そのほかにもこんな意見が!
「思春期の息子」「寂しがり屋」「実は引っ込み思案」などの声がありました。
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素っ気ない態度を取られたときの対処法とは?
「こちらはいつも通り態度をかえない。同じ土俵には立たない」という意見が多数寄せられました。自分も同じように素っ気ない態度をとるのは大人気ないと感じているよう。
しかし、その真逆で「こちらも素っ気ない態度をとる」という意見も少なからずありました。やり返すという訳ではなく、深く関わりたくないという意味で、同じような態度を取るようです。ほかにも「距離を置く」や「冷静に対処する」などもありましたが、やはり中には「無視」という対処法を取り入れる人も。 挨拶の返しがなかったり、愛想がなかったりすると思わず無視をしたくなりますが、できれば大人として正しい対処法を取りたいところです。
では「素っ気ない人」にはどのように対処すると正解なのでしょうか。
臨床心理士が提案!「素っ気ない人」の取扱説明書
「先にも書きましたが、素っ気ない態度の人は<1>互いの心の動きに疎い(気づかない)、<2>そのメリットを感じないのが特徴なのですが、でも多くの場合、【計算してやっている】のではなくて、持って生まれた性質や、育つ環境によるものであると考えられます。なので、意地悪な心や、悪気があってしていることではないのです。
これを踏まえて、素っ気ない人との付き合い方を解説しますね。素っ気ない人はとっつきにくく感じられると思いますが、内面まで温かさや優しさがないわけではありません。また人柄をよく理解すると、ブレなさ、冷静さが、仕事でもプライベートでも信頼できる・長く付き合える人になることも少なくありませんよ。素っ気ないからと関わりを閉じてしまうのはもったいないように思います。
ただ、【笑顔で挨拶して、雑談を通じて仲良くなろうとする】のは効果薄と思いますから、率直に、相手の好きなことや意見などを聞いてみてはいかがでしょうか? また、特に仕事の場面では、冷静さを発揮してもらうと、お互いに助かることも出てくると思います。違いを受け入れて、補い合うチャンスにしてくださるといいなと思います」(吉田さん)。
素っ気ない態度の人は、全員に対して同じ言動をしているハズです。自分だけ話をしてくれない…なんて尻込みせず、シンプルな受け答えや、たまには軽いお願い事をしてみるなどして、付かず離れずのいい距離感を保つといいかもしれません。
取材・文/福島孝代
写真/(C)Shutterstock.com
臨床心理士
吉田美智子
東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon
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