恐れ入りますが
会話では「恐縮」を使うよりも「恐れ入ります」を使ったほうが柔らかい印象を与えるという解説をしたとおり、「恐れ入りますが」はそのまま「恐縮ですが」と置き換えることができるフレーズです。
例文としては、「恐れ入りますが、明日までにご用意いただけますようお願いいたします」というような使い方ができます。
恐れ多い
「恐れ多い」という言葉は、謙遜の意味を含む感謝を表す場合に「恐縮」に置き換えて使うことができます。「お褒めの言葉をいただけるとは、恐れ多いことでございます」というように使います。
英語表現とは?
「恐縮」に英語表現はあるのでしょうか?「恐縮」の言葉が持つ、依頼や感謝、謝罪の意味がある英語表現をご紹介します。
1:「If you don’t mind, would you be able to come to our office? 」
意味:「もしよろしければ、オフィスにお越しいただけませんか」
控えめに依頼する場合に使えるフレーズです。「if you don’t mind」には、「もしよろしければ」というようなニュアンスがあります。
2:「It was very kind of you to invite me.」
意味:「招待してくださってありがとうございました」
感謝の意味を持つ「恐縮」と同じ意味で使える英語表現です。
3:「I am terribly sorry, but I decline this offer.」
意味:「申し訳ありませんが、このご提案はお断りいたします」
謝罪や断りの時に、申し訳ない気持ちを含めて使うことができます。
最後に
覚えておくと便利なクッション言葉「恐縮」。それだけに正しく理解して使わないと恥をかくかもしれません。様々なシチュエーションで使え、場合によって異なる意味を含みますので、しっかりと理解しておきましょう。
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