 構成/斉藤裕子