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BEAUTY メイク

2024.09.09

【最新】30~40代の抜け感メイクテク6つ! 基本~応用までを徹底解説

 

隙のないメイクで気合いを入れる日があってもよいですが、やはりトレンドは「抜け感」。手を抜くという意味ではなく、しっかりメイクするパーツと素材を生かしたメイクにするパーツと分け、どこかに抜けを作ることを指します。ちなみに素材を生かすというのは、何もしないということではありません。とても繊細に、そして丁寧に元々の素材を引き立てながらメイクをしていきます。本記事では、その方法やポイントを丁寧に解説します。

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抜け感メイクとは「素材を活かしたナチュラルなメイク」

「抜け感メイク」とは一般的に、フルメイクからパーツメイクを引き算していくメイク方法のこと。すべてのパーツに気合いを入れるのではなく、どこかに〝抜け〟を作ること、これが大切だと言われています。そんなバランスのいい大人の抜け感メイクの方法を紹介!

大人の抜け感メイクを成功させる6つのポイント

ベースメイクは薄膜で重ねる

ヘア&メイクの佐伯エミーさんに「美しくくずれにくい肌に仕上げるコツ」を聞きました!

佐伯エミーさんのプロフィール写真
「下地はファンデとの密着性を高めて保湿する効果もありますが、たくさん使えばいいわけでなく、むしろ下地をつけ過ぎるとくずれやすくなります。ベースメイクは、下地、ファンデーション、コンシーラー、パウダーを薄膜で重ねるのが〝美しくくずれにくい肌〟に仕上げる近道です。

ファンデーションだけで肌悩みを塗り隠そうとすることもくずれの原因になりますし、厚塗り感が出るので避けましょう。シミやクマはコンシーラー、毛穴の開きやくすみは下地、と適材適所でアイテムを駆使することが大切です。仕上げのルースパウダーはファンデーションを密着させるために必要ですが、こすれやすい部分やくずれやすい部分のみでOKです。

そして大切なことが、もうひとつ。なにかを塗ったらその都度、しっかり密着させることです。ちょっとしたことでくずれにくさが格段にアップして美肌をキープできるのでぜひ試してみてください」

1.下地を指のはらで薄く塗り広げる

下地を頬に塗り広げている写真
「下地は多すぎても少なすぎてもくずれの原因に。5mm程度のパール粒を指にとり、指のはら(第2関節くらいまで)に広げてから塗布します。こうすると薄膜でムラなく塗れます。頰の内側から外側へと塗りのばし、そのあとに額、鼻、あご、目元にも塗ります。最後に乾いたスポンジで顔全体をトントンするとなじみがよくなり、余分な油分がオフできます」

2. コンシーラーでクマをカバーする

頬にスポンジを当てている写真
「クマのカバーには、オレンジ系コンシーラーを使います。コンシーラーで整えたあとにファンデーションを重ねるとオレンジがなじんで自然に見えます。カバーするときは、クマよりも少し広めにコンシーラーをブラシでのせ、コンシーラーと肌の境目を乾いたスポンジでトントンとなじませます。境目以外の部分までスポンジを使うとコンシーラーがとれてクマが見えてしまうのでNGです。シミ部分はファンデーションのあとに目立つところだけ塗ります」

3.ファンデーションを水ありスポンジで塗る

こめかみにスポンジを当てている写真
「冬は保湿力のあるクリームファンデーションに切り替えるのがおすすめですが、手持ちのファンデーションで保湿力を高めたいときはスクワランオイルなどを1滴混ぜると潤いとツヤがアップします。塗布するときは、水に濡らして軽く絞ったスポンジを使います。密着力が上がり、薄膜で均一に塗ることができます。

ファンデーションを手の甲にとったら(クリームファンデーションの場合、全顔で小豆ひと粒大が目安)、スポンジに半分くらいとり、頰の内側から外側へ向けてトントンしながら塗り広げます。頰全体を塗ったら残りのファンデーションをスポンジにとり、額や鼻、あご、目元なども塗ります。マスクを着用すると目まわりに視線が集まりやすくなるので、こめかみまでキレイに整えましょう。顔全体を塗り終えたら、スポンジでもう一度全体を軽くトントンとなじませます」

4. ブラシを使い、ルースパウダーを部分的につける

おでこにブラシを当てている写真
「ルースパウダーをつけるときは、大きめのブラシを使うとつき過ぎを防げます。ルースパウダーの蓋などに粉を出し、ブラシをクルクルと動かして粉をブラシの中まで含ませたら手の甲で軽くトントンとなじませてから使います。つける部分は額やフェイスライン、鼻などのくずれやすい部分、マスクで擦れやすい部分のみです。ふわっと粉をまとうようにつけます」

5. メイクの上からハンドプレス

手のひらを頬にあてている写真
「ルースパウダーまでつけたあと、肌全体を軽くハンドプレスすると肌、下地、ファンデーション、ルースパウダーがしっかり密着してくずれにくくなりますし、粉っぽさのない美しい仕上がりになります。ハンドプレスするときは肌と垂直になるように手のひらを軽くあてるだけでOK。グッと押したり、横に動かすとヨレてしまうので気をつけて」

アイブロウは下処理でもっさり感解消

眉メイクは「色で地肌を埋めるもの」と考えがちですが、それだけだと〝海苔のようにのっぺりした眉〟になりやすいんです。「眉は立体感を意識したほうが自然な美眉になる」と佐伯エミーさんはいいます。

1.スクリューブラシでベースメイクをオフ

スクリューブラシで眉を整えている写真
「眉毛のなかに入り込んでいる下地やファンデーションをスクリューブラシで取ります。眉頭から眉尻まで、ブラシを左右に動かして払い取るようにしっかりオフしたら、眉頭から眉尻へ毛流れを整えます」

2.フェイスパウダーをつける

眉にブラシを当てている写真
「フェイスパウダーをつけると眉毛の中がサラサラになり、アイブロウの色がキレイにつきます。ブラシにフェイスパウダーを含ませ、手の甲でトントンとなじませてから眉毛に塗布。眉頭から眉尻までブラシをクルクル動かしてフェイスパウダーをつけたら、最後に毛流れを整えます」

3.アイブロウパウダーを薄平ブラシでつける

ブラシを眉尻に当てている写真
「眉の形と色味を整えるためにアイブロウパウダーを使います。アイブロウペンシルを使う人も多いですが、ペンシルで描くときの筆圧が強いと眉毛が抜けてしまうことがあるのでパウダーがおすすめ。アイブロウブラシは薄く平たいブラシを使うと、細かい部分までキレイに描けます。眉頭は抜かし、眉の上と下を描き足して形を整えます。ブラシで一気に線を描くのではなく、5mm程度の線をちょこちょこと描くようにしましょう。

眉全体にパウダーをつけるときもブラシでちょこちょことつけます。今っぽい眉にするなら〝ストレートで、眉山はなだらかなアーチ形〟ですが、自分の眉に自然に沿う形でもOKです。ただし、長すぎる眉尻は古臭く見えるので要注意。眉尻は、口角→目尻の延長線上よりも内側で収めましょう」

4.アイブロウリキッドで毛を描き足す

リキッドタイプのアイブロウで眉を描いている写真
「毛が少なくて地肌が見える部分はアイブロウリキッドで描き足します。ここもペンシルではなくリキッドがおすすめです。眉頭を描くときは上向き、眉山までは横向き、眉尻は斜め下向きと毛の向きに合わせます。2〜3mm幅でちょこちょこ描くと、自然に増毛したように見えます。眉頭を描きすぎると『海苔眉』になるので気をつけましょう」

5.アイブロウマスカラで毛にハリコシをつける

眉にアイブロウマスカラをつけている写真
「立体感のためにも自眉のハリコシをアップさせます。マスカラを塗るときの向きも大切です。眉頭から眉山へ横向きにつけるのは毛が寝てしまうのでNG! 眉頭は上向き、眉山までは横向き、眉尻は斜め下にと、ブラシを細かく動かすことを心がけて。とくに大人は眉頭がポイントで、40代になるとまぶたが重く見えがちですが、眉頭を上向きにしっかり立てることで解消できます」

アイシャドウは横の2色グラデが今っぽい

佐伯エミーさんに、抜け感が出るアイシャドウの塗り方も教えてもらいました。

ひと昔前の「縦の3色グラデ」は古臭く見えがち

縦3色のグラデーションになったアイシャドウのメイクをした写真

縦3色のグラデーションになったアイシャドウのメイクをした写真 目を閉じている
「縦の3色グラデや囲み目は今の時代だと濃く、顔がキツく見える原因にも。パールが大きいキラキラ系シャドウも頑張っている感が出てしまうので40代は避けるのがベター」

【これが正解!】目尻をほんのり締める横の2色グラデで今っぽい顔に

横2色のグラデーションになったアイシャドウのメイクをした写真

横2色のグラデーションになったアイシャドウのメイクをした写真 目を閉じている

「目尻1/3程度に濃いブラウンをのせ、それ以外は明るいブラウンのみに。肌感が漂うくらいにするのが今っぽくなるポイントです。チップだと色がつき過ぎる場合があるのでブラシでつけるのがおすすめです。パールはキラキラ系ではなく、上品なツヤ感のものを選びましょう」

1.明るいブラウンをアイホールにのせる

上まぶたにブラシを当てている写真
明るいブラウンをブラシにとり、アイホール全体にのせます。まぶたの中央にブラシを置き、トントンしながら目頭や目尻へスライドさせて全体的にふわっとのせる。

2.濃いブラウンを目尻にのせる

上まぶたにブラシを当てている写真

アイシャドウを塗った目元の写真
濃いブラウンをブラシにとり、目尻1/3にトントンとのせます。横向きの楕円形になるようにし、目尻よりややオーバーめにのせて。

3.下まぶたも2色グラデーションにする

下まぶたにブラシを当てている写真
目頭から目尻まで明るいブラウンをブラシでサッとつけます。そのあと、目尻2mm程度のみ濃いブラウンをのせます。つけ過ぎを防ぐため、アイライン用ブラシなどを平たく小さいブラシを使いましょう。

アイラインは目の輪郭を際立たせる程度に

40歳前後からは目元のハリが失われやすくなり、以前よりアイラインが描きにくくなります。抜け感メイクのブームに乗ってアイラインを引かない「ノーアイライン」にする人もいますが、ハリが失われた目元はアイラインを引かないと小さく、目尻が下がった印象に見られやすいのです。では、40代はどう描くべきか? 佐伯さんに伺いました。

「40代になったらアイラインは〝引く〟というより〝まつげの隙間を埋めるもの〟と考え、目の輪郭を際立たせるようにしましょう。もうちょっと目力が欲しいというときも、まつげのほんの少し上に点描きをしてミニマムに留めます。目頭のくぼみまでラインを描くと、かえって悪目立ちするので避けましょう」

1.まぶたを軽く引き上げまつげの間を埋める

まぶたを引き上げながらアイラインを描いている写真
「アイラインを描くときは、反対の指でまぶたを軽く引き上げてから描くとガタガタになりません。指を使わず、眉を上げる動きでまぶたを引き上げるだけでは不十分です。まつげの間を埋めるようにちょこちょこと描き足します。年齢を重ねると粘膜が見えやすくなるので、粘膜が目立つ部分はインラインも描きます」

2.目力が欲しいときはまつげの上を点描き

まつげの上にアイラインを描いている写真
「まつげの間を埋めたあと、まつげのほんの少し上に描き足します。一気に線を引くのではなく、2mm程度の幅で少しずつ点描きをすると目がはっきりしながらも自然に見えます。描くときは、まぶたの下からペンシルをあてましょう。繊細な線が描きやすくなります。目頭から黒目の端まではラインを描かず、抜け感を作るのも自然に見せるポイントです」

アイメイクをした目元の写真
まつげの隙間を埋め、まつげの少し上に線を描き足した仕上がりがコチラ。目尻もオーバーに出さない自然なフォルムが大人にぴったりで、今どきっぽい抜け感も漂います。

マスカラは黒目の上だけ2度塗りして、しっかりカールアップ

マスカラを塗っている写真
まずは上のまつげ全体を扇形に広げて塗ります。そのあと、黒目の上だけ重ね塗りし、根元から上に向けてしっかり立ちあげます。こうすると、まつげの存在感はナチュラルなまま目元がシャキッとします。下まつ毛はノーマスカラでOK。また、ダマっぽくならないためにマスカラを塗る前にブラシをティッシュオフして余分な液を落とすこと、上向きカールを作るためにマスカラを塗る前にはビューラーを使うことも、お忘れなく!

チークは〝渋赤〟でほんのり透けた血色感をプラス

パッと見は濃い印象の渋赤ですが、肌にのせると軽快さと落ち着きを感じさせる雰囲気に。チークを入れたとわかるように血色感をつけるのではなく、頰全体に血色感をふわりと重ねて、まるで肌になりすましたようになじんで見せるのがポイントです。軽やかでほんのり透けた血色感を“こけて見える部分までまとう”ことで、ふっくらとハリのある肌を演出できます。


▲SUQQU メルティング パウダー ブラッシュ 07 ¥6,050

しっとりしたパウダーでムラなく広がり、ツヤと血色感をほんのり仕込めるチーク。透明感がありながら白っぽく見えないのも魅力です。07の色は、ほのかにパープルのニュアンスがあるレッドで、しとやかな血色感をまとえます。

1. ブラシにチークをとったらティッシュでなじませる

ティッシュにブラシをあてている写真
「チークに使うブラシは、大きいブラシがおすすめです。大きいブラシを使うとふわっと透けるようにチークを入れることができます。チークをブラシにとったら、ティッシュの上で何度かトントンと叩き込みながらブラシを360度回転させチークの粉をブラシ全体にまんべんなく含ませます。こうしておくと、チークが肌にベタッとつくのを防げます」

2. 頰の高いところにトントンとおく

頬の高いところにブラシをあてている写真
「笑ったときに頰の一番高いところにブラシの毛先を垂直にあて、直径5cmくらいの丸形をイメージしてトントンとおきます。ほんのり血色感がつく程度でOKです」

3. 丸いチークの上下をブラシでなじませる

頬の上でブラシを動かす方向を表した写真
「丸く入れたチークの上と下にブラシをすべらせ、肌となじませます。このときチークをつけ足す必要はありません。上をなじませるときは、黒目の下くらいから緩やかな弧を描くようにして耳前までブラシをすべらせます。下をなじませるときは、上唇の高さくらいまで広めにブラシをすべらせます」

血色感チークメイクの完成写真

絶妙な抜け感の血色メイクが完成!

パーツ別抜け感メイクのやり方&おすすめコスメ

ベース|白浮きしない透明肌の作り方

大人が肌に透明感を出そうと無理にトーンアップアイテムをいくつも重ねると、不自然に白くなってしまうことが…。30代40代は、素肌そのものが明るく澄んだような、ナチュラルな透明感がある仕上がりを目指すのが吉。

ナチュラル透明感メイクをほどこしたモデルの写真

1. ブルー下地を使って抜けるような透明感を仕込む

顔に下地をのせている写真。塗らないエリアも図解されている

トーンアップ下地は何色かあるものの、大人の肌は黄ぐすみが出やすく、それが透明感作りを邪魔している要因のひとつに。この黄ぐすみを打ち消すのがブルー下地。手持ちの色がつかないタイプの下地を全体に塗った後、ブルー系下地を塗ります。まずは透明感がもっとも欲しい頬、さらにはくすみがちな口角の下、眉上。ちょんちょんと置いたらすぐに伸び広げましょう。塗るエリアはグレー斜線以外。全体に塗ると顔が膨張して見えてしまいます。

\使ったのはこちら/

ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ブルーの商品画像

▲ジバンシイ プリズム・リーブル・スキンケアリング・コレクター ブルー ¥5,060
スキンケア成分90%のみずみずしい使用感。青白くなるのを防ぎながら肌に透明感を与え、光のオーラをまとったような肌へ。

2. ラベンダーパウダーで優しい発光感を出す

ブラシでパウダーをのせている写真。のせる場所も図解されている

黄ぐすみを抑え、柔らかな発光感をプラスできるラベンダーカラーのフェイスパウダーをハイライト代わりに。小さめのブラシにパウダーをとり、目の下と鼻筋、鼻の下、あご先にサラッと重ねます。際立ったツヤは出ないものの、くすみを払って透明感を呼び込み、同時に柔らかな発光感もプラスできます。

\使ったのはこちら/

Hince セカンドスキンエアリーパウダー AP001の商品画像

▲hince セカンドスキンエアリーパウダー AP001 ¥3,190
空気のように軽い微細なパウダーが、さらりとした上質肌へ整える。明るく輝くトーンの肌を演出するラベンダーカラー。

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