Summary
- 意地悪な人はプライドが高く、人によって態度を変えるなどの特徴がある
- その心理には嫉妬心が隠れていたり、悪気がなくからかっている場合もある
- 上手な対処法として、意地悪をする動機を理解し、境界線を引くことが重要
意地悪な人の特徴って?
意地悪な人と関わるとネガティブな気持ちになり、よい思いをすることがありません。ただ、どんな環境にも優しくない人はいるものです。適度に上手に付き合うために、まず相手の特徴を知ることから始めましょう。

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プライドが高い
プライドの高さは、意地悪な人にしばしば見られる特徴です。常に自分が人より強い立場にいたいと考えており、自分の立場をおびやかしそうな人を見つけると、嫌がらせをして邪魔したりとおとしめることに注力します。自分の立場より弱い人をわざとつくり出すことで、自分は大丈夫だと安心したいのです。
縄張り意識が強い人も多く、自分のテリトリーに新しい人が入ってくると強く警戒します。たとえ相手が明るく優しそうな人であったとしても、自分の環境が変わることを恐れ、排除したくなってしまうのです。加えて周りから「この人を怒らせてはいけない」と思われるように仕向け、いつも自分に都合よい環境をつくろうとします。人がどう思うかよりも、自分がどう思うかが一番なのです。
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人によって態度が異なる
意地悪な人は、見境なく意地悪をしているわけではありません。人と出会ったときに自分にとって得な人か否かを見定めたうえで、態度を変えているのです。自分よりも能力が劣っている・弱い立場と判断した人に対しては、「何をやってもよい」と軽んじた態度をとります。反対に自分より優秀・強い立場の人に対しては、気に入られようと愛想よく振る舞い媚びへつらう傾向が。
一見すると世渡り上手のようにも感じますが、周囲をよく観察する人からすれば「相手によって態度を変えるような酷い人」と軽蔑の対象になる場合もあります。とくに優秀な人ほど観察力に優れているため、媚びを売ったところで裏では嫌われていることも珍しくありません。

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現状に満足していない
意地悪な人のなかには現状に満足しておらず、寂しさや虚しさを抱えている人もいます。他人に意地悪な態度をとることで、注目されたい・相手にしてほしいという欲求を満たそうとしているのです。一見すると自分より恵まれた状況に見える人に意地悪をされると「どうしてそんなことをするのか」と思うものですが、実は世間的な印象と現状が乖離していることもあります。
例えば傍目には素敵な夫を持ち幸せそうな奥さんに見える人でも、実は家庭内では夫に相手にされていないのかもしれません。寂しさや鬱憤を、他人に意地悪することで解消しようとする人もいるのです。

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共感力がない
他人の気持ちに寄り添うことが苦手なのも、意地悪な人の特徴です。
相手が悲しんでいたり、困っていたりしても、無関心であったりむしろ楽しんでいるように見えることもあります。そのため、自分の行動が相手をどれだけ傷つけているのかに気づけない、または気にしないことが多いです。
支配欲が強い
自分の思い通りに物事を進めたがる人も、意地悪な行動をとることがあります。
自分の意見を押し通したり、他人の行動をコントロールしようとします。もし思い通りにならないと、怒り出したり、無視をしたりして、相手を精神的に追い詰めようとすることもあるでしょう。
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意地悪な人のあるあるエピソード
生きていると、同じような意地悪をする人と出会うことも珍しくありません。意地悪な人たちは、不思議と同じような行動をとっているのです。ここでは、身近に意地悪な人がいるなら共感できる「あるあるエピソード」をまとめました。

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わざと足を引っ張るようなことをする
わざと足を引っ張るようなことをするのは、意地悪な人がとりがちな行動です。とくに職場のようなライバル関係になりやすい環境では、他人の成功が気に入らず足を引っ張る人が現れます。わざと大事な書類を隠す・報連相(ほう・れん・そう)をしない・頻繁に不急の雑用を頼んでくるなど、ハラスメントともとれる行動をとることも少なくありません。
友人同士の関係でも足を引っ張ろうとする人はいるものです。とくに自分より幸せそうな人を見ると、あれこれ理由をつけて邪魔しておいて「悪気はなかった」と意に介しません。

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すぐに人の愚痴や悪口を言う
すぐに人の愚痴や悪口を言うことも、意地悪な人あるあるの一つです。わざと聞こえるように愚痴や悪気を言うことで、相手が悔しい・悲しい顔をすることを楽しんでいます。聞こえるうちはまだかわいいものです。対面しているときはいい顔をしておきながら、陰で根も葉もないうわさ話や悪口を流すような人もいます。
その場にいれば否定できますが、自分が関与していない場所だと否定することもできません。それどころかうわさ話に尾ひれがついて、より立場が悪化してしまうことも…。陰で言うタイプほど、ターゲットをいくつも持っています。その場にいない第三者の愚痴や悪口を言っては、小さな優越感を満たしているのです。

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意地悪な人の行く末は?
意地悪な人の悪口ばかり言ったり、周囲の足を引っ張るようなことをしたりと、他人から恨みなどネガティブな感情を集めがちです。意地悪な人が行動を改めずに居続けると、いったいどのような状態になってしまうのでしょうか? ここでは、意地悪な人の行く末を紹介します。
周囲から人が離れていく
意地悪な行動を続けると、当然ながら周囲の人々は不快感を覚えます。最初は我慢してくれる人もいるかもしれませんが、それが続けば次第に距離を置くようになるでしょう。
結果として、友人や信頼できる仲間を失い、孤立してしまう可能性があります。仕事でもチームワークを乱す存在として扱われ、協力者を得られにくくなるかもしれません。
孤立からさらに意地悪になる
孤立が深まると、さらに意地悪な行動をとるようになってしまうという悪循環に陥るケースもあります。
自分を理解してくれる人がいないという不満や寂しさから、他者への攻撃性が増してしまうのです。こうなると、ますます周囲との溝が深まり、状況は悪化していきます。
自分の行動を後悔する
年齢を重ねるにつれて、これまでの自分の行動を振り返り、後悔する人もいます。特に、病気になったり、困ったことが起きた時に頼れる人が誰もいないという現実に直面し、これまでの自分の行いを悔いることがあるそうです。
もちろん、中には自分の意地悪な性格を変えようと努力して、人生を好転させる人もいます。そのためには、まず自分が意地悪な行動をとっていることを自覚し、変わろうとする強い意志が必要です。
周囲に意地悪な人はいる?【体験談】
あなたの身の回りにも「意地悪な人」はいませんか? 働く女性たちの周囲にはどれくらいいるのでしょうか。女性100人にリサーチしてみました。


















