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2023.02.22

「拝見しました」は敬語として正しい? 使い方・例文・類語・注意点もご紹介

 

普段何気なく使っている「拝見しました」ですが、敬語として正しいのでしょうか? 使い方・例文・類語・注意点を詳しく見ていきましょう。

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「拝見しました」の意味や読み方とは?

まず、「拝見しました」の意味と読み方から見ていきましょう。

拝見しました

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■読み方と意味

読み方は「はいけん しました」。「拝見」の意味を辞書で調べると、下記の通り掲載されています。

「拝見」は「見ることをへりくだっていう語。謹んで見ること」。 (小学館デジタル大辞泉より)

「しました」は「~した」の丁寧語。よって、「拝見しました」は何かを見たことを、へりくだって相手に伝える表現です。

「拝見しました」は敬語として正しい?

「拝見しました」は敬語として正しいか?その答えは、イエスです。「拝見しました」は、「見る」の謙譲語「拝見」と、丁寧語の「しました」で成り立つ言葉。よって目上の人や、敬意を払うべき相手に使うことができる表現です。

拝見しました

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■ビジネス等で使うときの注意点

「拝見~」はよく使う表現ですが、誤った使い方をしやすい表現でもあります。ここでは、言葉を誤って使わない為に、ビジネス等で使うときの注意点をご紹介します。

「拝見~」をビジネスで使う際の注意点
  1. 「二重敬語に注意」
  2. 「相手が見ることは “ご覧” とする」

「二重敬語に注意」

「拝見~」でよくある、誤った表現の一つに「二重敬語」があります。「二重敬語」とは、「謙譲語+謙譲語」など、同じ種類の敬語を繰り返して使うことです。

例えば、「拝見させていただきました」、こちらは誤った表現です。「普通に使っていた!」という方も多いのではないでしょうか。「拝見」は「見る」の謙譲語。そして、「~させていただきました」は「~させてもらった」の謙譲語。よって「謙譲語+謙譲語」の二重敬語になっています。

その他、誤りがちな表現として「ご拝見します」「拝見申し上げます」が挙げられます。すべて誤った表現ですので、ご注意下さい。

また「拝見いたします」は、「~いたします」が「する」の謙譲語であるため、二重敬語とする説もあります。しかし、長い間広く使われてきたこともあり、「拝見いたします」は敬語として使っても問題ないとされています。

「相手が見ることは “ご覧” とする」

「拝見」は、自分が「見る」ことに対して使う表現です。敬意を払う相手が「見る」事に対しては「ご覧」と表現します。例えば、「見てもらえましたか?」は、相手が「見る」ことになるため、「ご覧いただけましたか?」となります。

▼あわせて読みたい

使い方を例文でチェック

前述した注意点をふまえて、実際どのように「拝見~」を使うのか、見ていきましょう。

拝見しました

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「先日頂いた企画書を拝見しました」

目上の人や取引先の相手に、「企画書を見ました」というときに使う表現。その際、注意点でも述べた二重敬語にも気をつけましょう。

「〇〇様のお姿を拝見できて、大変うれしく思います」

「拝見」は人に対しても使える表現です。この場合は、「お会いできてうれしいです」と「お元気そうでうれしいです」というニュアンスを伝える表現です。

「企画書を、もう一度拝見することは可能でしょうか?」

こちらの表現は、お願いをするシーンで使う表現。「見ることはできますか?」という意味で、「拝見することは可能でしょうか?」と表現します。

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