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2021.04.04

「拝見しました」は敬語として正しい? 使い方・例文・類語・注意点もご紹介

普段何気なく使っている「拝見しました」ですが、敬語として正しいでしょうか? 今回は、使い方・例文・類語・注意点もご紹介します!

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【目次】
「拝見しました」の意味や読み方とは?
「拝見しました」は敬語として正しい?
使い方を例文でチェック
類語や言い換え表現にはどのようなものがある? 
英語表現とは?
最後に

「拝見しました」の意味や読み方とは?

まず、「拝見しました」の意味と読み方から見ていきましょう。

拝見しました 敬語

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■読み方と意味

「拝見しました」は「はいけん しました」と読みます。「拝見しました」の意味を辞書で調べてみましょう。まずは「拝見」の意味です。

「拝見」は「見ることをへりくだっていう語。謹んで見ること」。 (小学館デジタル大辞泉より)

「しました」は「~した」の丁寧語。よって、「見た」という過去の行為を、へりくだって相手に伝える表現です。

「拝見しました」は敬語として正しい?

「拝見しました」は敬語として正しいか? その答えは、イエスです。「拝見しました」は、「見る」の謙譲語「拝見」と、丁寧語の「しました」で成り立つ言葉。よって目上の人や、敬意を払うべき相手に使うことができる表現です。

拝見しました 敬語

(C)Shutterstock.com

また、「拝見~」はよく使う表現ですが、誤った使い方をしやすい表現でもあるんです。次に、「拝見~」の誤った表現をしない為に、ビジネス等で使う時の注意点をご紹介します。

■ビジネス等で使う時の注意点

注意その1:「二重敬語に注意」

「拝見~」でよくある、誤った表現の一つに「二重敬語」があります。「二重敬語」とは、「謙譲語+謙譲語」など、同じ種類の敬語を繰り返して使うことです。

例えば、「拝見させていただきました」、こちらは誤った表現です。「普通に使ってた!」という方も多いのではないでしょうか。何故、誤った表現かというと、先程も述べたとおり、「拝見」は「見る」の謙譲語。そして、「~させていただきました」は「~させてもらった」の謙譲語。よって「謙譲語+謙譲語」の表現に当たるからです。

その他、誤りがちな表現として「ご拝見します」「拝見申し上げます」が挙げられます。すべて誤った表現ですので、ご注意下さい。

また「拝見いたします」は、「~いたします」が「する」の謙譲語であるため、二重敬語とする説もあります。しかし、長い間広く使われてきたこともあり、「拝見いたします」は敬語として使っても問題ないとされています。

注意その2:「相手が見ることは “ご覧” とする」

「拝見」は、自分が「見る」ことに対して使う表現です。敬意を払う相手が「見る」事に対しては「ご覧」と表現します。例えば、「見てもらえましたか?」は、相手が見るため、「ご覧いただけましたか?」となりますよね。

使い方を例文でチェック

前述した注意点をふまえて、実際どのように「拝見~」を使うのか、見ていきましょう。

拝見しました 敬語

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1先日頂いた企画書を拝見しました

目上の人や取引先の相手に、「企画書を見ました」という時に使う表現。この時、注意点でも述べた、二重敬語にも気をつけて下さいね。

2:「〇〇様のお姿を拝見できて大変嬉しく思います」

「拝見」は人に対しても使える表現です。この場合は、「お会いできて嬉しいです」と「お元気そうで嬉しいです」というニュアンスを伝える表現です。

3:「企画書をもう一度拝見することは可能でしょうか?」

こちらの表現は、お願いをするシーンで使う表現。「見ることはできますか?」という意味で、「拝見することは可能でしょうか?」と表現します。

類語や言い換え表現にはどのようなものがある? 

場面によって、言葉を使い分けられると、素敵ですよね。ここでは、「拝見する」の言い換え表現をご紹介します。シーンに合わせて、適切な表現をしてみてください。

拝見しました 敬語

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1:拝読しました

「拝読(はいどく)」は、読むことを、その筆者を敬っていう謙譲語です。メールや文章を「読みました」ということを、へりくだって言う表現。目上の人や敬意を払う相手に使うことができます。

(例)
・先ほど、頂いていた資料を拝読しました。
・〇〇さんが書かれた本を拝読しました。

2:確認しました

「確認しました」は、「確認した」の丁寧語です。「確認」とは「はっきり認めること」という意味で、こちらもまた「見た」という表現の一つです。また、「確認しました」を謙譲語の「確認いたしました」に換えて言うことも出来ます。

(例)
・確かに資料が、添付されているのを確認しました。
・添付していただいた、資料を確認いたしました。

3:拝覧しました

「拝覧(はいらん)」は、見ることをへりくだっていう表現。謹んで見ること。こちらも「見る」ことを意味していますが、「拝覧」の場合、大きなもの、壮大なものを見上げるというニュアンスで使われる表現。主に、歴史的な建造物、芸術的な建物や寺社仏閣などを見るときに使われます。

(例)
・御社の素晴らしい社屋を拝覧しました。
・非公開のご本尊を拝覧しました。

英語表現とは?

英語は敬語表現がないため、「拝見」の英語表現は「見る」という意味の「see」や、「take a look at~」で表すことができます。それでは「see」や「take a look at 」などを使った例文をチェックしていきましょう。

拝見しました 敬語

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I saw that document .
(私はその資料を拝見しました)

I will take a look at that document.
(私はその資料を拝見します)

I had a chance to look at your report.
(私はあなたの報告書を拝見しました)

最後に

「拝見しました」の意味や注意点、使い方などをご紹介いたしました。「拝見しました」は、メールや文章だけでなく、話し言葉としても使われます。毎日のように使われる表現だからこそ、正確な使い方をマスターしたいものですね。

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