■頭の回転が速い
腹黒い人は、自分が有利になるにはどうしたらいいか、頭がよく働きます。その場にいる人たちが、自分にとってプラスな存在かどうか見極めるのも上手です。周囲から一目置かれたいので、状況に即した行動をすることができます。頭の回転が速いので呑み込みが早く、仕事でも自分が何を求められているかすぐに把握できるでしょう。
腹黒い人か見分けるポイント
腹黒い人は自分をよく見せることに長けているため、「感じのよい人」と思われることも多いでしょう。心を許して仲良くなりすぎると、利用されたり人間関係のトラブルに巻き込まれたりと嫌な気持ちになることもあるかもしれません。
そうならないように、腹黒い人か見分けるポイントを押さえておきましょう。
1.相手によって態度を変える
計算高いところがあるので、「この人と付き合うと得をする」と思ったら、突然態度を変えます。自分の立場を強くするために、立場が強い人を利用したいという気持ちがあるのです。腹黒い人には「地位が高い人、権力がある人に気に入られたい」という気持ちがあるので、低姿勢になり声のトーンも変わります。
また、異性に対して態度が急に変わるというのもよくあること。自分のことを気にかけてほしいという気持ちがあり、態度だけでなく声やしぐさも変わります。
2.悪口や愚痴が多い
人の悪口や愚痴が多いのも、腹黒い人ならでは。といっても、大勢の人がいるところでは悪口や愚痴を言いません。それは、自分が悪く思われたくないという気持ちの表れです。相手がいなくなったとたんに、その人の悪口を言う傾向もあります。
3.損か得かで物事を判断する
腹黒い人の行動基準は、「自分にとって損か得か」です。自分にとって都合が悪いことだと、その場から離れることが多いです。一方、自分が得をすることだとわかったら、積極的に行動します。困っている人がいるときにその人を助けるかどうかは、それが「自分にとって損か得か」が行動基準になるのでしょう。上司のことは助けたのに、同僚は助けないということも十分あり得ます。
腹黒い人への接し方
ビジネスシーンで、腹黒い人と関わることもあるかもしれません。あらかじめ接し方がわかっていれば、ストレスを必要以上にためることもないでしょう。ここでは、2つのポイントをご紹介します。腹黒い人との接し方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
■悪口にのらない
腹黒い人の悪口にのってしまうと、腹黒い人の思いどおりになってしまいます。たとえば、「〇〇さんがこう言っていたよ」とあなたのせいにされかねません。悪口に同調するのは避けるべきですが、かといってあまり刺激して敵対心を持たれるのも避けたいもの。
誰かの悪口を言っているのを聞いたら聞き流すか、そっとその場から離れるのが一番です。
■ほど良い距離を大切に
腹黒い人とできたら離れたいけど、仕事で関わるのをどうしても避けられないこともあるでしょう。その場合、ほどよい距離を保つことが大事です。近づきすぎると、ストレスがたまったり考え方が影響されてしまったりする可能性もあります。
付き合いは仕事での関りの最小限にとどめ、プライベートな関わりはしない方が良いでしょう。プライベートな付き合いをすると、個人的なことを根掘り葉掘り聞きだそうとしてくるかもしれません。
心の中にある腹黒さと上手に付き合おう
腹黒い人の特徴や見分け方で自分に思い当たることがあったら、自分の心の中にも腹黒さがあるのかもしれません。でも、腹黒さは100%ネガティブなものではないのです。
「効率よく行動できる」「頭の回転が速い」といった長所もあります。腹黒さと上手に付き合いながら、まわりの人とコミュニケーションを図るよう努めましょう。
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