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2020.04.18

夫が作った、これなんだ?3人めも切迫流産でひとつだけよかったこと【モデル牧野紗弥の夫婦生活ホントのところ4】

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ひとりめ、ふたりめに続いて3人めも切迫流産で安静に

3人めを妊娠したのは長女が幼稚園の年中さん、長男が保育園の2歳児クラスにいる時。 上のふたりと同じように早々に切迫流産となり、妊娠初期から安静に、と言われていました。たださすがにふたりの子どもたちを任せて長期の入院生活を送ることはできず、妊娠5ヶ月でシロッカー手術 (赤ちゃんが降りてこないように子宮頸管を結ぶ手術)を受けて自宅安静に。それでも起きている時にお腹が張る感覚はなくならなくて、ほとんど横になっているような生活です。

そこでひとつだけ良かったことが

(C)Shutterstock.com

そんな中、体調の悪そうな私を見かねた夫が朝ごはんを作るようになったんです。
といっても、はじめはパンを焼いてその上に子供の好きなジャムを乗っけたり、ハムを乗っけたりお餅を焼いたりご飯に納豆をかけたりというだけでしたが。ちなみに、トップの画像は夫が作った卵焼きです。だいぶ上達しました(笑)。
夫は毎朝「何パン〜?おもち〜?ご飯〜?」と子供達に聞いて作るのが気持ち良いそうです。ついでに、この時から朝私にコーヒーを入れるのも夫の担当になりました。
夫は、朝食を作るようになってからというもの「子供の成長にはタンパク質を摂るといいらしいからウィンナーやハムを焼こう」とか「カルシウムが必要だから毎朝牛乳コップ一杯飲むこと」など少しずつ栄養のことも意識するようになってきました。 こうして3人めの妊娠をきっかけに、朝はご飯とコーヒーを作って子供達を園に送り、食器を洗って出勤するというスタイルが出来上がり、こちらも5年経った今も継続中です。
いくら私の体調が悪かったとはいえ、平日はほぼ真夜中に帰宅する夫がどうしてこの条件をすんなり飲んでくれたのか。その理由を後に聞いたところ「朝起きなくちゃいけない辛さより、夜の門限がない方がずっとありがたかったから」と言ってましたが(笑) 。

実の母にもジェンダー・バイアスについて提案中!

3人めの子どもである次男を出産した後も、私たちは変わらずこのルールを続けています。夫が食卓で朝からせっせとご飯をつくっている中、妻の私が食卓で座ってスマホでニュースを見たりしていることに、コンサバティブな私の母は違和感たっぷりな様子。泊まりに来ると「あなたも少し動きなさい」なんて言われます。でもこれがうちのスタイル。「ふたり話し合って決めた事なんだよ」と伝えましたが、こうやって、実の母が持っている 無意識の「男の人はこう、女の人はこうあるべき」というジェンダー・バイアスを取り去っていくのも、大切なことだと思っています。

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牧野紗弥

モデル

牧野紗弥

愛知県出身。小学館『Domani』を始め、数々のファッション誌で人気モデルとして抜群のセンスを発揮しながら、多方面で活躍中。キャンプやスキー、シュノーケリングなど、季節に合わせたイベントを企画し、3人の子供とアクティブに楽しむ一面も。今年は登山に挑戦する予定。自身の育児の経験や周囲の女性との交流の中で、どうしても女性の負担が大きくなってしまう状況について考えを深めつつ、家庭におけるジェンダー意識の改革のため、身を持って夫婦の在り方を模索中。

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