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2022.04.13

【高を括る】とはどういうこと?由来はお米の収穫高って知ってた?

「高を括る」とはその程度だと見くびることを指す言葉です。今回は高を括るの詳しい意味や語源、使い方、例文をご紹介します。類語と対義語、使い間違いに注意する言葉なども解説しているため、正しく言葉を理解したい方はぜひ参考にしてください。

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「高を括る」の基礎知識

「高を括る」の読み方は「たかをくくる」です。「たかでくくる」や「たかを積もる」、「たかをしめる」と表現する場合もあります。いずれも安易な予測や見くびっていることを指す言葉です。

高を括る

それでは、「高を括る」という表現の詳しい意味や、注意したい表記の仕方、由来・語源について、詳しくチェックしていきましょう。

高を括る」とはその程度だと見くびること

【高(たか)を括(くく)・る】
その程度を予測する。大したことはないと見くびる。「―・って手ひどい目にあう」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

高を括る」とは、ざっくりと程度を見積もることや最初から見くびることという意味の言葉です。「高」は「金額や物などの程度」を表しており、「括る」とは「まとめる」「予測する」という意味のため、これらを合わせて「程度をざっくりと予測すること」を意味するようになりました。

「高を括る」を使う際はただ予測するだけではなく、見下した姿勢でというニュアンスが含まれます

「高を括る」の漢字の間違いに注意

先述のとおり、「たかをくくる」を漢字で表すと「高を括る」ですが、漢字変換が間違っているケースがしばしば見られます。とくに間違いやすいのが「たか」の字で、「鷹」や「多寡」と間違っている場合があります。

「高」は「程度」、「鷹」はタカという鳥、「多寡」は「多いか少ないかの、その量・額」を表す言葉です。「高を括る」という言葉の意味と由来を理解していれば、誤字を減らせるでしょう。

「高を括る」の由来

高を括る」の語源はお米の収穫高です。「高を括る」の「高」には「生産高」や「残高」など、数量や金額に関する見積もりという意味があり、その土地で収穫できるお米の量の基準である「石高」が由来だといわれています。

「石高」は豊臣秀吉がおこなった太閤検地以降に用いられた表現で、「石高」が多いか少ないかによって、国自体や統治している家の規模を判断していました。

また「石高」は戦いを挑むときに相手側の兵力を予想する目安でもありました。「石高」を低く見積もって準備をしっかりとせず、相手を侮ったために戦に負けてしまうことを「高を括る」と表現するようになりました。

「高を括る」の使い方や例文

「高を括る」の使い方や例文をチェックして、正しい表現ができるようになりましょう。先述のとおり、「高を括る」は相手を見下すようなニュアンスがある言葉です。他人に対しても自分に対しても使える表現ですが、どちらに対して使うのかによって意図が変わることに注意してください。

それでは、人に対して使う場合の例文と、自分に対して使う場合の例文をチェックしましょう。

高を括る

人に対して使う場合の例文

人に対して使う場合は、対象となる相手の態度について非難をするような意図を込めることができます。日常生活だけではなくビジネスシーンでも使われており、人のことを自分より下だと思い込んでいるような相手に対して用いられています。人に対して使う場合の例文は以下のとおりです。

・あなたは浮気をしても許されると【高を括っている】ようだけど、いつまでも自分に好意を持っていてくれるなんて甘い考えだよ。
・彼は優秀だから、後輩だからといってあまり【高を括らない】ほうがいいと思う。

自分に対して使う場合の例文

自分に対して使う場合は、今までとっていた自分の態度を反省していることを表現できます。見くびっていた相手が実際には能力が高く、自分の考えが甘かったことを理解したときに使いましょう。自分に対して使う場合の例文は以下のとおりです。

簡単に勝てるだろうと【高を括っていた】せいで、思わぬ反撃にあってしまった。
後で言い訳すればいいと【高を括っていたら】、恋人と別れることになってしまった。

類語と対義語、使い間違いに注意する言葉

「高を括る」には、使い間違いをしてしまいやすくて注意したい言葉があります。使い間違いに注意する言葉とあわせて類語と対義語も理解し、正しく使える言葉を増やしましょう。

「高を括る」と言い換えができる類語は、「侮る」「高が知れる」「馬鹿にする」「過小評価」などがあります。対義語は「買い被る」や「過大評価」です。使い間違いをしやすい言葉には「腹をくくる」などがあります。

それぞれチェックしていきましょう。

高を括る

「高を括る」と言い換えができる類語

「高を括る」と言い換えられる類語の意味と読み方は以下のとおりです。

【侮る(あなどる)】
相手を軽く見ること。

【高が知れる(たかがしれる)】
たいしたことはないと相手を見くびること。

【馬鹿にする(ばかにする)
相手を軽く見て侮ること。

【過小評価(かしょうひょうか)】
実質よりも低く価値を評価すること。

それぞれの意味を知り、ボキャブラリーを増やしましょう。

「高を括る」の対義語

「高を括る」の対義語の意味と読み方は以下のとおりです。

【買い被る(かいかぶる)】
実際の能力よりも高く評価すること。買い被りすぎるなどと表現する。

【過大評価(かだいひょうか)】
実際よりも度を越えて高く評価すること。信頼しすぎること。

「評価」とは「価値を決めること」という意味で、「過大」とは「大きすぎること」を意味します。「過大評価」や「買い被る」は両方とも同じ意味を持つ言葉です。使い方は、無責任に高すぎる評価をしておいてがっかりした様子の相手に対して、「わたしのことを買い被りすぎですよ」という場合などが挙げられます。

「高を括る」との使い間違いに注意する言葉

「高を括る」と音は似ていますが、混同しないようにしたい言葉があります。

「腹をくくる」は覚悟を決めること、悪い事態になることも覚悟して強い覚悟を持つことなので、意味がまったく違います。また、「高を食う」という表現はありません。

まとめ

「高を括る」とは、ざっくりと程度を見積もること、大したことはないとみくびることという意味の言葉です。「高を括る」は人に対して使う場合も、自分に対して使う場合もあります。相手を見下すニュアンスがある言葉のため、使い方を間違えないように注意しましょう。

高を括る

言葉が持っている意味や語源、使い方、類語、対義語などをしっかりとチェックして、さまざまな言葉を正しく使えるようになりましょう。

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