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どんな時に悲しい気持ちになるのか
「悲しい時」と言っても人によって原因はさまざま。悲しい気持ちに向き合うためには、まず原因を知ることが必要です。では、どのようなきっかけで悲しい気持ちになるのかを見ていきましょう。
■失恋した時
失恋を経験すると、今までの恋人への想いをどこに向けていいのかわからなくなったり、恋人と一緒に過ごしてきた時間を思い出したりして、悲しい気持ちになります。
恋人と一緒にいた時間が濃密で長いほど、ふとした瞬間に思い出し、悲しみを感じるでしょう。街で楽しそうな他のカップルを見た時にも失恋を思い出し、悲しい気持ちになることもあります。
■大切な人やモノを失った時
家族や親友、ペットなどの大切な人や長年使っていた愛用品などのモノを失った時、人は悲しみます。楽しい時や悲しい時を一緒に乗り越えた時間が長いと、それだけ悲しみは大きいでしょう。
大切な人やモノの代わりになるものを見つけるのは難しいので、もう二度と取り戻せないという悲しい気持ちが芽生えてきます。
■失敗をした時
失敗をすると、自分の能力の低さやパフォーマンスの悪さを痛感し悲しい気持ちになります。しかし、失敗は誰にでもあるものであり、何もかも完璧にできるという人はいません。
仕事やプライベートで失敗すると、そのせいで誰かに怒られることもあるでしょう。自分の失敗で周囲の人に迷惑をかけることもありますし、自身のプライドが傷ついて自信をなくすこともあります。それらの心の痛みが悲しい気持ちとなって落ち込んでしまったりもします。
■体調が悪い時
体調が悪い時は、精神的にも沈みやすくダメージをうけたり悲しくなりやすいです。自分の体が思うようにならないことへの苛立ちや、周囲の人に迷惑をかける不安から、悲しい気持ちになりがちです。
■理由もなく悲しくなる時もある
誰にでも感情のコントロールができず、どうしても暗く悲しい気持ちになってしまう時があるでしょう。理由もなく悲しくなる時は、もしかしたらどこかで無理をしすぎているのかもしれません。
悲しい時におすすめの対処法を6つご紹介
悲しい時にすぐに立ち直れるよう、おすすめの対処法を6つご紹介します。
1.我慢せずに思いきり泣く
大人になると、悲しい時に「泣く」という行動を取ることに抵抗を感じる方もいるでしょう。しかし、涙を我慢したり自分の気持ちを抑え込むことは、余計に悲しみを増長させたり、悲しい気持ちを長期間払拭できなかったりすることにも繋がります。
自分の悲しみを受け入れて我慢せずに思い切り泣けば、涙と一緒に悲しい気持ちを流せるのです。もし泣きたくても泣けないという人は、本・映画・音楽など泣けるようなものを活用して涙を流すという手もあります。
2.親しい人に自分の気持ちを話す
親しい人に自分の悲しい気持ちを正直に話すと、考え悩んでいることが整理できます。また、気持ちを言葉にすることで、自分の中ではっきりせずにいた感情を表に出せて、冷静になれるでしょう。
話す相手は、自分を否定せず気持ちを尊重してくれる人を選ぶようにしてください。また、話せる相手がいない人は専門のカウンセラーに相談するという手もあります。
3.自分の好きなことに没頭する
考える時間がたっぷりあると悲しい気持ちを持続しやすく、繰り返し辛い事を思い出してしまう傾向もあります。その対策には、悲しいと感じる時間の余地を極力減らして自分の好きなことに没頭するのもおすすめ。
また、自分が好きなこと以外にも、ジグソーパズルなどの没頭できる単純作業を行い、悲しい気持ちに陥る隙やマイナスの考えに浸る時間自体をなくすという手もあります。
4.自分にご褒美を与える
おいしい食事や旅行、ショッピングやマッサージに行くなど、自分にご褒美を与えてください。そうやって自身をケアすることで、リフレッシュでき、前向きになれるかもしれません。
ただし、自分にご褒美を与えるためにお金を使いすぎてしまうと後で後悔するかもしれないので、金額を事前に決めておくといいでしょう。
5.ジムや散歩に行って体を動かす
悲しい時、自分の体が重たく感じられることはありませんか?家にいてつい悲しいことを考えてしまうのなら、思いきってジムや散歩に出かけ、心と体をリフレッシュさせましょう。汗を流して新鮮な空気を味わえば、悲しいことに囚われていた頭もスッキリとします。
ハードな運動が苦手という方は、ペットの散歩に出かける、ラジオ体操・ヨガ・ストレッチを行う、部屋の掃除で汗を流すなど自身にとって無理がない方法を選びましょう。
6.悲しい気持ちを文字にする
悲しい気持ちから目を背けたくなりますが、その気持ちを受け入れて解決するためにも、悲しい気持ちを文字にしましょう。紙に書いても、スマホのメモに打ち込んでもどちらでも構いません。
気持ちを文章や単語にして外部に吐き出すことで、気づけなかった自分の本当の気持ちが見えてくるかもしれません。自分の気持ちを深く理解すれば、悲しい気持ちを分析でき解決策を導き出せることもあるでしょう。また、文字にして客観的に自分の気持ちを見ることで、冷静になれる可能性もあります。
悲しい時にこんな対処法はNG
悲しい時に次のような対処法をとることはNGです。
■一人で抱え込もうとする
悲しい時の対処法として、親しい人に気持ちを打ち明けることは大切です。しかし「誰にも会いたくない」「自分の気持ちを人に話すのが恥ずかしい」という場合もあるでしょう。もちろん、ゆっくり一人で悲しい気持ちに向き合うことも大切です。
しかし、あまりにも一人で悲しい気持ちを抱え込んでしまうと、自分の心や体が壊れてしまうかもしれません。意地を張ったり、無理に一人で抱え込もうとしたりせず、心や体を壊してしまう前に周りの人に助けを求めましょう。
一緒に協力して問題を考えてもらうと、「なぜ自分は今まで一人で悩んでいたのか」と気づけることもあるはずです。