夫や祖父母に預ける
夫や祖父母は、子どもの預け先として最も適した相手といえるでしょう。慣れ親しんだ家族なので、子どもも安心して過ごせます。
平日は忙しくて子どもの相手をできない夫も、休日は面倒を見てもらうチャンスです。折を見ておむつ替えや食事の世話などをしてもらい、慣れてきたら思い切って1日預けてみましょう。1日中、子どもと過ごせばママの大変さが分かり、夫も育児に協力的になるかもしれません。
保育所へのお迎えや買い物中の留守番程度なら、近所に住む祖父母を頼るのもおすすめです。短時間であれば、それほど負担をかけずに済み、孫に会えることを喜んでもらえるでしょう。
夫や祖父母に預けるときは、やり方に口出ししたくなってもぐっと堪えることが大切。毎日お世話しているママと、ときどき預かるだけの夫や祖父母とでは、やり方が違うのは当たり前と捉えましょう。大まかなポイントだけ伝えて、細かいことは気にしない方が、お互いに気持ちよく過ごせます。
ファミリーサポートを利用する
ファミリーサポートは、厚生労働省が推進する子育て支援事業の一つです。各自治体が運営する「ファミリー・サポート・センター」が窓口となり、子どもを預けたい人(依頼会員)と育児を援助したい人(提供会員)との橋渡しをします。
依頼会員は主に以下のサービスを受けられます。
・保育所への送り迎え
・保育所の時間外、放課後の一時預かり
・買い物、通院、リフレッシュ時の一時預かり
病後児の預かりや、早朝・深夜の預かりを実施している自治体もあります。なお、登録費用や預け先が決まるまでの相談料は一切かかりません。
利用料金は自治体により異なりますが、ほとんどの場合、一時保育施設やベビーシッターを利用するよりも割安です。ただし、ファミリーサポートは、全ての自治体で実施しているわけではありません。
相談しても提供会員が見つからず、預けられないケースもあります。利用する場合は早めに登録して、日時に余裕を持って相談するようにしましょう。
ベビーシッターを利用する
ベビーシッターは保護者に代わって、一時的に子どもの世話をする人のことです。自宅や指定場所に来て、保護者の用事が終わるまで子どもの面倒を見てくれます。
一時保育やファミリーサポートでは、子どもを預け先まで連れて行く必要があります。しかし子連れの移動は、たとえ近距離でも大変です。初めての場所に驚いて泣き出す子どももいます。
ベビーシッターなら自宅まで来てくれるので、移動の手間も泣かれる心配もありません。インターネットで検索して、すぐに予約できる業者もあり、急いでいるときにも便利です。
急きょ葬儀に参列するときなどは、式場の近くにベビーシッターを呼んで、子どもと一緒に待っていてもらうことも可能です。
参考:ベビーシッターなどを利用するときの留意点 |厚生労働省
【目次】
自分時間ができたら息抜きしよう
時短家電や預かりサービスを利用して時間を作ったら、いつもはできないことをして息抜きしましょう。ワーママにおすすめの息抜きアイデアを紹介します。
美容院やエステでリフレッシュ
独身時代はメイクやヘアスタイルにこだわり、おしゃれを楽しんでいた人も、子どもができると自分のことに手が回らなくなります。日常的なスキンケアですら、満足にできないワーママも少なくないでしょう。しかし、女性にとって美容に時間を割けない状態は、大きなストレスにもなり得ます。
自分の時間ができたら、美容院やエステに行く美容時間を設け、ぜひリフレッシュを。美容院でセットが楽な髪形にしてもらえば、朝の身支度にかける時間を短縮でき、一石二鳥です。エステで肌の調子を整えることで美意識が高まり、自分の自信につながることも期待できます。
おいしいスイーツでプチ贅沢
甘い食べ物は気持ちを落ち着かせ、ストレスを発散させるともいわれています。しかし、子どもが一緒だと、ゆっくりお茶を飲む時間すら取れないことも。
自分の時間ができたときは、気になっていたカフェに足を運んで、思う存分スイーツを味わいましょう。高級ブランドのチョコレートや老舗の和菓子を取り寄せるのもおすすめです。
ごほうびスイーツがあると思えば、忙しい毎日を乗り切る気力が湧いてきます。
読書や映画鑑賞でリラックス
1人時間には、お気に入りの俳優が出演する映画を見たり、ミステリーや恋愛小説にハマったりして過ごすのも一つの方法です。登場人物になり切って泣き笑いしているうちに、ストレスが解消されリラックスできます。図書館や動画配信サービスを活用すれば、お金をかけずに楽しめるのもメリットです。
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