誰とでもすぐ仲良くなれる
人見知りしない。誰とでもすぐ仲良くなれる。 (30代・神奈川県・子ども2人)
Yoshida’s Voice
「主体性のある人は、対人関係もマイペースです。それが、対人関係でのオープンさにつながるかもしれませんね」
主体性を身につけるためにやっておきたい3つのアクションを紹介
自己肯定感を持つ
「主体的に生きるというのは、自分のポジティブな面だけでなく、ネガティブな面も『自分らしさ』として受け入れられることも含まれます。ネガティブさを受け入れるためには、自己肯定感(ありのままの自分でよい)が不可欠です」(吉田さん)。
自分の感覚やペースを大切にする
「周りの評価を気にして、『100点』や『いい人』を目指さないことが重要です。主体性を養うためには、自分の感覚を信じたり、自分なりのペースに気付けることが最初の一歩ではないでしょうか」(吉田さん)。
人と比べない
「人と比べている毎日では主体性は生まれません。比べられない自分だけ、オリジナルな何かを探す方が主体性を早く身につけられると思います」(吉田さん)。
ちなみに似たようなイメージの「自主性」とは、どんな違いがあるのでしょうか。
「自主性とは辞書で引くと、『他からの干渉や保護を受けず、独立して事を行うこと』とあります。主体性と比べると、自主性の方が責任感を持ちながら、やるべきことや与えられたことをより積極的に行動に移し、自分らしい人生を実現していくことを指すのではないでしょうか」(吉田さん)
主体性を持つには、まず己を知ることから
主体性がある人は、周りから見ると芯があり、自分の意見が言える人となりますが、実は本人の心の中では、何百回、何千回と自問自答を繰り返し自分なりの答えを見つけている人なのではないでしょうか。主体性を表に出す前に、まずは自分自身をきちんと把握し、自分の色を作り出すことから始めるといいかもしれませんね。
取材・文/福島孝代 写真/(C)Shutterstock.com
臨床心理士
吉田美智子
東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
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Twitter: @hakoniwasalon
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