素の自分をさらけ出すのが恥ずかしい
素直になれない人は、「素の自分をさらけ出すことは本心を見透かされること」と考えがち。そのため、見透かされないようにかっこつけたり、本心と違うことを言ったりするのです。偉そうに振る舞う、見栄を張るなどの行動をとる人は、実は小心者で素の自分をさらけ出すことを恥ずかしがっている傾向にあります。
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プライドが高く他人を認められない
素直になれないのは、プライドが邪魔をしているからという場合もあります。たとえば他人のよいところを見つけたり、正しいことを言っていると感じても、プライドの高さからそれを認めることができません。他人を認めれば、自分が負けたことになると思い込んでしまうのです。それゆえ、誰かを褒めたりすることはほとんどないでしょう。
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素直な人になるには
いつも周りがにぎやかで友達の多い素直な人に憧れているものの、どうやったらそうなれるのか知りたいという人も多いはず。素直な人になるために心がけることは「相手の意見を否定しないこと」「ポジティブな気持ちを大切にすること」です。
具体的にどんなことを気にかけたらよいのか、ひとつずつ解説します。
相手の意見を否定しない
素直な人は、人の話を最後まで聞きます。たとえ自分と考えが異なっていても否定せず、まずは最後まで話を聞くようにしましょう。「なるほど、そうなんだね」というように、まずは相手の意見を受け入れます。
自分の考えを伝えたいときは、相手の話を聞き終えてからが望ましいです。押しつけるのではなく、「私はこんなふうに思う」とやんわりと伝えると角も立たないでしょう。自分と違う考えを認めることが、素直な人になるための第一歩です。
ポジティブな気持ちを大切にする
楽しい・嬉しい・素敵といったポジティブな気持ちを、素直に表現してみましょう。褒めてもらったら「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える、美味しいものを食べたら「美味しい」と喜びを表現するなど、ひとつずつ実践してみてください。
「私なんて」「どうせ無理」といったネガティブな気持ちにサヨナラして、ポジティブな気持ちに目を向けてみましょう。自己肯定感が少しずつ高まってきて、素直な心に近づいていくのがきっと自分でもわかるはずです。
【100人に聞いた】素直な人になる方法についてこんな意見も
素直な人になる方法は、先ほど述べた以外にもたくさんあるようです。こちらについても、さまざまな意見が集まりましたので紹介します。
自分と向き合う
「自分と向き合う」(40代・北海道)
「自分に嘘をつかない」(40代・埼玉県)
「自分のいいところを磨く」(40代・鳥取県)
嘘をつかない
「嘘をつかない。場をわきまえた素直さを出す」(30代・兵庫県)
「嘘をつかず正直に過ごす」(30代・埼玉県)
心の余裕をもつ
「ストレスを溜めないゆとり」(40代・埼玉県)
「穏やかな気持ちでいられるようにする」(30代・静岡県)
「広い心を持つ」(30代・東京都)
生活を充実させる
「自分の自由時間を確保し、充実させること」(30代・広島県)
「本や映画をみて、感動する心を蘇らせる」(40代・神奈川県)。
思いやりを持つ
「常に人の事を考え行動する」(40代・埼玉県)
「人のためにできることを考える」(40代・千葉県)
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素直な性格の人が注意すべき点とは
前述のとおり、素直さは好意的に捉えられる場合が多いことがわかりました。一方で、注意すべきこともあります。「素直な性格の人が注意した方がよいこと」を紹介します。
騙されやすい
「騙されないように気をつける」(40代・沖縄県)
「騙されやすい、利用されやすい。いいように使われがち」(30代・静岡県)
「悪い人に騙されない」(30代・広島県)
「人を信じすぎない」(40代・愛知県)
意図せず傷つけてしまう
「ストレートさが裏目に出る」(40代・滋賀県)
「正直すぎて言ってはいけないことまで言ってしまう」(30代・大阪府)
「言わないほうがいいことを無意識に言ってしまう点」(40代・千葉県)
自分勝手
「自分勝手になっていないかどうか」(40代・神奈川県)
「時には周りに合わせることも必要。 時には周りを疑う事も必要」(40代・長崎県)
「素直とワガママの境界線を間違えない」(40代・北海道)
〝失敗も人の意見も肯定できる人〟を目指そう
素直になるには、毎日の心がけが大切です。自分の失敗も人の意見も肯定できるように、自分も他人も褒めるようにしましょう。ポジティブな気持ちを大切にすることで、自信が育っていきます。あなたが素直な人になりたいと思うなら、心がけと考え方次第できっとなれるはずです。結果的に人間関係の幅も広がり、より多くの人に慕われるようになるでしょう。
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