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2023.02.21

「ご教示いただけますでしょうか」は正しい敬語表現?その意味と使い方を解説

 

相手に対して、知識や予定などを教えてほしいという希望を表す際に使われる「ご教示いただけますでしょうか」。社内外を問わず、目上の人にも使える便利な敬語表現です。正しい意味やシーン別の使い方、言い換えや英語表現を確認し、用法をマスターしましょう。

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「ご教示いただけますでしょうか」の意味と使い方は?

「ご教示いただけますでしょうか」は、相手に知識や方法・予定などを尋ねる際に使います。特にメール上のやり取りで頻繁に使われます。誤った使い方をして相手に失礼にならないように、まずは言葉の意味や使い方、例文を確認しましょう。

ご教示いただけますでしょうか

(C)Shutterstock.com

■「知識や方法を教えてもらいたい」という意味

「教示(きょうじ)」とは、文字通り「(知識や方法などを)教え示す」という意味の言葉です。ビジネスシーンにおいては、尊敬語の「ご」を付けて「ご教示」とするのが一般的です。

「いただけますでしょうか」は、あらゆる言葉と組み合わせて使われる敬語表現で、謙譲語の「いただく」、丁寧語の「ます」に加えて、「だろうか」を丁寧にした「でしょうか」という言葉で成り立っています。つまり、「ご教示いただけますでしょうか」は「知識や方法を教えていただけないでしょうか」という意味です。

■適切な使い方と使用シーン

相手に知識や方法を尋ねる際に用います。目上の方に対しても問題なく使える敬語表現なので、上司や先輩、取り引き先に対しても使うことができます。親しい間柄や後輩に対して使うことは誤りではないですが、堅苦しい印象を与えてしまうので注意が必要です。

また、使用するのはメールや文書内が一般的です。口語表現としては堅すぎるため、対面時や電話で尋ねる際には「教えていただけますでしょうか」「お教えいただけますか」とすると良いでしょう。

■返信を受領したらすぐにお礼を伝える

ビジネスマナーとして当然のことですが、返信を受領したらすぐにお礼を伝えるようにしましょう。その際は、「お忙しい中、〇〇についてご教示いただきましてありがとうございます」とすると丁寧です。

■「ご教示いただけますでしょうか」のシチュエーション別・例文

【例文】
1. 上司に対してスケジュールの確認を行う
お忙しいところ恐れ入りますが、来週のご予定をご教示いただけますでしょうか。

2. 取引先に対して意見を求める
差し支えなければ、〇〇についてご意見やお考えをご教示いただけますでしょうか。

3. 先輩に対して仕事上必要な知識を聞く
ご面倒をおかけしますが、〇〇の操作方法をご教示いただけますでしょうか。

質問や依頼をする際は、必要に応じて用件の前にクッション言葉を入れると柔らかい印象になります。相手に何かを依頼する際に用いるクッション言葉は、「お手数をおかけしますが」「お忙しいところ恐縮ですが」などが代表的です。これらを挟むことで、時間を割いてもらう相手への気遣いを示すことができます。

「ご教授いただけますでしょうか」との違いとは

「ご教示いただけますでしょうか」と混同されることが多いのが、「ご教授いただけますでしょうか」です。一見すると、同じような意味であると捉えてしまう人もいるかもしれませんが、これらは相手から教えてもらう内容と、教えてもらうために必要な時間の長さによって使い分ける必要があります。

ご教示いただけますでしょうか

(C)Shutterstock.com

■「ご教授」は専門知識や学問・技芸を教えてもらうときに使う

「ご教授(ごきょうじゅ)」は、専門的な知識や学問・技芸を教え授けてもらうときに使う言葉です。スケジュールや個人の意見のように、教えてほしい内容が比較的明確ですぐに答えられる内容であるときに使われるのが「ご教示」。一方で、ある程度の時間をかけて専門的なことを教えてほしい場合に使われるのが「ご教授」です。

本来「ご教授」とすべきところを「ご教示」としてしまうと、軽々しい印象を与えてしまいます。また、「ご教授」は目上のものが目下のものに教え授けるときに使うため、上下関係がはっきりした言葉です。相手に対して失礼にならないように、2つの言葉をしっかり使い分けるようにしましょう。

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