■経験を増やす
飽き性な人は興味の対象が移ると、今まで取り組んでいた事柄をあっさりと手放して、新しい物事に取り組みます。そのため、完璧に習得できることは多くはない可能性がありますが、経験の数は増えるのは大きなメリットといえるでしょう。
社会が今までにないほど超スピードで変化している現代は、新しい技術やサービスも日々誕生しています。つまり、ひとつのことをマスターするまで取り組んでいたら、世の中にあるほとんどのことを経験できないまま人生が終わってしまうのです。
しかし、飽き性の人であれば、次から次へと取り組む対象を変えるので、慎重派の人には考えられないほどの多くの物事を経験できます。飽き性の人は、まさにスピード時代の申し子ともいえるのです。
飽き性な人に向いている3つの仕事
興味の対象がすぐに変わり、新しいものや面白そうなものに飛びついてしまうという飽き性の性格は、見方によってはあまり好ましくない性格です。しかし、嫌なことはすぐに忘れて切り替えられ、しかも経験値を増やせるという素晴らしい性格ともいえます。
飽き性ならではの性格は、とりわけ次の3つの仕事には適していると考えられるでしょう。
・企画
・クリエイター
・営業
■企画
市場調査などを通して、課題を解決するための具体策を提案する「企画」の仕事は、業務内容の幅が広いので、様々な事柄に興味の対象が移る飽き性の人に向いている仕事といえます。今日は市場調査、明日はクライアントとの打ち合わせと、業務内容が日々変わるので、毎日興味を持って取り組めるでしょう。
しかも、企画が担当する課題も内容が様々で毎回変わります。新たな興味を持って業務を始めることができ、日々新鮮な気持ちで仕事に向かえるでしょう。
■クリエイター
クライアントのニーズに応えるサービスや商品を生み出す「クリエイター」の仕事も、興味の範囲が広く、新しいことに対して好奇心を持って取り組める飽き性の人に適した仕事です。クライアントが想像すらしなかったようなアイデアを思いつき、飽き性ならではの幅広い知識と経験を活かして、形にすることができるでしょう。
優れたアイデアを生み出すクリエイターであるという評判が立てば、クライアントから仕事の依頼を受けるのではなく、自分の感性で完成させた仕事をクライアントが買い取ってくれるようになります。ハイパークリエイター、次世代クリエイターとして、著名になることも夢ではないでしょう。
■営業
クライアントに自社の商品やサービスを紹介する「営業」の仕事も、毎日異なるクライアントに異なる方法でアプローチするため、飽き性の人にも適した仕事といえます。営業に出ると、日々予想外の出来事が起こるので、飽き性の人でも飽きる暇がありません。
飽き性の人は今までに幅広い内容の趣味や学習などに取り組んできたため、話題が豊富で面白い傾向にあります。クライアントからも「〇〇さんが来てくれると楽しい!」と評判を得るなど、高評価を得ることもあるでしょう。
そもそも飽き性な性格は直すべき?
飽き性な性格の人は何を始めても長続きせずに途中で止めてしまうため、自分でも「飽き性な性格は直さなくては」と考えることがあるでしょう。しかし、飽き性な性格もポジティブに考えれば、嫌なことはすぐに忘れて切り替えられ、経験が豊富であるという優れた特質と評価できるので、あえて直す必要はありません。
とはいえ、自分で「飽き性な性格を直したい」と考えている人であれば、成功体験を積み重ねたり、チャレンジすることを周囲に公言したりすることで、飽き性な性格を変えていくことは可能です。「絶対に直さなくてはいけない!」と深刻に思い悩むのではなく、「直せれば直そう」程度に気軽に取り組んでいきましょう。
飽き性の良さを活かしていこう
飽き性の人には、興味の幅が広く、新しいことに対して鋭敏な嗅覚があり、フットワークが軽く、しかも経験値が豊富で嫌なこともすぐに忘れて切り替えられるという優れた特質があります。
この優れた特質は、いずれも現代の世の中を生きる上で不可欠な特質です。生まれ持った良い特質を活かして、仕事にプライベートに自信を持って活躍していきましょう。
こちらの記事もたくさん読まれています
やることがないときってどうしてる?おすすめの過ごし方を紹介
【アンケート調査】休日が暇なとき、みんなどうしてる?体験談からおすすめの過ごし方をご紹介