「お知らせください」は敬語表現!正しい意味や使い方・類語・英語表現を解説 | Domani

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2021.07.29

「お知らせください」正しく使えていますか? 意味や使い方・類語・英語表現を解説

相手から連絡が欲しいときや教えて欲しいときに使用する「お知らせください」は、れっきとした敬語表現です。しかし、そのまま使っては不快に感じるケースがあるため注意が必要です。そこで今回は「お知らせください」の正しい意味や使い方などを詳しくご紹介します。

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【目次】
 ・「お知らせください」の2つの意味と使い方の注意点
 ・「お知らせください」をより丁寧に伝える3つの表現と例文
 ・「お知らせください」の類語と例文を5つご紹介
 ・「お知らせください」の英語表現を2つご紹介
 ・丁寧な応対をするときは「お知らせください」を使おう

「お知らせください」の2つの意味と使い方の注意点

「お知らせください」の「知らせる」には、「連絡する」と「教える」という2つの意味が含まれています。このため「お知らせください」は「連絡する」「教える」というそれぞれの意味を丁寧にした言葉と言えるでしょう。

お知らせください

ここでは、「お知らせください」の2つの意味について詳しくご紹介し、より好ましい表記の方法や目上の人にも使っても失礼でないかどうかについても解説します。「お知らせください」の使用方法が間違っていないか、この機会にぜひチェックして見てください。

1.「連絡ください」の丁寧な表現

「お知らせください」は、「会社に着いたら一度お知らせください」というように、相手からの連絡をうながす丁寧な表現として使われています。

「ご連絡ください」とも言い換えられますが、「ご連絡ください」には後述の「教えてください」というニュアンスが含まれないため、「お知らせください」よりも連絡を強めに希望しているニュアンスが含まれます。

なかなかコンタクトが取れず早めに連絡してほしいことを強く依頼する場合には、「お知らせください」よりも「ご連絡ください」と伝えたほうが、効果的です。

2.「教えてください」の丁寧な表現

「お手隙の際に打ち合わせ場所をお知らせください」「どのような状態かお知らせください」というように、情報や状況など、何かを教えて欲しいときの丁寧な表現として使用されます。

「教えてください」でも意図は伝わりますが少々子供っぽい印象があります。ビジネスで使用するなら「お知らせください」としたほうが、適しているだけでなく、より丁寧に相手に伝わるでしょう。

■表記は「下さい」ではなく「ください」が好ましい

メールや文書など、文字で「お知らせください」と伝える場合には、表記に注意しましょう。「下さい」と漢字で書くと「(物を)下さい」という相手に物を要求する意味になってしまいます。

ひらがな表記の「ください」であれば、「(〜して)ください」という動詞を補助する丁寧な表現に該当するため、「お知らせ下さい」と書くよりも「お知らせください」と書いたほうが正しく、より丁寧です。

【例文】
・申し込み用紙を下さい。
・ぜひ一度お越しください。

■「お知らせください」は目上の人にも使える言葉

「お知らせください」は、「知らせる」を「お(ご)〜ください」というかたちにした謙譲語です。敬語表現のため、目上の人にも使えます。

「連絡ください」「教えてください」と伝えるよりも丁寧な言い方なので、ビジネスシーンでもよく使われています。「お知らせください」は、丁寧に応対したいときに使用しましょう。

■上から目線と感じる場合もあるため注意が必要

「お知らせください」は目上の人にも使える敬語表現ですが、「ください」が「くれ」という命令形の丁寧表現でもあるため、上から目線で命令していると受け取られてしまう可能性があります。

このため、目上の人に使用する場合には、後述するような「お知らせくださいますようお願いいたします」のように、命令形での使用を避けて依頼形に変えて伝えたほうが安全でしょう。

「お知らせください」をより丁寧に伝える3つの表現と例文

「お知らせください」はそれだけでも敬語表現ですが、「ください」自体が命令形のため、気分を害する人も中にはいる可能性があります。表現方法を工夫して伝えたほうが誤解される心配がないでしょう。「お知らせください」をより丁寧にした表現について3つご紹介します。

お知らせください

■「お知らせくださいませ」は柔らかな表現

語尾に「ませ」をつけると、相手に知らせるという動作を丁寧にうながす意味となります。このため、「お知らせください」と伝えるよりもより柔らかくに相手に伝わるでしょう。

しかし、「ませ」はもともと「ざます」「ごきげんよう」などのような女性が使っていた言葉だったため、男性が使うと違和感を感じる人もいます。男性は「お知らせくださいますようお願いいたします」などの表現にしたほうが良いでしょう。

■「お知らせくださいますよう」はより丁寧な表現

「お知らせくださいますよう」は「お願いします」と続けて、命令形を依頼形に変えた表現です。命令形よりも依頼形の文面のほうが相手を不快にさせません。

ちなみに、「ますよう」は「ます」という丁寧語と、「明日晴れますように」で使われるように、希望や願望を表す「よう(に)」を組み合わせた言葉。このため、「お知らせください」に「ますよう」をつけると、希望や願望のニュアンスがプラスされた丁寧な言い回しになります。

■「お知らせ願います」も目上の人に使える表現

「お知らせ願います」も「お知らせください」を依頼形にした表現で、目上の人にも使える表現です。ただし、「お知らせください」よりは丁寧な表現ではあるものの、取引相手などに使用する場合には少し丁寧さに欠ける印象を与えます。

取引相手に使うなら、「お知らせ願えますでしょうか」「お知らせいただければと存じます」というように、より失礼のない文言にすると良いでしょう。

■「お知らせください」をより丁寧な表現で使った例文

「お知らせください」を丁寧な表現で使用した例文をご紹介します。どれもよく使用される表現なので、定型文として覚えておき、状況によって言葉を変えたりアレンジしたりするのがおすすめです。丁寧さを心がけるあまり、不自然な言い回しにならないように心がけましょう。

【例文】
・ご都合の良いお日にちをお知らせくださいませ。
・行き届かない点がございましたら、ご遠慮なくお知らせくださいませ。
・必要な資料をお知らせくださいますようお願いいたします。
・状況に変化がありましたらお知らせくださいますよう、お願い申し上げます。
・つきましては、必要な数をお知らせ願います。
・大変お手数ですが、進捗状況についてお知らせ願えますでしょうか。

「お知らせください」の類語と例文を5つご紹介

「お知らせください」には主に5つの類語があります。しかし、意味は似ているものの使用方法やニュアンスがそれぞれ違うため、「お知らせください」の言い換えで使用すると違和感があるものもあるため、使い分けが必要です。

お知らせください

どれもよく使用する表現ですが、正しく使用できるようにしっかりと違いを把握しておきましょう。

1. ご連絡ください

「お知らせください」には「連絡が欲しい」という意味が含まれるため、「ご連絡ください」という表現もほぼ同じ意味で使用できます。しかし「ご連絡ください」は「お知らせください」よりは「伝える」という意味合いが強くなり、「教えて欲しい」というニュアンスは含まれません。

ビジネスでは報告・連絡・相談の報連相が基本ですが、この「連」の部分をうながす場合によく使用されます。連絡をうながすと言う意味では「お知らせください」よりも明確な表現と言えるでしょう。

【例文】
・現場での作業が終わりましたら、一度ご連絡ください。
・状況が変わりましたら、都度ご連絡ください。

2. お聞かせください

目上の人に意見を聞きたい場合、「お知らせください」の言い換えとして「お聞かせください」を使用できます。しかし、「お知らせください」のように「連絡が欲しい」という意味合いは含まれない点には注意しましょう。

なお、「お聞かせください」も「お知らせください」と同様に丁寧な表現ではあるものの、命令形なので注意して使用してください。

人によっては強く聞こえてしまい、不快になる場合があります。誤解を招かないようにするには「お聞かせいただけませんでしょうか」「お聞かせくださいますようお願いいたします」のように、より丁寧な表現にすると良いでしょう。

【例文】
・先日の打ち合わせで話し合われた件について、アドバイスがあればお聞かせください。
・弊社の商品について、忌憚ないご意見をお聞かせください。

3. ご一報ください

「ご一報ください」の「ご一報」は、簡単に知らせる・耳に入れるという意味の「一報」に「ご(御)」をつけた丁寧語です。このため、「ご一報ください」には「とりあえず知らせてください」という意味が含まれ、取り急ぎ連絡するというニュアンスが強いです。

詳しい内容を教えて欲しいというよりは、なんでもいいからとりあえず連絡が欲しいときなどに使用します。緊急を要するシーンにも使える表現だと言えるでしょう。

【例文】
・大変恐縮ですが、至急担当者までご一報ください。
・大雪の影響が心配です。無事でしたらご一報ください。

4. お教えください

「お知らせください」は「お教えください」と言い換えられますが、両者のニュアンスは少し違います。

「お知らせください」には「連絡が欲しい」というニュアンスが含まれるのに対し、「お教えください」には相手が自分に何かを「教えて欲しい」という意味合いが強くなり、「連絡が欲しい」という意味合いはありません。

また、ビジネスにおいては、「お教えください」よりも堅い言い回しである「ご教示ください」を使用するケースが多いです。「お教えください」自体に命令のニュアンスがあるため、強制力を感じてしまう可能性もあります。

「お教えください」は丁寧な表現とされており、決して間違った言葉ではありません。しかし、敬語表現ではあるものの、ビジネスでは使われない場面が多いことは念頭に置いておきましょう。

【例文】
・〇〇の件について、詳細をお教えください
・お申し込みに必要ですので、住所や電話番号をお教えください。

5. ご教示ください

「ご教示ください」は「教えてください」をより丁寧に表現した言葉です。このため「お知らせください」の丁寧表現としても使用できます。

ただし、「お知らせください」よりも詳しい内容や状況に対して教えを請うという意味合いが強いため、ビジネスでは部下や後輩に使用する機会はほとんどなく、先輩や上司に対して使用する場合が多いです。

なお、「ご教示ください」をより丁寧に伝えるには「ご教示のほどよろしくお願いいたします」「ご教示くださいますようお願い申し上げます」「ご教示いただけますか?」のような使用方法があります。

また、より専門的な知識を教えて欲しい場合には「ご教授願います」のように「ご教授」を使用するのが一般的です。「ご教示」と「ご教授」は似た表現ですが使えるシーンが違うので誤用には注意しましょう。

【例文】
・会議の資料に目を通しましたが、よく分かりませんでした。資料にある◯◯についてご教示ください。
・営業は不慣れなのでノウハウをご教示ください。

「お知らせください」の英語表現を2つご紹介

「お知らせください」を英語で表現するなら「Please let me know」が適しています。また場合によっては「Please tell me」も使用できるでしょう。しかし、この2つの表現には明確な違いがあるので、使い分けが必要です。

お知らせください

ここでは「お知らせください」の英語表現である「Please let me know」「Please tell me」について、詳しくご紹介します。

1.丁寧な表現をするなら「Please let me know」

「お知らせください」という丁寧な表現を英語で再現するなら、「Please let me know」がふさわしいです。「よろしければ」というニュアンスが含まれるので、日本語の「お知らせください」にぴったりです。

また、組織に知らせて欲しい場合には、「Please let us know」と言い換えることも可能。より丁寧にするならば、「Can you please let me know?」というように疑問形にしても良いでしょう。

なお、連絡手段を指定したい場合には「by telephone」「by mail」のように「by〜」を付け加えて表現することも可能です。

【例文】
・Please let me know your progress.
(私に進捗状況をお知らせください)

・Please let us know if you have any other queries.
(他に何か質問があったら、私たちに知らせてください)

2.積極的なニュアンスを伝えたいなら「Please tell me」

Please tell me」 は「Please let me know」よりも積極的に「教えて欲しい」ときに使用されます。

「Please let me know」が「都合の良いときに教えてね」というニュアンスであるなら、「Please tell me」は「いますぐ教えてね」という催促や相手から答えを聞き出そうとする意図を含む表現です。

「Please tell me」には、「Please let me know」のように「よろしければ」というニュアンスは含まれていません。ビジネスでの依頼や質問をするときに「Please tell me」を使うと、催促や強制している印象を与えるので注意しましょう。

なお、「Please+動詞」だけでは、命令形のため少々不躾な表現です。「Could you tell me〜?」「Would you tell me〜?」を使うと、「教えていただけませんか?」「お知らせいただけませんか?」という柔らかで丁寧な表現になります。

【例文】
・Please tell me some.
(いくつか教えてください)

・Could you tell me some.
(いくつか教えていただけませんか?)

・Please tell me the details.
(詳細を教えてください)

・Would you tell me the details.
(詳細を教えていただけませんか?)

丁寧な応対をするときは「お知らせください」を使おう

「お知らせください」は、目上の人にも使える丁寧な表現です。丁寧な応対が求められる場面では、「連絡ください」「教えてください」ではなく、「お知らせください」を使いましょう。

お知らせください

ただし、「お知らせください」は丁寧な表現とはいえ命令形なので、人によっては上から目線だと感じ、不快に思う場合があるので使用には注意が必要です。誤解を避けるには「お知らせくださいますよう」「お知らせ願います」のように、依頼形にすると良いでしょう。

「お知らせください」の類語も、ニュアンスや使用するシーンに合わせて、適切な表現を使うように心がけてください。そのためにも、正しい意味や用法をきちんと把握しておきましょう。

「お知らせください」や類語を正しく使用して、円滑なコミュニケーションに役立ててくださいね。

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