〈意識したいこと〜行動〜〉
1.伝え方
何か伝えたいことがある時は簡潔に伝える (30代・愛媛県・子ども2人)
最低限やることは、メールで言質をとっておく (30代・愛知県・子ども2人)
細かくやって欲しいことを伝える (30代・神奈川県・子ども1人)
やってほしいことを具体的に言い、やりやすいようにする (30代・茨城県・子ども2人)
目を見て話す (40代・福岡県・子ども2人)
2.話を聞く
どうしてなげやりになってしまうのか聞く (30代・愛知県・子ども2人)
不満があると思うので、愚痴を聞いてあげる (30代・大阪府・子ども1人)
なだめながら話を聞く (30代・長野県・子ども2人)
3.フォロー
相手が投げ出しそうだと感じたときに、うまく話題を変えてフォローする (40代・東京都・子ども1人)
何かを頼む時は必ず自分が最終確認をする (30代・長野県・子ども1人)
手を抜いても大丈夫そうな場面では相手に合わせ、そうはいかないときはフォローをする (30代・千葉県・子ども1人)
怒らせない程度、相手に分からないようにフォローする (30代・東京都・子ども2人)
相手の気持ちに共感するふりをしながら、アドバイスをする (30代・愛知県・子ども3人)
一緒にやる (30代・千葉県・子ども2人)
4.普通に接する
気楽に接する (30代・茨城県・子ども2人)
同調せずに接する 無駄にイライラしない (30代・愛知県・子ども1人)
相手の調子に合わせる (40代・東京都・子ども4人)
〈意識したいこと〜考え方〜〉
1.人は人
あの人はあの人、自分は自分、と考える。 (40代・愛知県・子ども2人)
こちらのできる範囲内で仕事をする、メモをきっちり取っておく (30代・兵庫県・子ども1人)
自分はきちんと物事をこなすようにする (40代・三重県・子ども2人)
自分は明るくふるまう (40代・高知県・子ども2人)
2.期待しない
過度な期待をあまり持たない (30代・千葉県・子ども1人)
期待しない、お願い事はしない、距離を取る (40代・神奈川県・子ども2人)
3.向き合う
相手の立場で考えてみる (30代・埼玉県・子ども1人)
ちょっとでも前向きになれるように、短期での目標や達成可能なことを目標にさせてみる (30代・山口県・子ども1人)
根気強く付き合う (30代・福岡県・子ども1人)
4.個性を認める
いろんな人がいるのでそれはそれで良いと思う (40代・埼玉県・子ども2人)
その人を、否定しないで受け入れてあげる (30代・神奈川県・子ども2人)
良いところをみつけてあげる (40代・北海道・子ども2人)
【目次】
最後に
「投げやり」と一口に言っても、環境もしくは感情がそうさせるのか、元々の性格なのか、一時的なものなのか、考えられる原因はさまざまあります。ある程度付き合いがあってお互いを理解している関係なら、何がその人を投げやりにさせているのか原因をそっと探り、解決に導いてあげるのもよいでしょう。また、「あなたのおかげで〜」「あなたがいないと〜」などと、自身に対してポジティブに捉えられるような言葉をかけるのもおすすめです。
うまくいかない状態が続き、何もかも嫌になってしまうことは誰しもあるもの。本人にとっても辛い状況下でしょうから、そっと寄り添うことができるといいですね。
ただし、周囲の人や状況任せ、他責的と思われるような態度がみられるようであれば、少し距離を置きましょう。何事も、自分が覚悟をもって行動しなければ変わっていかないもの。本人が自分と向き合えるように促すようなきっかけを作ってあげることも思いやりです。
写真/(C)Shutterstock.com
監修
益子雅笛
株式会社M.D.PROJECT代表取締役
精神科専門医・心療内科専門医 日本医師会認定産業医
精神科・心療内科クリニック勤務の他、産業医・顧問医として健康に働くためのアドバイス、メンタルヘルス対策の助言指導などを行っている。少人数のセミナーの開催や音声配信「からだの広場」にて、疾病予防や健康への意識を高める活動にも取り組んでいる。心身のバランスを大切に、自身で健康になれるようなアドバイスを心がけている。
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