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2021.09.09

「指示待ち人間」の特徴・心理とは? 脱却法や人材育成のポイントも紹介

会社などの組織で「指示待ち人間」になってしまう人がいます。指示待ち人間になってしまうのは、過去の経験や上司との関係性が一因。脱却する方法のほか、部下の育成時や子育ての際、指示待ち人間にならないようにするポイントも紹介します。

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指示待ち人間とは?

会社などの組織には、少なからず「指示待ち人間」が存在します。“指示待ち”をうまく改善させるためにも、まずはそもそもの定義や行動特性の原因を知りましょう。

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自分自身で考えて行動できない人のこと

指示待ち人間とは、やるべきことを誰かから指示・命令されないと、行動できない人を指します。

特に仕事などにおいて、指示がないと自発的に動けなかったり、自分で仕事を見つけたりすることが苦手です。また、指示を出してもらえれば、その通りに作業を行うだけのスキルを持っているのに、突発的な案件やトラブルシューティングに対応できないという傾向があります。

指示待ち人間になるには理由がある

親や上司が管理し過ぎたり、先回りをしたりすると、本人が何かを考えて選択する機会がぐっと失われます。思考し、選択する経験が少ないまま成長すると、言われないと決められない・動けないようになってしまいやすくなるのです。特に、先回りは圧迫感がなく、本人も深刻さに気づきにくいため、後々問題が顕在化するケースも。

また、親や上司に強い主張や否定をされた経験によって、指示待ち人間になってしまうこともあります。

よかれと思った行動で起こってしまった失敗を強く叱られたり、改善案の押し付けをされたりすることで、部下は言い訳や上司への責任転嫁をしがちになります。仮に、上司に押し付けられた案のおかげでうまくいっても、達成感を味わえないでしょう。

上司が「やらせる側」、部下が「やらされる側」という認識を強く持ってしまうと、主体性を持って行動することができず、モチベーションやパフォーマンスの低下につながります。

指示待ち人間によくある特徴

指示をされないとアクションできない指示待ち人間には、行動や態度に特徴があります。自分の部下や子どもが特徴に当てはまるかどうか、確認してみましょう。

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自信がなく、決断することが苦手

指示待ち人間は、自分の行動に自信が持てない傾向にあります。失敗する結果になることを恐れているため、行動に移せないのです。

また、自分で決断することが苦手で、時間がかかったり回避したりする場合も。決断力が欠如している上に優柔不断なので、自分で決断することを放棄してしまうのです。結果として、自分で考えれば決められそうなことも、逐一上司や親に確認を取ったり、判断を委ねたりすることになります。

これだと、普段は問題なく仕事が進められても、イレギュラーな事態が起こったときに対応できなくなるでしょう。

自分の意見を言えない、質問できない

指示待ちをする人は、自発的に主張したり、質問したりすることが苦手な点も特徴に挙げられます。理由として考えられるのは、意見や疑問を発信することで怒られたり、批判されたりすることを恐れ、誰に何を聞いたらよいかが分からなくなってしまうことです。

何かしなければと思っても、その意思表示ができないため、誰かに決められた内容に従って行動するだけになってしまいます。

責任感がなく、周りに無関心

指示待ち人間は、昇進や周囲からの評価に興味がない人が少なくありません。

自身の業務に対して最低限の責任感があったとしても、指示がなければそれ以上のことはしないスタンス。指示以外のことは、ほかの人がやってくれるだろうと思ってしまうのです。

また、チームワークよりも個を重んじる価値観の人が多いのも特徴です。いくら周囲が忙しそうでも、自分には関係がないと認識して手伝うこともせず、自分の仕事が終わればすぐに退社するケースもあります。

指示待ち人間から脱却する方法

もし自分が指示待ち人間だと思う場合、そこから卒業するには、どうすればよいのでしょうか? 指示待ち人間から脱却するために、意識したいポイントを紹介します。

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(C)Shutterstock.com

仕事の目的を考えてみる

まずは、自分なりに仕事の目的を考えてみましょう。具体的には、「なぜ仕事をするのか」「なぜこのタスクをするのか」といった意味を考え、自分なりに目的を言語化してみるのがおすすめです。

目的が明確化すれば、目的に沿った行動を取るようになり、目的に沿わない行動は選択しなくなります。意味や目的を把握することで視野が広がり、自分にできる仕事が何かも認識できるようになります。

自分なりの目的に向けて、自発的に行動したいと思えるようになることが、指示待ちを脱却するきっかけになるでしょう。

よりよくする方法を考え、伝えてみる

指示待ちの習慣から抜け出せるようにするには、まずは指示を受けつつ、自分でもどう行動するのがベストかを考えてみましょう。

そして、上司に「○○しようと思うのですが、いかがでしょうか?」「○○が終わったのですが、次は何をすればよいでしょうか?」と意見や質問を伝えてみます。きちんと考えて行動しようとしたり、自分から行動を求めていく姿勢があったりするだけでも、上司の印象は変わるものです。

決断するのが不安であれば、自分の考えと上司からの指示内容が一致しているかどうか、自分の中で確認するだけでも意味があります。自分の考えと上司の指示とが一致することが多くなれば、次から自分で決断をする際の自信につながるでしょう。

向いている職業に転職する

改善の努力をしても、やはり指示をしてもらうことで仕事をする方が向いているという人には、次のような仕事が向いています。

・既存顧客への営業
・工場
・運送業
・事務
・公務員
・システムエンジニア(プログラマー、テスター)

指示待ち人間に向いている職業の共通点は、マニュアルに沿った仕事であることです。

明確なルールやマニュアルが定められており、指示や規則に沿って業務をすることが求められる職業であれば、より自身の特性が生かせるでしょう。

子育ても部下の育成もポイントは同じ

家庭での子育てや、会社組織で部下を育成する際に、気を付けられるポイントがいくつかあります。知らぬ間に指示待ち人間を育てることのないよう、コツを押さえていきましょう。

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指示を減らして、考えさせる工夫をする

指示を与え過ぎずに、うまく本人に考えさせるよう働きかけましょう。具体的には、指示を与える場面と考えさせる場面を見極め、指示の量を調整します。

もし、部下から質問がきたら、まずは「どうすべきだと思う?」と意見を求めましょう。上司から毎回意見を求められれば、部下も回答を用意した上で、質問をする癖がつきます。

また、相手が子どもやすでに指示待ち人間である場合には、すぐに自分でやるように任せると、相手が困ってしまうことがあります。少しずつ自分で考えてもらい、決断する経験を積んでもらうように働きかけましょう。

先回りせず、任せてみる

部下や子どもの成長度合いに合わせて、ある程度背伸びしたレベルの仕事ややることを任せてみましょう。完璧主義な上司や親が先回りしてやってあげてしまうと、負担が増える上、部下や子どもの成長機会を奪ってしまうことにもなります。自分で責任を負う仕事を任せられれば、部下は主体的に行動するはずです。

たとえ結果がうまくいかなかったとしても、「次はどうしたらよいか」を質問するなど、失敗から思考する機会になるようサポートすることが大切です。

指示待ち人間を育てないためには、本人の依存心よりも自立心を育てることを意識するとよいでしょう。

相手の話に耳を傾け、過程や変化を褒める

部下や子どもの話を傾聴し、結果よりもプロセスや変化を褒めるように心掛けましょう。

たとえ結果がうまくいっていなくても、努力していた過程や、自分で考えて行動するようになったという変化を褒めます。行動や努力に着目して評価されることで、次の行動への意欲が高まります。

さらに、フィードバックで改善点やヒントを与えることで、どうしたらよくなるかを自分で思考できるように促しましょう。

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