「楽しく生きて、自分を愛して」ダンサー・IGが考える〝強く幸せに生きるコツ〟【インタビューvol.1】 | Domani

Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLEエンタメ

2021.06.19

「楽しく生きて、自分を愛して」ダンサー・IGが考える〝強く幸せに生きるコツ〟【インタビューvol.1】

ハッピーなキャラクターとポジティブなメッセージで人気のダンサーIG(アイジ)さん。コロナ禍中の2020年4月に始めた独自のエクササイズメソッド・セクササイズはInstagramで大人気となり、現在はTBSテレビ『Let’s!美バディ』などのテレビ番組に出演するなど各方面から注目を集めています。 そんなIGさんの初の書籍『本気で生きるって気持ちよくな〜い?』(双葉社)が現在好評発売中。今回は発売を記念し、ハッピー&ポジティブなインタビューを2回に分けてお届けします。 

Tags:

元気になって、自分も周りも楽しくなると、自然に本気で生きられるようになるんじゃないかな

以前は、アーティストビザを取得し、ハリウッドを中心に活動していたIGさん。2020年にはあのレディー・ガガさんにも認められ『Stupid Love』のMVにも出演しているんです。ポールダンスチャンピオン、インドでの本格的なヨガの修行経験があるなど、すべてにおいて“本気”。

そんなIGさんにDomani読者の悩みを相談してみると…〝強く幸せに生きるコツ〟が見えてきました。

【お悩み1】
育児に仕事に、自分のこと…あれもやらなきゃ、これもやらなきゃと思っているうちに、すべてが中途半端になっているようで不安です。本気で生きるってどういうことでしょうか。


IGさん(以下敬称略):
まずはできないことを数えずに、目の前の幸せや楽しいことを見つけていってはどう? つぎに、元気になることを優先して。元気って〝元々の気〟って書くでしょ。それはすなわち、本当の自分であるってことだと思うから。

つい、私たちは〝頑張る〟って言うけれど、頑張る前に、元気が大切。元気…元の気……すなわち、本来の自分に戻ることだと私は考えていて。

でもこれって難しい。本来の自分のつもりでも、気づくと他人軸になっている。特に仕事をしながら子育てしていると、それこそ会社の上司、保育園・幼稚園・小学校などの先生、夫や実家や義実家……声の大きい方、地位が高い方、つまりパワーと権力がある人の軸にすり替わってしまいがち。

そこで、お手本になるのが、子ども。小さい子って、「これ欲しい!」とか「あれがやりたい」とか「抱っこして♥」とかしてほしいことをすぐに言葉にすると思うんです。それが大切なんだと私は考えています。

本気で生きたいと思ったら、まずはあなたもそれをしてほしい。自分で自分の願いを叶えて元気になる。そうしないと、どんどん苦しくなって、しまいには死んでしまうと思うから。元の自分になって、元気になって、自分も周りも楽しくなると、自然に本気で生きられるようになるんじゃないかな。

でも、大人だから世間や周囲の人のことも考えなくちゃいけないよね。だからきちんと線引きをする。「あくまでもこれがダメなのは社会のルールだけど、それは私の意見とは違う」って境界線を引くの。すると楽になると思うな。子どもが自由にふるまったときも、「これはここではダメだけど、違う場所ならいいのよ」って伝えるといいんじゃないかな。

【お悩み2】
IGさんのように強く明るい人になるにはどうしたらいいですか?


IG:
私の場合、自由にほったらかして育ててくれたのがよかったと思う。母はいつもニコニコ笑顔で、自分の仕事をはじめ、すべきことに打ち込んでいた。そういう背中を私は見ていました。

私は4人兄弟の末っ子。母はずっと公務員として働いていました。共働き家庭で4人の子供がいるのだから、育児、家事、仕事とホントに大変だったと思います。幼いころから、母は常にかわいがって愛を注いでくれた。今も、変わらず私のファンでいてくれるんです。信じて応援し続けてくれる存在が私を強くしたんだと思います。

私も10代の頃は、自分のセクシャリティやアイデンティティがわからず、両親や家族に当たっていた時期も。誰もがそうなんだけれど、性別以上に〝その人〟でしょ? LGBTQIA +(※)という分類があるけれど、私は 〝IG〟という人間であり、分類することではない。現実は日常生活でも性別による分類が前提になっているけれど、マインド的に男でも女でもないってこともあると思うから性別のありかたって流動的だと思うんですよね。

成長するにつれ、異性に興味を持ったり、好きになったり、交際が始まったりする。そうやって性別を意識する過程の中で、私は自分がゲイに〝分類〟されることを自覚したんです。普通じゃないんだって。高校生の私は、このことを両親が知り、悲しむのが怖かった。だからいつもイライラしていたんだと思います。

ある日、とうとう母が「最近、どうしちゃったの?」って聞いてきて。このときにすべてを話そうと思ったんです。黙っていると、母は「女の子を妊娠させちゃったの?」って言ってきたんです!!

もう!!なんにもわかってない!!!

で、私は「男性が好きで悩んでいる」と言ったんです。すると母は、すごく驚いて、その後に「何も気付いてあげられなくて、ごめんね」って。

もーーーーーーーーーーーー母すごい!!!って思った。

全てを受け入れて愛してくれる、親は自分の想像をはるかに超えていました。

父は渡米する数年前に話しました。そのときに「何があってもお父さんの息子であることに変わりはない」って。もう大号泣! 母も父もそうだけど、私は親のことを少しナメていたのかもしれません。両親って想像以上に偉大です。 

※LGBTQIA +……性的マイノリティーを総称する言葉。頭から順に、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クエスチョニング、インターセックス、アセクシャルの頭文字。

【お悩み3
育児にまったく協力してくれない夫に嫌気がさしています。


IG:
Domani読者のみなさんはホントにすごいと思う。夫婦になって、子どもを育てて……ってもうホント偉業!

私は結婚していないけれど、アドバイスできることがあるとしたら、相手に「何とかしてほしい」って求めないこと。20代後半のとき、仕事や未来について悩むことがあって、そのつらさから「白馬の王子様が助けてくれる」って思っていたんです。言葉には出さなくとも、当時の恋人に「私をこの辛い場所から出して、楽しいところに連れて行って」って無言の圧力をかけていた。そういうことって伝わって、相手との関係がぎくしゃくしてしまうんですよね。その恋人とは、その後別れてしまうんですが、そうなる前に、話し合ってぶつかって、いいところを見つけようとすることはできたんじゃないかな?って。

もし、パートナーとの関係がうまくいっていないなら、自分を観察してみるのはどうでしょうか。付き合う人って自分の鏡だと思います。パートナーを悪く思ったり、言ったりするのは、自分を貶めること。どうしても受け入れがたかったら、離れるのもひとつの選択肢なんじゃないかな。愛するのは自分であり、大切なのもまた自分なの。自分を愛することで、きっとあなたも周囲の人もいいように、変わっていくはず!

インタビューvol.2では、幸せな毎日を生きる実践的な考え方や生き方を紹介します。

IGさんの新刊

画像ALT
『本気で生きるって気持ちよくな~い?』

ダンサー・IG著 1430円(税込)/双葉社

TBS『Let’s!美バディ』出演で話題の人気ダンサー・IGのエッセイ。セクシャリティの苦悩、学生時代の挫折や鬱経験、ダンサーとして活躍するまでの試練や葛藤などを経て、レディー・ガガのバックダンサーになるまでの軌跡。苦しみ、楽しみながら生きてきた半生を、ユニークでハッピーな表現の格言とともに紹介。元気になる1冊。

詳細をチェック

ダンサー

IG(アイジ)

1986年東京都生まれ。33歳でアメリカのアーティストビザを取得し、レディー・ガガのMVに出演するなどワールドワイドに活動。現在は、アーティストのバックダンサー、ツアーダンサー、振り付け師、舞台演出など幅広く活躍中。
YouTube:IG SEXERCISE 公式チャンネル
instagram:ig_sexercise 

撮影/田中麻以 取材・文/前川亜紀

Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら

Read Moreおすすめの関連記事