Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE インタビュー

2020.09.10

「特別上映版『はたらく細胞!!』」で白血球(好中球)を熱演中!声優・前野智昭さんスペシャルインタビューvol.1

 

忙しい毎日を送る女性たちに、癒しを!頑張るワーキングウーマンたちにご褒美を!大人の女性誌による、大人の女性のための、大人の男性声優に特化したインタビュー連載『女は耳から恋をする』#耳恋。連載第6回目のゲストにお迎えしたのは、前野智昭さん。現在上映中の「特別上映版『はたらく細胞!!』最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!」で白血球(好中球)役を好演されています。まずは作品のみどころからお話を伺いました。

Tags:

体内の敵を倒すべく、今日も白血球(好中球)は仕事中!耳恋連載 第6回目のゲストは、人気声優の前野智昭さん

仕事に家事に育児に、毎日頑張っている女性のみなさんを、素敵なボイスで癒したい! そんな想いでスタートした、WEB Domaniによる大人の男性声優へのインタビュー連載。櫻井孝宏さん梶 裕貴さん下野 紘さん福山 潤さん、そして山下大輝さんに続き、今回登場してくださったのは、すべてを優しく包みこむような知的で落ち着いた低音ボイスの持ち主・前野智昭さん。9月5日(土)から上映中の「特別上映版『はたらく細胞!!』最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!」で、体内に侵入した異物を排除する白血球(好中球)を演じています。

前野智昭
▲声から受ける印象の通り、落ち着きのある穏やかなムードだった前野さん。今回もポートレート写真とともにインタビューをお届けします!

赤血球、白血球、マクロファージ…人間の体内に存在する細胞たちを擬人化し、細菌やウイルスと戦う様子を描く大人気作品「はたらく細胞」。私たちの体内で日々起きている出来事を、わかりやすく面白く伝えてくれる同作品は、老若男女問わず高い人気を誇っています。もともとはコミックスだった本作品が、2018年夏にTVアニメ化。そして待望のTVアニメ第2期が来年1月にスタートします。上映中の作品は、第2期で描かれる原作コミックス第5巻のエピソードをTVオンエアに先駆けて公開する特別上映版。胃・小腸・大腸などを舞台に、細胞たちが世界(=体)の命運をかけて奮闘します。

自分の体の中で起きていることだから、子供も大人もみんな夢中になれる! 

擬人化アニメの代表作ともいえる「はたらく細胞」。まずは本作品の魅力について、前野さんに伺いました。

「この作品の登場キャラクターは、実際に自分の体内ではたらいている細胞たち。そして作品で起きる事件も、実際に自分の体内で起きている、もしくは起きうること。自分の中にいる細胞たちがそれぞれ担っている役割、役目を果たすべく頑張る姿、そして体内で起きるさまざまな事件を楽しく知ることができるんです」

何よりも身近(むしろ〝身〟そのもの)なはずなのに、「体の中」って知っているようで知らないことばかり。TVアニメ第1期も、熱中症やインフルエンザについて面白く学んだ記憶が蘇ってきます。

前野智昭
▲白血球にちなんで、今回の衣装は〝白〟! クリーンでありながら、どこか温かみも感じる装いです。ロングジャケットが白衣を思わせるのか「デキる外科医のようだ…」との見方も(笑)。〝体の敵と戦う〟という面では白血球と同じですね!

「今回の特別上映版では〝乳酸菌〟が登場します。よく耳にする単語ですし、体にいいことは何となく知っている。だけど具体的に体内でどんなことをしていて、体にどんな影響を及ぼしているかは、よくわかっていないですよね。そしてストーリーのもうひとつの軸である〝がん細胞〟も同様で未知の部分が多いはず。体内でがん細胞がどう発生し、広がっていくか。そして、がん細胞が増殖すると一体何が起きるのか…そんなことまで学べます

「体」をテーマにしているとあって、どんな人でも必ず〝共感〟できるのがこの作品の魅力。

「みなさんの体の中が舞台になっているから、年齢、性別問わず、どなたでも楽しんでもらえるはず。それから…今回の本編に登場する乳酸菌たちがとにかく可愛い!そんなところも、お子さんたちに楽しんでもらえると思います」

まぁるいフォルムで描かれている乳酸菌たちの愛くるしい姿や鳴き声も、今作品のみどころのひとつ。子供のみならず大人も思わず身悶えてしまうキュートさなんです♡

「そんな可愛いポイントがありつつ、がん細胞とアクションを繰り広げるかっこいいシーンもある。いろんな楽しみ方をしていただける映画になっていると思います」

「みんなで楽しく〝はたらき〟ました!」TVアニメ第1期から変わらないチームワークの良さ

前野さんが演じるのは、体内環境を脅かす細菌やウイルスを排除する白血球(好中球)。さまざまな敵と戦っていらっしゃいましたが、特に印象的だったシーンはありますか?

「個人的に印象深いのは、やはりがん細胞との戦いですね。第1期からの特別な因縁があるキャラクター同士なので、おのずと気合いが入りました。また、がん細胞を演じているのは、声優の大先輩である石田 彰さん。石田さんと肩を並べてお芝居をさせていただくのは今でも緊張しますし、ぐっと力が入りますね」

と、白血球(好中球)として、ひとりの声優として抱いているがん細胞への想いを明かしてくださいました(※石田 彰さん:「新世紀エヴァンゲリオン」渚カヲル役などで有名)。そんな石田さんとのお芝居が…と聞いて、気になったのはアフレコ事情。この社会情勢の中、アフレコを進めるのはとても大変だったのでは?

「この特別上映版、そして来年1月にスタートするTVアニメ第2期ともに、コロナ禍の前に録り終えていまして。掛け合いも、ガヤ録りもみんなで一緒にできました。第1期から続くチームワークの良さをそのまま感じていただけると思います」

前野智昭
▲どの質問にも、真摯にそして真剣に言葉を紡いでくださった前野さん。それでいて、アフレコ現場について語る口ぶりはとっても楽しげ。心が高まる、にぎやかな収録だったことが伝わってきました。ちなみに「現場のムードメーカーは井上喜久子さん」だそう。

前野さんいわく、「はたらく細胞」のアフレコ現場はキャストも制作スタッフもチームワーク抜群。みんなで力を合わせて〝はたらく現場〟だったようです。

「キャストはキャスト同士、制作スタッフは制作スタッフ同士で…と分かれて時間を過ごす現場もありますが、『はたらく細胞』はそういうことが全くないんです。休憩中もみんなでロビーに集まって『次のシーンはこうしたいね』『こんなことをやれたらいいね』とワイワイ話し合ったりして。言いたいことをお互いにしっかり言い合いながら一丸となって作り上げた作品。ストーリーで描かれている体内の細胞たちのように、みんなで楽しく〝はたらき〟ました!(笑)」

もしも、前野さん自身が体内の細胞のひとつだったら…?きっと●●細胞として生きているはず!

さて。作品内では白血球(好中球)として奮闘している前野さんですが…もし前野さん自身が体の中ではたらく細胞や菌だったら? そう質問してみたところ「何だろうな〜」と少し悩んだ後、こう一言。

「僕、地味なんで、普通の一般細胞ですね

あんなにもキリッとかっこよくはたらく白血球(好中球)を演じている前野さんから、まさかの回答!

「俺が俺が…と前に出ていくタイプではないですし、普通に地味に生きているんじゃないかな。今作で活躍する一般細胞くんのように、ときには不満を募らせたりするかもしれないですけど(苦笑)。延々とコピーを繰り返し、粛々と細胞分裂をしていると思います。あ、そうそう、一般細胞といえば…」

と、ここで飛び出したのが〝一般細胞〟にまつわる現場のこぼれ話。

「TVアニメ第1期から続いて、特別上映版でもがん細胞を演じている石田 彰さん。はじめはただの〝一般細胞〟としてキャスティングされていたんです。いただいた台本にも【一般細胞C /石田 彰】とだけ記載されていて、セリフも少ししかない…『えぇ!?そんなことある?』と思いながらアフレコ現場に行きました」

前野智昭
▲「もしかしたら同姓同名の石田 彰さんがいるのかもしれない…とも思ったんですけど(笑)、現場にいらっしゃったのはやっぱり〝あの〟石田 彰さんでした」
なんてエピソードも。

「一言二言セリフを放って出番を終える石田さんを前にして『そんなわけがない』『何かがおかしい』とスタジオの中にも不思議な空気が…(笑)。『もしかしてあの一般細胞って、がん細胞なんじゃないの…?』とみんなでだんだん気付きはじめて、最終的に種明かしをされたときは『すごいことを考えるな!』と感心させられましたね」

一般細胞が実はがん細胞だった…!という驚きは、体内(ストーリー)でも起きていた展開。なんとアフレコ現場で再現してしまうなんて!リアリティを追求する(!?)制作姿勢に感動です。
そしてキャラクターについてもうひとつ。前野さんのお気に入りの細胞は?と質問すると、返ってきたのはあの免疫細胞の名前でした。

「NK細胞がすごくいいなって思います。笑うと活性化する細胞なんですが、なんと低予算で免疫をあげることができるんだ!って(笑)。こんなときだからこそ、たくさん楽しいことをして、たくさん笑って、免疫を高めていきたいですよね」

と様々な視点から体と健康についての気づきを与えてくれる「はたらく細胞」。現在上映中の特別上映版は、はじめてこの作品に触れる人もすんなり体内(ストーリー)に入り込める内容でありながら、第1期のリベンジマッチなど従来のファンにとっても見所が盛りだくさん! ぜひ映画館に足を運んでみてくださいね。

▶︎「はたらく細胞」に出会って変わったことって?声優・前野智昭さんスペシャルインタビュー vol.2
▶︎「はたらく細胞」白血球(好中球)役の前野智昭さんが、〝はたらく〟上で一番大切にしていることって?声優・前野智昭さんスペシャルインタビューvol.3

■『特別上映版「はたらく細胞!!」最強の敵、再び。体の中は“腸”大騒ぎ!』絶賛上映中!


これはあなたの物語。あなたの体内(からだ)の物語──。

人の細胞の数、およそ37兆個(新説)。
細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。
酸素を運ぶ赤血球、細菌と戦う白血球…….
そこには、知られざる細胞たちのドラマがあった。

擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」のテレビアニメ第2期が2021年1月にスタート。
本作は、そのオンエアに先駆けて公開される先行上映版。
胃、小腸、大腸と行った消化器官を舞台に、細胞たちの壮大な物語が描かれる。

【スタッフ】
原作:清水 茜(講談社「月刊少年シリウス」連載) 監督:小倉宏文 シリーズ構成・脚本:柿原優子 キャラクターデザイン:吉田隆彦 細菌キャラクターデザイン・プロップデザイン:三室健太 サブキャラクターデザイン:玉置敬子 総作画監督:吉田隆彦・玉置敬子・北尾 勝 美術監督:細井友保(スタジオちゅーりっぷ) 美術設定:曽野由大 色彩設計:水野愛子 撮影監督:大島由貴 3DCG監督:石井規仁 編集:廣瀬清志 (エディッツ) 音響監督:明田川 仁 音響制作:マジックカプセル 音楽:末廣健一郎・MAYUKO アニメーションプロデューサー:若松 剛 アニメーション制作:david production 製作:アニプレックス・講談社・david production

【キャスト】
◆赤血球:花澤香菜       ◆白血球(好中球):前野智昭
◆キラーT細胞(メモリーT細胞):小野大輔
◆マクロファージ:井上喜久子
◆血小板:長縄まりあ      ◆制御性T細胞:早見沙織
◆NK細胞:行成とあ       ◆乳酸菌(クロ):吉田有里
◆乳酸菌(アカ):高橋李依     ◆乳酸菌(パンダ):藤原夏海
◆乳酸菌(ブチ):久保ユリカ  ◆一般細胞:小林裕介
◆がん細胞:石田彰       ◆ナレーション:能登麻美子

アニメ公式サイトはこちら/公式Twitter(@hataraku_saibou)はこちら
(C)清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

◆テレビアニメ第2期「はたらく細胞!!」2021年1月より放送予定。
◆「月刊少年シリウス」(講談社)にて「はたらく細胞」好評連載中!コミックス第1巻〜第5巻発売中。

声優

前野智昭

まえの・ともあき/5月26日生まれ。アニメ、ゲーム、洋画の吹き替えなど幅広く活躍。主な出演作に『図書館戦争』の堂上 篤役、『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズのカミュ役、『暁のヨナ』のハク役、『Fairy gone フェアリーゴーン』のフリー・アンダーバー役など。大のゲーム好き、そして野球好きで、読売ジャイアンツの大ファンとしても知られる。

撮影/安井宏充(Weekend.) スタイリスト/MASAYA (addictcase) ヘア&メイク/横手寿里 取材/旧井菜月・福本絵理香(本誌)

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら


Read Moreおすすめの関連記事







スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!