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2021.04.21

【改善したい!】なぜ仕事でミスをしてしまう? 臨床心理士のアドバイスも

アラフォー世代になると、仕事のミスは少なくなるかもしれません。それゆえにしてしまった時の、精神的ダメージは深いものに。どのようなミスをしがちで、失敗しないためにはどう対処したらいいのか調査しました。

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誰にでも起こり得る、仕事でのミス。皆さんはミスをしたら落ち込んでしまう派ですか? それとも、気にしない派ですか? 仕事のミスは何が原因で起こり、対処法はあるのかなどの意識について、働く女性100人に調査。

【質問】あなたは仕事でミスをして悩むことはある?

「よくある」…10%
「たまにある」…35%
「ほとんどない」…35.8%
「ない」…19.2%

※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。

頻度に差はあれど、仕事でミスをした時に悩んでしまう人は全体の半数となりました。ではどのようなことが原因でミスをしてしまうのでしょうか。

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【臨床心理士が解説】仕事でミスばかりしてしまう理由や原因とは?

ミスの原因を回答の多かった順に見ていきましょう。臨床心理士・吉田美智子さんにミスの原因について解説していただきました。

<1>確認不足

確認の怠り、確認不足、急いだためのチェックミス、コミュニケーション不足など 多数の声が寄せられました。

Yoshida’s voice
「限られた時間の中で過不足ない確認を行うのは、ある程度の経験値が必要ですよね。反省を積み重ねていくことがミスを減らしていけると思います」

<2>ケアレスミス

うっかりミス、思い込み、凡ミスなど、ケアレスミスで悩む人がたくさんいらっしゃいました。ミス自体は大きなものではなくても、抜けていてしまった自分にショックを受けるようです。

Yoshida’s voice
「ケアレスミスは、【あまりしない人】と【残念ながら繰り返してしまう人】に分けられるかもしれません。後者の方は自分のミスの傾向を振り返って対策する必要があるかもしれませんね」

<3>忘れる

提出物の期限を忘れていた、忙しくて後回しにしていた案件をマルっと忘れたなど、そのもの自体がまるでなかったかのように忘れてしまっていたそう。

Yoshida’s voice
「人間誰しも忘れるということは起こり得ます。しかし忘れる回数が多くなるようでしたら、心身のキャパシティ超えや、無意識ながら『気が乗らない』と感じていることもあるので、生活の見直しをしてもいいかもしれません」

<4>他のことを考えている

違う事を考えていた、先のことを考えながら作業していた、帰宅後のことを考えていたらミスしたなど、心ここに在らずで仕事をした結果、ミスをしてしまったようです。

Yoshida’s voice
「心配なことがある時や、単純な作業をしているときは、ついついほかのことを考えてしまいがちです。集中できていないと仕事の効率は落ちますから、優先順位をつけて割り切って仕事することも大切ではないでしょうか」

<5>自己判断

自分の判断だけで仕事を進めてしまった、上司や同僚に相談できず自己判断してしまった、相談は必要ないと思い自分だけの判断で事を進めてしまったことでのミス。これらは説明や言い訳もできず自分に100%責任があるため、悩みも深くなってしまうのではないでしょうか。

Yoshida’s voice
「自分で判断するべきポイントと相談するべきポイントを見極めるのも、なかなか難しいですよね。『自分で考えて』などと言われて、相談しにくくなったりもします。相談もできないけど、自分の判断に自信が持てずに悩んでしまうという人には、自分がしていることを“実況中継”して上司に伝えてみる方法がオススメ。大きな声を出されれば、上司は合っていれば聞き流すし、もし注意点があればアドバイスをくれると思います。また上司からすれば部下が今何をしているか把握できるというメリットもあります」

<6>イレギュラー

新しいことに挑戦、あまり起こらないレアな状況、不慣れな作業など、通常ではない仕事に出合った時にミスをしてしまうよう。

Yoshida’s voice
「これは、『仕方がない』と思いましょう。イレギュラーな経験を重ねていくことで、直感的に予防措置が取れるようになるものです」

<7>焦り

時間がない、自分に余裕がない、プレッシャーなど、焦りを感じてしまうとミスを誘発してしまいます。 

Yoshida’s voice
「実は焦りとミスはセットです。焦らずにすむようにするにはどうしたらいいか考える、事前準備を完璧にしておくなどが大切です」

そのほかにもこんな理由が!

「ストレスが溜まっている」、「ヒューマンエラー」、「プライベートが影響」、「緊張感がない」、「寝不足」、「集中できない」、「知識不足」、「物をなくす」、「深く考えない」など、誰にでも起きる日常的な理由がミスの原因に。

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臨床心理士が読者のミスの原因を解説! ミスが続いてしまう時の対処法も

「完璧な人間がいないように、ミスをしない人間はいないのではないでしょうか。人間はミスをするものなので、【ミスをする】→【ミスから学ぶ】→【ミスを予防する】ことが大切です」と吉田さんは話します。

またミスが続いてしまうときは…

<1> 心身のコンディションを整える。寝不足、ストレスからくる暴飲暴食などは、心身のコンディションを下げ、ミスを起こしやすくするので気をつけてくださいね。
<2>ミスは【あまりしない人】と【残念ながら繰り返す人】がいます。【残念ながら繰り返す人】は、ご自分がよくするミスを振り返り、環境を整えたり、予防措置をとれるといいですね。
<3>緊張する対人関係、コミュニケーションが難しい場合。互いに課題を理解していて相談・調整できれば良いですが、上司・客先などは、こちらからは提案しにくく悩みますよね。先にご紹介した“実況中継”のように、相手の負担にならず、自分の問題解決ができるような工夫してみてください。思いつめてしまうと、ますますうまくいかなくなるので、周りの人に話を聞いてもらったり、自分でも気分転換を上手にしてやりくりしてみてください」(吉田さん)。

読者発! 仕事でミスが多いときの対処法とは?

ここからはワーママのリアルな対処法をお届け。たくさんの意見を頂いたので、何か取り入れられるものを見つけてみてください。

まずは自分自身が「慌てず」、「丁寧に」、「冷静に」行動するという対処法が目立ちました。その上で、ダブルチェック体制など「周りとの協力」や、チェック項目を作り何度も「確認」する、「メモ」「リスト化」なども活用しているようです。 

また睡眠を確保して「十分な休息」や、家庭の事情を仕事に持ち込まないよう「ONとOFFの切り替え」、仕事で100%の力を出せるように「身体を整える」など、プライベートから対策をしている人も。

下準備として、「情報収集」を怠らないようにしていたり、「経験値を上げる」べく勉強に励むなど、影で努力をしている人もいらっしゃいました。

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「ミスをミスで終わらせない」そんな姿勢が大切

私たちはロボットではないので、どんなに準備をしていたとしても、その日の体調や感情でミスを誘発してしまうこともあります。ミスをしてしまったことを受け止めることも重要ですが、本当に大切なのはミスをした後なのではないでしょうか。ミスした原因を把握し、例えば体調が悪いなら、健康的な心身を手に入れる努力をしたり、精神的に参っているのであればマインドフルネスを学ぶなど、二度と同じミスをしないように反省することが重要になります。

取材・文/福島孝代

写真/(C)Shutterstock.com

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臨床心理士

吉田美智子

東京・青山のカウンセリングルーム「はこにわサロン東京」主宰。自分らく生きる、働く、子育てするを応援中。オンラインや電話でのご相談も受け付けております。
HP
Twitter: @hakoniwasalon

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