「飽き性で何事も長続きしない…」と落ち込んでいませんか? すぐに興味が他に移ってしまって、なかなか夢中になれるものが見つけられないという人もいるのではないでしょうか。短所だと思われがちな「飽き性」ですが、見方を変えるといい部分もあるようですよ。この機会に、飽き性をプラスに変えるコツを掴んでみてください。
飽き性とは?
「飽き性」を辞書で調べると、以下のような意味になります。
物事に飽きやすい性質。
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
最初は興味を持っていたことでも、時間が経つにつれて興味を失い飽きてしまうことを飽き性といいます。「飽きっぽい性格」など、人の性格や性質に対して使われる言葉ですね。必ずしも悪いことではなく、広くいろいろなことに興味を持つことや情報感度が高いことの裏返しでもあります。
【質問】自分のことを「飽き性」な方だと思いますか?
まずは、自分自身が飽き性だと思うかをワーママ100人に調査。「よく当てはまる」「当てはまる」と回答した人が約4割という結果になりました。
【体験談】飽き性な人に見られる特徴とは?
それでは、具体的にどのような部分から自身を「飽き性」と感じるのでしょうか。アンケートに寄せられた回答を紹介します。
熱しやすく冷めやすい
「熱しやすく冷めやすい。ドラマなどにはまっても徐々に飽きてしまう」(30代・福岡県)
「次々とアイデアを思いつき実行する力もある。短期的な集中力はあるが、長期的な集中力はなく熱しやすく冷めやすい」(30代・神奈川県)
「一時的には夢中になるが、数日で興味がなくなる」(30代・神奈川県)
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夢中になれない
「物事に集中できず熱中できない人」(30代・京都府)
「ひとつのことに夢中になれない」(30代・茨城県)
続かない
「ダイエットが続かない。都合のいい理由をみつけて怠けようとする」(30代・神奈川県)
「始めたものが続かない」(30代・神奈川県)
「日記や家計簿などが続かない」(40代・群馬県)
「転職しがち」(30代・広島県)
いろいろなことに興味が向く
「いろんなものに興味が向く。広く浅く楽しんでいる」(30代・群馬県)
「すぐに興味関心の対象が変わってしまう」(40代・宮城県)
「興味関心の幅が広い」(40代・埼玉県)
「熱が冷めやすいのは、別のことに目が行きやすいから」(40代・長野県)
新しいものが好き
「新しいものにすぐ飛びつくけど、1ヶ月後には飽きている」(40代・大阪府)
「目立ちたがり。流行り好き」(40代・神奈川県)
「新しいもの好きな人に多い気がする」(40代・三重県)
「飽き性はミーハーなイメージ。流行りのものをなんでも知っている」(40代・東京都)
集中力がない
「コロコロ考えが変わる。集中力がない」(40代・栃木県)
「他に気が移りやすい」(30代・愛知県)
「注意力や集中力がない」(40代・高知県)
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冷静さがない
「衝動的に買い物をしてしまう」(40代・千葉県)
「落ち着きがない」(40代・秋田県)
「気分でころころ変わる」(30代・東京都)
行動力
「行動力がある」(30代・福岡県)
「よく言えば臨機応変」(40代・千葉県)
その他にはこんな意見も
「何事も形から入る」(40代・新潟県)
「好奇心が旺盛」(30代・徳島県)
「楽観的で明るい性格」(30代・宮城県)
「物事に夢中になれない」「続かない」という意見がある一方、「幅広い興味関心がある」「好奇心が旺盛」「行動力がある」というポジティブな意見も目立ちました。熱しやすく冷めやすいのは、ジャンルを問わず物事のいいところを発見できること。情報感度が高いという側面もあるのかもしれませんね。
飽き性のメリット
「何もかも長続きしない」と短所として捉えてしまいがちな「飽き性」な性格ですが、見方を変えると長所にもなるんですよ。メリットを3つ紹介します。
情報に敏感
飽き性な人の長所は、情報感度が高いことです。新しいトレンドや情報に敏感で、他の人よりも早くそれらをキャッチできるため、常に時代の先端を行くことができます。特にビジネスシーンでは、最新の動向を把握することで、大バズりする商品を開発することができるなど、競争優位を築く大きな力となります。
柔軟な対応力がある
飽き性の人は、すぐに興味が移るため、変化に対応する力が強いともいえます。新しいことに挑戦する際に、すぐに気持ちを切り替えられるため、一つのことにいつまでも執着することがないでしょう。さっぱりとしていて、問題に対して柔軟に対応することができるので、周囲から頼りにされる存在です。
知識が広い
飽き性の人は、さまざまな分野に興味を持つことが多く、博識であることも多いです。異なる知識を組み合わせることで、ユニークなアイデアを生み出したり、斬新な商品を生み出すことも得意です。常識にとらわれず、面白い企画を提案するなど個性的な人も多いでしょう。
飽き性のデメリット
飽き性の短所とはどのような点にあるのでしょうか? 当てはまるところがあるかどうかチェックしてみましょう。
物事が続かない
飽き性の人は、新しいことに興味を持ちやすい一方で、物事を継続するのが苦手です。はじめは熱心に取り組んでも、次第に興味を失い、途中で投げ出してしまうことが多く見られます。趣味や勉強、仕事など、何かを継続して行うことが難しくなりがちです。結果として、十分なスキルや知識を身につけることができず、周囲から信頼を失うこともあるため、注意が必要でしょう。
結果が出にくい
飽き性の人は、途中でやめてしまうことが多いため、何かを達成するのが難しいというデメリットがあります。目標を設定しても、興味が移るとその目標を追い続けることができず、成果が得られにくいのです。
たとえ努力を始めても継続して取り組まなければ、達成感や成長を感じることができません。達成感が得られないから、自信を失ったり、次の挑戦に対する意欲が減少してしまうことがあります。
衝動的な行動が多い
飽き性の人は、気分や感情に流されやすく、衝動的に行動してしまうことがよくあります。一時的な興奮や興味から新しいことに飛びつく一方で、後から後悔することも少なくありません。このような衝動的な行動は、計画性を欠いたり、結果的に自分や他人に迷惑をかけることにもつながります。
自己管理ができずに突発的な選択をすることで、人生の重要な決断を誤る危険性があるため、注意が必要です。
【体験談】飽き性を改善する方法を紹介
「飽き性」を短所と考えてお悩みの方もいるかもしれません。飽き性な性格を改善したい人はどうしたらいいか、みなさんの体験談を集めました。