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【目次】
子どもの卒園式・卒業式、ママ(母親)は何を着る?
まず迷うのが〝色〟。卒業式は落ち着いた印象で臨んだ方が良いと考えるママは多く、「黒」や「ネイビー」など、ダークな色をつい選択しがち。ですが、先輩ママたちに聞くと意外とそうでもないようで…。
先輩ママの感想で多かったのは、「そこまで〝かっちり〟を意識する必要はなかった」という意見でした。また、全員で撮影した集合写真を見て、「服が真っ黒で自分の印象も暗く見えた」というエピソードも。
主役はあくまで子供!ママは脇役ですが、控え目になり過ぎる必要はなく、大切な式典だと意識しながら、子供の門出を祝う気持ちを込めたファッションにトライしてみるのもおすすめです。自身もおしゃれを楽しむ余裕があるくらいが、案外うまくいくのかもしれません。
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- 1:浅野里絵さん(Domani専属読者モデル)
- 2:浅野里絵さん(Domani専属読者モデル)
- 3:土谷真澄さん
- 4:塔筋真弓さん
- 5:石本さや香さん
- 6:光延樹里さん
- 7:くらたひろのさん
- 8:寺嶋めぐみさん
1:浅野里絵さん(Domani専属読者モデル)
白〜淡い紫のグラデーション、かつ片身替わりのデザインの着物だから、彩り豊かな帯を合わせてもエレガントに着地。波模様のような帯がモダンな印象に。
「娘の卒園式はガウンと帽子を羽織る伝統的なスタイルだったので、日本の伝統文化である着物で出席。周りも着物で出席されている方が多かったです。着物は普段なかなか着る機会がないので、娘も喜んでくれました! 息子の卒園式の際も着たいと思っています」(浅野さん)
2:浅野里絵さん(Domani専属読者モデル)
正統派にもハマる、カリッとハンサムなセットアップ風コーデ。着映え度の高いZARAのブラウスが活躍。バッグでグレーを投入することでやわらかさが加わり着こなしに奥行きが。
「小規模保育園の卒園式でのコーデ。バリバリお仕事されている保護者が多いので、フォーマルモードが高まる黒ジャケットスタイルを着用。ジャケットを脱いでも華やかさがキープされるので、ボウタイブラウスはセレモニーファッションにおいてとても重宝しました!」(浅野さん)
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3:土谷真澄さん
「ダブルカラー、女らしいミニマムなサイズがパーフェクト!〝ペイジ〟のジャケットは私的名品です。セレモニー=甘めなスタイルが多いので、黒×ネイビーでシャープにまとめたのがこだわり」(土谷真澄さん)
4:塔筋真弓さん
「3人兄妹のわが家は行事も多め。今後を見越して、先日〝KASHIYAMA〟でスーツをオーダーしました。ベージュカラーも相まって、ジャストサイズというだけで上品。足元の柄パンプスがポイントです」(塔筋真弓さん)
5:石本さや香さん
「娘が引き立つよう、卒園式は仕事でも愛用している〝ザ・スーツカンパニー〟のネイビースーツに。美しい細身のシルエットが気に入っています。洋服が暗い分、バッグは軽やかなピンクグレーを選択」(石本さや香さん)
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6:光延樹里さん
「〝落ち着いたママ〟という印象を大切にしたかったので、ネイビーの服に。シンプルですが、そでが広がった〝揺れ〟のきれいなデザイントップスで、さり気なくこだわりを持たせています」
7:くらたひろのさん
「ネイビーツイードのノーカラージャケット&スカートのセットアップ。色がかっちりしているので優しい印象にしたくて、インナーにベージュのボウタイブラウスをあわせました」
8:寺嶋めぐみさん
ジャケットの中に着るトップスを透け感のある素材にしただけで、一気に今どきな印象に。「セクシーになりすぎないよう、首がつまったクルーネックを選ぶのもポイントです」
【母親の服装マナー】卒業式・卒園式は地味見えを回避して華やかに!
せっかくのハレの日ですから、自分らしい服で出席したい。そこで、T.P.Oをわきまえつつ、スタイリッシュに見えるコーディネートを徹底解説していきます。
ネイビースーツの正解コーデは?
“ノーカラージャケット×タイトスカート”は無難すぎる!?
ネイビーは上品で使い勝手のいい色ですが、ノーカラージャケット×タイトスカートといった、あまりにも無難なデザインを選ぶと、写真映えせず地味すぎてしまう可能性が!
“Vカラージャケット×テーパードパンツ”でシャープな印象に!
同じネイビーのジャケットでも、深いV開きがシャープなノーカラージャケットを選べば、こんなにシャープな印象。同素材のブラウス&テーパードパンツを合わせれば、きちんと感も十分です。単品使いしやすいようデザインされているため、着回し力も抜群。セレモニー後は、普段のお仕事で活躍してくれます。洋服にきちんと感があるため、靴はビジュー付きを選んで、ハレの日らしい華やかさをひとさじ加えて。
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ネイビーワンピースを着こなすには?
“ゆったりシルエット”ネイビーワンピだとメリハリ不足に
ド定番なネイビーワンピ、しかもゆったりとしたシルエットのものを選ぶと、締まりのない印象に。
“そで部分だけのレースワンピ”で品よく華やかに!
無地では地味すぎる、かといって総レースでは派手すぎ!? ならば、そで部分にだけレースをあしらった部分レースワンピで勝負! ひじが見えない七分そでや詰まったネックライン、ひざ下の着丈など、きちんと感も十分。そのうえ、繊細なラッセルレースやそで口にあしらわれたレーヨンコードが華やかさを演出してくれます。せっかく新調するなら、卒入園シーズンが過ぎても、会食や記念日ディナーなどで活躍する一枚を選んで、賢く着回してくださいね!
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ツイードスーツを今年らしく見せるには?
細身パンツ、長めタイトスカート。ツイードのジャケットコーデはIラインでキュッと見せて
トレンドに関わらず、卒園・卒業式コーデに毎年選ぶ人が多いツイード素材のジャケットコーデ。ミックスツイードあるいは単色問わず、どんなデザインでも上品なクラシカル感が漂い、リッチに映えるのが最大の魅力です。
テーラードジャケットやプルオーバーも人気ですが、中でもクルーネックのノーカラージャケットのセットアップはすっきりきれいめに映えるとセレモニースタイルの定番アイテム。それ自体がクラシカルにつき、ボトム選びが印象を左右する重要なファクターに。タイトスカートはふくらはぎが少しのぞくやや長めのひざ下丈、あるいは細身パンツで軽やかにまとめるのが今の最適解です。
短丈と長めタイトの最旬バランスが鮮度よく映える!
▲ジャケット・スカート(IVY I’M NAVY)
モデル牧野紗弥さんが手がける”IVY I’M NAVY”のネイビーツイードの最旬セットアップ。腰骨あたりまでの短丈ジャケットは着るだけで旬のムードをたたえ、襟やフロントにあしらったウールの飾りテープが着こなしにメリハリをつけて。タイトスカートはミモレ丈が抜け感をもたらしつつ、短丈ジャケットとのバランスで脚長効果もバッチリ。
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アウター選びの正解は?
セレモニー用のライトアウターは、ネイビー、オフホワイト、ベージュのすっきりシルエットで
三寒四温で朝晩と日中の気温差が激しいこの時季。3月のセレモニーに冬用のコートはちょっと時季外れと感じてしまいますよね。そこで、卒園・卒業式の活躍するライトアウターをチェックしておきましょう。
4月の入園・入学式も着て、その後は通勤にも着られることを考えると、おすすめは春先でもバッチリ着られる化繊混のとろみ素材。肝心のライトアウターのデザインはインナーのコーデにもよりますが、どんな襟とも合うノーカラーやステンカラーならより安心。ネイビー、オフホワイト、ベージュの卒入園・卒入学式向けカラーで選んだ3枚をご紹介!
【マルティニーク】肩のフラップがアクセント。合わせやすいステンカラーのストレートシルエット
ステンカラーのストレートシルエットはパンツにもスカートにも合わせやすい万能デザイン。ポリエステルレーヨンのしなやかな素材感に右肩のガンフラップがこなれたアクセント。比翼仕立てなので、ボタンを留めてもスッキリ見え。シンプルゆえ、セレモニーではブローチをつけたりと自分好みのアレンジができるのも魅力。
【アナイ】シンプルかつエレガント! オフホワイトのノーカラーコート
首が詰まったノーカラーで、肩のセットインスリーブがセレモニーらしいきちんと感を演出。後ろはラグランスリーブ仕立てなのでゆったり感もあり、バックプリーツがエレガントなアクセントになって。化繊系のとろんとした落ち感がリッチに映える1枚。
【ランバン オン ブルー】コクーンスリーブのフレアシルットがきれいめに映える
どんなインナーにも合わせやすいノーカラーで、4つボタンがアクセントになりつつ、コクーンスリーブとゆったり広がるフレアシルエットが大人の可愛らしさを出して。軽くハリのあるトリプルクロス素材がセレモニーコーデにふさわしいきれいめな印象を加速。
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コサージュやブローチをつけるなら?
“ド派手コサージュ”はちょっと威圧感が…
シンプルなスーツにコサージュで華やかさを足すこと自体はいいのです。セレモニーでしかできない、ある種コスプレ的なスタイルもたまには楽しいものですよね。でも、お母さんのクローゼットから拝借してきたような、ド派手なコサージュは例外です。コサージュもアップデートを!
“今どきコサージュ”で控えめ華やかに!
控えめな華やかさが魅力のこちらのコサージュ。シックなデザインに、ポイント使いのパールが華やかですよね。色の深いネイビーを選ぶと、上品かつ高見えします。
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品良く映える、柔らかいカラーのコサージュは万能
式典用にひとつは持っていたいコサージュは、ライトグレーやベージュ、クリームなどどんな色合いにもなじむ優しい色を選ぶのもおすすめ。繊細な花びらの作りがクラシカルで可愛らしい写真右のコサージュや、写真上の白い花が連なったタイプなどコサージュのバリエもますます豊富に。左のオーガンジーのコサージュはライトグレーが甘すぎず、服ともなじみがよくおすすめです。
ブローチは、普段使いまで考えたモダンなタイプを選んで
もっぱら卒入園・卒入学式専用になりがちなコサージュに対し、普段でも使いやすいのがブローチ。最近の流行りに伴い、今年は例年以上に種類も豊富。シンプルなラインに大小のパールがアクセントになったタイプや、お花が並んだようなスクエア型のビジュー付きなど、甘すぎない程よい華やかさが出せるのも魅力です。
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祝福シーンにぴったりな【ヴァンドームブティック】のジュエリー
セレモニーシーンのアクセサリーは、華やかにしたい一方で存在感がありすぎてもトゥーマッチ…と悩ましいもの。ブローチやコサージュが定番ですが、おしゃれに身につけるのが難しいという声も。そこでおすすめしたいのが、ヴァンドームブティックのジュエリー。素材の美しさを生かしながら、色鮮やかな日本の四季を職人の手仕事によって細やかに表現したコスチュームジュエリーを展開するブランドです。
こちらは、上品なパールやシェルを使ったコレクション。「幸福が飛んでくる」という花言葉を持つ胡蝶蘭など、幸せの象徴といわれるフラワーモチーフを使い、お祝いシーンに最適です。柔らかな輝きの淡水パールとカットガラスの繊細な輝きが、ほどよい存在感とクラス感を演出。
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「紺の通勤スーツ」をセレモニー服に昇華するコツ
人気パーソナルスタイリスト霜鳥まき子さんの、地味見えしがちな紺の通勤スーツを華やかに見せるテクニックをご紹介!
「大切なイベントだけれど、そのためだけにセレモニー服を買いそろえるのは面倒でもありますよね。そんなときは、普段着ている通勤スーツにひと工夫。クローゼットにしまい込んでいた同系色スカーフを巻き、コサージュをつけるだけで一気にセレモニー感が出てきます。スカーフの色はスーツかブラウスどちらかの同系色で、洋服よりワントーン明るいものを選んでください。明るい色を顔回りにもってくることで、顔がパッと華やかに見えますよ。コサージュも同色系でまとめれば、セレモニーに相応しい、華やかだけれど派手すぎないスタイルが完成します」(霜鳥さん)
セレモニー用の小物はシーズンオフに買っておくのがコツ
スカーフは持っていても、コサージュは手持ちがない…という方も多いと思います。コサージュも卒入園シーズンに買うとそこそこ値段がしますが、セレモニー服が出ている時期以外は、ドレスショップやアクセサリーショップに比較的リーズナブルな価格で置いてあるので、式直前に探すのではなく、時間に余裕をもってお気に入りを見つけておくとよいでしょう。
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【人気ブランドのセレモニー服】40代ママの卒業式・卒園式スーツにも
ここからは40代ママの卒業式・卒園式にもおすすめしたい人気ブランドのスーツやセットアップ、ワンピースを紹介していきます。
- 【マルティニーク】のセットアップ
- 【アナイ】のセットアップ
- 【デミルクス ビームス】のセットアップ
- 【エストネーション】のセットアップ
- 【KEITH(キース)】のスーツやワンピース
- 【トゥモローランド】のスーツやワンピース
- 【デザインワークス】のセットアップ
- 【ホワイト ザ スーツカンパニー】のスーツ
- 【アンティカ】のフォーマルアイテム
- 【RANAN(ラナン)】のスーツ
- 【CROSS FUNCTION】のスーツ
- 【PLST】のスーツ
- 【GU】の親子リンクスタイル
- 【エルーラ】のスーツ
- 【ef-de formal(エフデフォーマル)】のジャケットやワンピース
- 【ベルメゾン】のパンツスーツセット
- 【はるやま】のスーツセット
- 【アルディ ノアール】のワンピース
- 【アンフィーロ】のスーツ
【マルティニーク】のセットアップ
▲プルオーバー・スカート(マルティニーク ルミネ横浜〈マルティニーク〉)
シアーなオーガンジーに繊細な刺繍があしらわれた洗練度抜群のセットアップ。柔らかく透け感のあるオーガンジーに繊細なフラワー柄の刺繍を施した、最高に贅沢で上品なセットアップ。七部袖や裾の透け感が軽やかで、ゆるっと体を覆うプルオーバーが今どきの雰囲気も感じさせて。すっきりとしたタイトスカートがセレモニーコーデらしいきちんと感を演出。
【アナイ】のセットアップ
▲ジャケット・ワンピース(ANAYI)
ノーブルな印象を放つ、ネイビーツイードのコンパクトジャケットとフレアワンピのセットアップ。異素材の糸をミックスさせた表情のあるツイードがリッチに映え、ジャケットはボリュームのあるフリンジとゴールドのボタンが華やかなアクセントになって。ワンピースはややウエストシェイプからのフレアラインがとても美しい1枚。
【デミルクス ビームス】のセットアップ
▲ジャケット・オールインワン(デミルクス ビームス 新宿<デミルクス ビームス>)
かっこよさとフェミニンさが両立する、オールインワン&ツイードジャケット。オールインワンのカジュアルな印象を払拭する、上質な落ち感と立体的なスリーブが華やかな1枚。ワイドパンツなのでかっこよさもあり、これだけでもセレモニーシーンで着映え力十分。かっちりとしたツイードのジャケットを肩掛けすれば、さらに奥行きのあるスタイルが完成。
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【エストネーション】のセットアップ
今や卒園・卒業式コーデの定番になりつつある甘トップス×細身パンツのセットアップ。着席時でも顔周りが華やかに盛れる上、細身パンツが動きやすさとスタイルアップを叶えるのが人気の理由です。
ありそうでなかった、ケープとノースリーブのフレアブラウスがセットのトップス。肉感のあるしっかりとしたダブルクロスの素材がきちんと感もあり、ケープは両腕にスリットが入り腕さばきも文句なし。下のノースリーブトップスはフレアの裾が女性らしく1枚でも着映え力十分。スリムパンツでスレンダーにまとめて。
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【KEITH(キース)】のスーツやワンピース
▲バーズアイジャケット、サテンジョーゼットワンピース、バーズアイコサージュ
1985年に創設、ブリティッシュスタイルを継承するブランド【KEITH】から、ハレの日にぴったりな 「Eternal Collection」がお目見え。セレモニーはもちろん会食やビジネスシーンでも活躍するジャケットやジョーゼットドレス、ブラウスなどがラインナップされています。
ノーカラージャケット×エレガントなプリーツが入ったワンピースの王道ネイビースタイル。高級感のあるバーズアイを使用したノーカラージャケットと、上品な質感とシルエットを併せ持つワンピースは好相性。ワンピースはドレープのような揺れ感やウエスト紐でアレンジできるのが特徴で、一枚でもサマになります。
▲バーズアイジャケット、ドレープサテンブラウス 、バーズアイスカート、バーズアイコサージュ
ノーカラージャケット×ほどよいボリューム感のあるフレアスカート×ベーシックなブラウス。丸襟のブラウスが、顔まわりをすっきり見せつつ顔色を明るく見せてくれます。バーズアイの光沢感が際立つスタイリングです。
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