vol.53:発酵温浴にハマっています。
こんにちは、ブランディングコーチの大島文子です。季節の変わり目の温度差や低気圧、お辛くないですか?
私は特に低気圧の影響がキツく、そんな日はカラダを温めて凌いでいます。温泉にはなかなか行けないけど、お風呂に長めに入るとか…。そんな時美容賢者に教えて頂いたのが酵素浴サロン「発酵温浴nifu」です。
このサロン、忙しい時でも街中でサクッとトータル75分ですっきり出来るんです!!入浴15分で汗だくになるから、短時間でメイクも終えてリセット出来ちゃう手軽さが◎。
そしてサロンのリラクゼーションスペースで見つけたのがこの奈良・吉野の紹介パネル。
気になったので取材してきました!今週のコラムは発酵温浴から吉野の森にまつわるお話まで♡お付き合いください。
発酵温浴とは?
まず発酵温浴(酵素浴)とは電気やガスを使わずヒノキやスギパウダー、米ぬかの発酵熱で温まる温浴サービスのこと。nifuは独自の『nifuの種菌』を使用し、奈良・吉野の山林から運ばれてきたヒノキパウダー・ヒノキの葉に米ぬかを混ぜた独自配合パウダーを発酵させているそうです。
電気もガスも使わずに、発酵したヒノキパウダーは70〜80℃の熱を発生。空気と水分を含んだサラサラふわふわのパウダーの上に横たわり包まれる15分。それがnifuの発酵温浴です。
カラダを外側からではなく、内側から温めることで基礎代謝、基礎体温の向上、腸内環境の改善、ひいては免疫力の向上や美肌効果も期待できるそうです。
吉野の森にエスケープする75分!
今回訪問したのは六本木ミッドタウン公園側と六本木駅の間に位置するnifu六本木店です。まずは受付でカウンセリング、入浴メニューを決めます。私はご褒美入浴11,000円(税込み)に。その間に薬膳茶と丹生酵素のペーストを頂きます。ここから身体をリセットしていく時間が始まりました。
※基本の「疲労解消入浴」で5,830円(税込み)。こちらにボディパックやフェイスパックを付けたり、オリジナルドリンクを変更することで価格が変わります。
ロッカーや着替えスペース、パウダールームはヒノキなど木材をたくさん使ったシンプルなインテリアで清潔感に満ちています。荷物をしまい、メイクを落とし、紙製のブラとショートパンツ、キャップをかぶったら、いざ発酵温浴へ。
六本木店は2名限定のサロンなので、この写真のように温浴スペースとシャワールームが2つずつありました。お友達と一緒でもそれぞれのペースで楽しめそうですね。
温浴スペースに入ると…
この発酵温浴が一人ずつ専用に準備されていることにも理由があります。深いところの温度は70-80度まで温まったふかふかのヒノキパウダーのベットに横たわると、足元や腰など沈み具合と皮膚の薄さなどで熱く感じる箇所が出てきます。
これをスタッフの方がタオルを敷いたり、表面の熱くないパウダーをかけたりして一人ひとりに合った温度に調整してくれます。そしてカラダの上からもヒノキパウダーをかけて完成!
15分間のんびり温浴です。途中、お水を飲む補助をしてくれたり温度調整をしてくれたりと、スタッフの方は至れり尽くせり♡あっという間に汗が噴き出てきて、カラダが温まりました。
シャワールームは手ぶらでOK!
この汗だく&ヒノキパウダーに塗れた状態で3、4歩歩いてシャワーブースへ移動。シャンプー&トリートメント・タオルと完備なので丁寧に洗い流したら別の扉から先ほどの着替えスペースに戻れます。ここまで無駄な導線一切なし(笑)
リラックスコーナーで冷たい甘酒と梅干し
湯上り着に着替えて髪を乾かしていると、ドバっと二次発汗してきました!着替えスペースの奥にはリラックスコーナーが。ここで受付時にお願いしていたドリンクが運ばれてきます。
私のメニューのドリンクは「蔵元のこうじ」という冷たい甘酒。コレ私の大好物です。大きな梅干しと塩昆布と一緒に温浴後に頂くと、、、、一気に満ち足りた気持ちになります!!この温浴→二次発汗→甘酒と梅干&塩昆布を考えた人すごい!!
パウダールームも完備
冒頭にご紹介した通り、こちらのコースは入って出るまでで75分に設定されていて、このリラックスコーナーの段階で約60分。リセット完了です(笑)最後にローションやジェルなど完備のパウダールームで身支度して終了。
発酵温浴nifuの温活効果と共に素晴らしいなあと思っていることが、この75分間のサービスの流れとクオリティです。
✓無駄な導線なし(2度目!)
✓口に入れるものがきちんと美味しく発酵食品
✓お店が異なってもサービスも空間のクオリティも均一
ブランディングコーチという仕事柄、ブランドのコンセプトが統一できていること、それを実践する現場(ショップ)に徹底することの難しさを知っています。手軽に予約出来て、限られた時間でクオリティの高い癒しを得られるサロン。ますますお店が増えていくのではと期待しています。
吉野の森にまつわるお話
発酵温浴のサービスについて紹介してきましたが、最後にnifuの吉野の森にまつわるお話を。
冒頭に触れた「吉野林業との関わり」にというパネルにある通り、nifuでは吉野産の高品質なヒノキ限定で、新鮮かつ不純物を含まない無垢な素材にこだわって使用しているそうです。
なんと今年に入り、自社で吉野に製材所を構えたそう!吉野の山林で課題となっている施業放置林の間伐材※、林地残材を資材の一部に利活用することで山林環境の改善につながる活動に取り組まれています。(※木の成長を即するために森林の樹木の一部を間伐して出来た木材)
そのようにして出来たヒノキパウダーは関東・関西エリアの都会で暮らす私たちを癒し温めてくれた後、再び農地へ運ばれ、野菜を育てる堆肥や畜舎では敷料となるそうです。
そうやって循環した食べ物がまた私たちの元に届けられる。吉野の森の間伐材のサーキュラーエコノミー(循環経済)のアクションが出来上がっています。
大地が育てた大切な資源を、価値を変えて何度か生まれ変わらせて大切に使う。その循環の1ポイントが、都会の女性の心とカラダを温め、カラダの巡りを良くしてくれるなんて。なんてドラマティックで素敵なストーリーかと思います♡
皆さんのお近くにサロンがありましたら、ぜひ温活とリラックスに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
※撮影はお店のご許可を得て撮らせていただきました
※浴槽内部の写真は一部サロンよりお借りしました
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