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2021.03.18

「ご留意ください」の意味は?ビジネスシーンで使える例文と英語表現を解説

注意の意味が含まれる「ご留意ください」。敬語表現なので、目上の人にも使える便利な表現です。しかし、「ご留意ください」の正しい意味や使い方をちゃんと理解したうえで使用しないと、相手に不快感を与える可能性もあります。 場合によっては、上司や取引先の担当者に悪い印象を与えてしまうことも。そこで今回は、「ご留意ください」の意味や使い方、類語表現までわかりやすく解説します。

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【目次】
「ご留意ください」の意味と使い方
「ご留意ください」と間違えがちな表現
「ご留意ください」の例文
「ご留意ください」の言い換え表現
「ご留意ください」を英語で伝える場合は?
ビジネスの場面に合わせて「ご留意ください」を使おう!

「ご留意ください」の意味と使い方

それでは、まず「ご留意ください」の意味と使い方から見ていきます。「ご留意ください」を使用するときの注意点にも触れているので、しっかり確認しておきましょう。

ご留意ください

(C)Shutterstock.com

注意の意味を持つ「ご留意ください」

「ご留意ください」は、ある物事に対して「心に留めておいてください」「十分に配慮してください」という意味があります。仕事では絶対にミスができない場面で使用することが多く、リスク回避のため、先に注意喚起を促す表現です。

「ご留意ください」はメールはもちろん、話し言葉としても使える便利な表現。また、「ご〜ください」を付けることで敬語表現になるため、注意のニュアンスが含まれていても柔らかく相手に伝えることができるのです。

目上の人に使う場合は要注意

「ご〜ください」が付くことで敬語表現になる「ご留意ください」ですが、上司や取引先など立場が上の人に使用するのは避けたほうが無難でしょう。

敬語表現で柔らかい言い回しに思えますが、相手に要望や懇願する意味が含まれています。なかには、「ご留意くださいませ」のように最後に「ませ」を付けてより丁寧に伝える人もいますが、相手に要望や懇願する本質は変わりません。

「ご留意ください」「ご留意くださいませ」は、立場が上の人には使わないようにしましょう。目上の人に使うときの表現については後ほどご紹介します。

「ご留意ください」と間違えがちな表現

次は、「ご留意ください」と間違えて使いがちな表現を紹介します。似たような表現なので、混同する人も少なくありません。ただ、ニュアンスが少し異なるので状況に合わせて使い分けましょう。

ご留意ください

(C)Shutterstock.com

・ご注意ください

「ご注意ください」は、「気を配る」「用心すること」「忠告すること」という意味です。相手に注意を促したいときに使える言葉で、ビジネスの場でも頻繁に出てきます。

そんな「ご注意ください」と「ご留意ください」は「気を配る」という同じ意味を持っていますが、「ご留意ください」には「用心すること」の意味は含まれません。

例えば、ビジネスで問題が発生したとします。同じミスを繰り返さないためにも問題の内容を社内で共有することもあるでしょう。その際に「今後の業務には、ご留意ください」と言われた場合は、「トラブルが起こるかもしれないので気を留めておいてください」の意味にとどまります。

一方、「今後の業務には、ご注意ください」と言われた場合は、「今後業務を進めるうえでしっかり警戒してください」という注意のニュアンスが含まれるのです。相手の受け取り方が変わってくるので間違わないようにしましょう。

・ご承知おきください

「承知」とは、「事情を知る」という意味があります。ビジネスの場面でも相手から何か頼まれたときに「承知しました」といいますよね。これは「事情を知る=わかりました、理解をしました」を意味します。

そんな「承知」に「ご〜おきください」が付いた「ご承知おきください」。「おき」は「前もって」という意味があるため、「事前に事情を知っておいてください」という意味の言葉になります。

「ご留意ください」が注意をお願いする意味合いなのに対し、「ご承知おきください」は事前に相手に知っておいてくださいと指示をするニュアンスと受け止められることがありますので、混同して目上の方に使うことのないように注意しましょう。

「ご留意ください」の例文

続いて、「ご留意ください」の具体的な例文と解説を紹介します。それぞれの表現はビジネスシーンで使えるものが多いので、しっかり習得してスムーズなやり取りに役立てましょう。

ご留意ください

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・ご留意くださいませ

語尾に「ませ」を付け加えて少し丁寧にした表現の「ご留意くださいませ」。「ご留意ください」よりも丁寧な敬語表現になるので、相手に柔らかく伝えることができます。

・くれぐれもご健康にはご留意くださいませ
・プロジェクトにおいて〇〇は重要なことですので、各自ご留意くださいませ

ただし、「ませ」を付け加えても命令形であることに違いはありません。そのため、上司や取引先などには使用しないことが望ましいです。

・ご留意いただく

謙譲語である「いただく」を用いた「ご留意いただく」。「いただく」は、相手に敬意を示すことができるので、上司や取引先など立場が上の人にも使える言葉になります。

・〇〇につきまして、十分ご留意いただきますようよろしくお願いします
・〇〇にはご留意いただけますと幸いです
・〇〇ご留意いただきたく存じます

また、目上の人に使える表現には、「ご留意くださいますよう」も使うことが可能です。例えば、「〇〇にはご留意くださいますよう、お願い申し上げます」「各自ご留意くださいますよう、お願いいたします」などと伝えられます。

・ご留意願います

メールや手紙など、書き言葉としてよく使用される「ご留意願います」。「願います」は「願う」の丁寧語で敬語表現になるため、上司や取引先に対して使う人も少なくありません。ただし、「いただく」より雑な印象を与えることもあるので、立場が上の人に使用するのは避けたほうが無難でしょう。

・〇〇には十分ご留意願います
・今まで以上に〇〇の取り扱いにはご留意願います

「ご〜願います」の形のため丁寧な表現に見えますが、少し冷たい印象を相手に与えることもあります。この場合は、「ご留意お願いいたします」「ご留意のほど、よろしくお願いいたします」に変えて表現を柔らかくしましょう。

「ご留意ください」の言い換え表現

続いて、「ご留意ください」の代わりに使える言い換え表現を紹介します。ニュアンスが少し異なる表現もあるので、それぞれの本質的な意味をしっかり理解して使いましょう。

ご留意ください

(C)Shutterstock.com

・ご自愛ください

「ご自愛ください」は、「体には十分に注意してください」という意味です。ビジネスだけでなくプライベートにも使える表現で、相手への気遣いや愛情を伝えることができます。

・どうぞご自愛ください
・くれぐれもご自愛ください
・ご自愛くださいますようお祈り申し上げます

「ご留意ください」と違う点は、上司や社長など目上の人にも使用できるところです。「ご留意ください」は目上の人には使えませんので、この場合は「ご自愛ください」を使用しましょう。

・ご配慮ください

相手に配慮や心遣いを要望する「ご配慮ください」には、「気を配るようにお願いします」という意味があります。「ご留意ください」との違いは、気配りという気持ちの面での配慮を依頼していることです。

・〇〇にご配慮ください
・くれぐれも体調管理にはご配慮くださいませ
・ご配慮いただきたく存じます

注意すべきポイントは、「ご配慮ください」では指示的なニュアンスが勝るので目上の人に使用できないことです。この場合は、「ご配慮いただきますよう、お願いします」に変えて伝えるのが望ましいでしょう。

・ご了承ください

混同しやすい例にも挙げた「ご了承ください」は、一方的に了承を求める言葉になります。相手の意見を聞くというよりは、相手に受け入れてほしい気持ちが強い表現です。相手に選択肢があるわけではないので、上司や取引先に対して使用すると悪印象を与えてしまうこともあります。

・どうかご了承くださいませ
・ご了承いただきたく存じます
・ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします

一般的に「ご了承ください」は目上の人に対しては使うのを控えるのが無難ですが、「ご了承いただきたく〜」「ご了承いただきますよう、」に言い換えることで上司や取引先にも使えます。

・ご理解ください

「ご理解ください」は、相手にお願いをする内容で、理解し納得を求めたいときに使う表現です。「ご留意ください」との違いは、「ご理解ください」はすでに起こったことに対して使用する点。一般的には、話し言葉より書き言葉として使用されます。

・内容をご確認のうえ、ご理解ください
・ご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします
・突然のことで申し訳ありませんが、何卒ご理解くださいませ

「ご理解ください」は、「ご留意ください」よりカジュアルな表現です。取引先など立場が上になる相手には、「突然のことで申し訳ありませんが〜」など謝罪の言葉を入れてより丁寧な言い回しにして使用することをおすすめします。

「ご留意ください」を英語で伝える場合は?

ここからは、「ご留意ください」と同じ意味を持つ英語表現を紹介します。海外とのやり取りで使えるので覚えておくと役立つでしょう。

ご留意ください

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・Please be aware of 〜

「Please be aware of 〜」は、「ご留意ください」と同じ意味で使える英語表現です。「把握する」「認識する」の意味がある「be aware of」に、「Please」を付け加えることでビジネスで使える丁寧な言い回しになります。

Please be aware of that point.
(その点にはご留意ください)

Please be aware of the following important points.
(以下の注意事項にご留意いただけますと幸いです)

・Please note that 〜

「Please note that 〜」、「ご留意ください」と同じ意味で使える英語表現です。「注意する」「気に留める」の意味がある「note」に、「Please」を加えることで取引先にも使える丁寧になります。

Please note that no refund will be accepted.
(返金は受け付けられませんので、ご留意のほどよろしくお願いいたします)

Please note that we are closed on national holidays.
(祝日は休業となりますので、ご留意くださいませ)

ビジネスの場面に合わせて「ご留意ください」を使おう!

「十分に配慮してください」の意味がある「ご留意ください」は、ビジネスの場面でよく使用される敬語表現です。ただし、目上の人に使う場合は注意しましょう。

ご留意ください

(C)Shutterstock.com

「ご留意」には相手に要望や懇願するニュアンスが含まれているため、上司や取引先の人に使用すると失礼にあたることもあります。関連する表現も覚えて、ビジネスの場面に合わせて「ご留意ください」を使いこなしましょう。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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