「見てください」は敬語として正しいの?
ビジネスシーンには向いていない?
「見てください」は、丁寧語ではありますがビジネスシーンには向いていない言い回しです。ビジネスシーンでは、丁寧さはもちろん、相手への敬意を示した言葉を使う必要があります。
「見てください」では敬意までは表せないため、知らずに使っていると、命令されていると相手に勘違いされ、失礼になることも。目上の人の前での利用は避け、プライベート時や同僚の前で使うように意識しておきましょう。
【ビジネス利用に】見てくださいの言い換えの表現6つ
それでは、「見てください」をビジネス向けに言い換えた表現6つを紹介します。基本から具体的なシーンまでご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
基本の敬語表現「ご覧ください」
「見てください」の敬語表現である「ご覧ください」。例えば、下記のように使えるでしょう。
・あちらをご覧ください。
・お手元の資料をご覧ください。
このときに、「これ」「あれ」などの指示語も、「こちら」「あちら」に変換しましょう。
▼あわせて読みたい
メールや書類を見てもらうとき「ご確認ください」
メールや書類を見てもらうときは、「ご確認ください」を使いましょう。この言葉を使うことで「内容をチェックしてください」と伝えられます。よって、ご覧くださいよりも注意深く内容を見てもらえるでしょう。使い方は下記のとおりです。
・メールの内容をご確認ください。
・株式会社◯◯様に添付する資料をご確認いただけますか?
ご確認くださいは、相手に強制的にチェックしてもらう表現になります。立場が上の人にチェックしてもらいたいときには、「ご確認いただけますか?」とお伺いするようにしましょう。柔らかいニュアンスになり、より丁寧な印象になります。
書類の内容を見てもらいたいとき「お目通し」
書類の内容を見てもらいたいときには「お目通し」を使いましょう。お目通しは、最初から最後まで読んで頂くようにお願いする意味があります。短時間で読んでもらうイメージになるため、重要な書類を送るときには、別の表現の方が適しています。
使い方は下記のとおりです。
・こちらの資料をお目通しください。
・提案書類が完成いたしましたので、お目通しいただけますでしょうか?
お目通しは、そのままではなく、「ください」や「いただけますでしょうか?」と一緒に使用しましょう。いただけますでしょうか?のほうが、より丁寧な言い方です。目上の人に使うときの参考にしてみてください。
▼あわせて読みたい