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2025.02.06

「ミス」の言い換えは?人間関係をこじらせない謝罪ポイントも解説

仕事でうっかりミスをしてしまったら、誰でも気持ちが焦ってしまうでしょう。「上司や取引先との人間関係に悪影響を与えるのではないか」と不安になるかもしれません。仕事で使えるミスの言い換え表現や、誠意の伝わる謝罪方法を解説します。

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「ミス」の丁寧な言い換えと使い分け方

PC操作ミス

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「ミス」とはミステーク(mistake)の略で、「誤り」「間違い」を意味します。ビジネスシーンにおけるミスの丁寧な表現と、例文を使った用例を説明します。

「ミス」の丁寧な言い換えと使い分け方
  1. 誤り
  2. 不備
  3. 手違い

誤り

ビジネスシーンでミスを表すときには、しばしば「誤り」を用います。「誤り」は、文章や数字の間違い、情報や手続きが正しくないミスなどに広く使用可能です。

【例文】
・「お渡しした資料に誤りがありましたので、修正したものに差し替えさせていただきます」
・「先日いただいた報告書ですが、商品のサイズ計算に誤りがあるようです。確認をお願いいたします」

比較的中立的で、あまり感情的なニュアンスを含まないため、相手にミスの訂正を求めるときにも使いやすい言葉です。

あやまり【誤り/×謬り】 の解説
1 正しくないこと。まちがい。「記憶の—」「—を正す」
2 やりそこない。失敗。失策。「計算の—」「書き—」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

不備

「不備」は、必要なものが不足している、十分にそろっていない場合のミスに使います。

【例文】
・「ご注文の品に不備がないか、もう一度点検いたします」
・「先ほどお送りした報告書に不備などございましたら、お知らせください」

報告書に必要な内容が欠けている、用意するべき道具がそろっていないといった場面での謝罪や、必要なものがそろっているか確認して欲しいときに適した表現です。

ふ‐び【不備】 の解説
[名・形動]
1 必要なものが完全にはそろっていないこと。また、そのさま。「防災設備に—な(の)点がある」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

手違い

「手違い」は、手順や手配、段取りにミスがあった場合に使います。資料内容や計算にミスがあるようなケースにはふさわしくないので注意しましょう。

【例文】
・「大変申し訳ございませんが、作業スケジュールに手違いがありました。調整が必要なため、修正プランをご確認いただけないでしょうか。」
・「こちらの手違いで、ご注文いただいたAセットではなくBセットを配送してしまいました。誠に申し訳ございません。月内に到着するように、至急Aセットをお送りいたします。」

「手違い」を使うことで手順や段取りに関わるミスを伝えられます。

て‐ちがい〔‐ちがひ〕【手違い】 の解説
1 手順を間違えること。また、手配などを誤ること。「手続き上に—を生じる」「係の—で発送が遅れる」
引用:『デジタル大辞泉』(小学館)

ミスを謝罪するときの注意点

謝罪

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謝罪には誠意が必要だと理解していても、どうすればうまく伝わるのか悩む人は多いでしょう。もし謝罪方法を間違えれば、さらに相手を怒らせてしまうかもしれません。ミスを謝罪するときの注意点を確認します。

ミスに気付いたらできるだけ早く謝罪する

何らかのミスをしてしまったとき、相手への謝罪で大事なのはスピードです。丁寧に謝罪する方が大事だと考える人もいますが、対応が遅くなると、後から丁寧に謝罪しても誠意を疑われかねません。また、対応が遅れるほど被害が大きくなる可能性があります。

基本的には直接謝罪するのが一番ですが、相手が遠距離にいる場合やすぐに会えない場合は先に電話やメールで謝罪を伝えます。メールの文面も、通常のようなあいさつは飛ばしてまず謝ることが大事です。

自分の一存で非を認めたら会社に迷惑が掛かるといったケースは、まず上司に報告・相談しましょう。

ミスが起こった経緯をはっきり説明する

謝罪の後は、ミスが起こった経緯を相手に分かりやすく伝えます。ミスの原因をはっきりさせないと、責任逃れをしているように感じる人もいるためです。

注意しなければならないのは、他人の責任にしたり言い訳したりするのは逆効果であるという点です。自分が相手のミスで損害を受けたとき、言い訳をされたらどう思うか想像すれば分かります。

要点を押さえた説明をするには、5W1Hを心掛けて客観的な経緯を伝えることです。メールなら、見直しも忘れないようにしましょう。

今後どのように対応していくかを伝える

原因説明の後には、自分たちにできる今後の対応を提示します。起こってしまったミスに対して「情報の訂正」「商品の交換」など、具体的にどう対処するかはっきりさせましょう。トラブルの再発防止策も伝えるとさらに誠意が伝わります。

トラブルには必ず起こった原因があるはずです。上司にトラブルを報告した際には、システムや手順の見直しなどの再発防止策についても相談しましょう。チームや職場全体で情報・対策を共有すると効果的です。

大きな迷惑を掛けたミスの場合は対面の謝罪が必要

重大なミスの場合は当然ですが、相手に大きな迷惑を掛けた場合は、対面で謝罪するのが基本です。直接会って謝罪した方が、申し訳なかったという気持ちや誠意も伝わりやすくなります。

ただし、謝罪には何よりもスピードが大事です。直接会えるまでゆっくり待っていれば、相手にさらに迷惑を掛けてしまいます。

すぐに会えない状況では、先に電話し後からメールを送る方が優先です。その後、改めて謝罪のための訪問をするとよいでしょう。

ミスした後は適切な対応で挽回しよう

書類チェック

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仕事でミスしてしまったら、慌ててどう対応したらよいか分からなくなるかもしれません。たとえ失敗してしまっても適切な対応をすれば、相手の被害や関係悪化を抑えることができます。

まずは、被害を与えてしまった相手に対して謝罪とミスの説明を行うのが先です。次に、端的な経緯の説明と、「情報の修正」「商品の交換」などの具体的な対応策を提示します。

ミスを完全に防ぐのは難しいですが、適切な対応と誠意を伝えることで相手の信頼を取り戻しましょう。

メイン画像・アイキャッチ/(c)AdobeStock

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