フリープランで家を建てる
購入した土地は建築条件付き。フリープラン(自由設計)というもので、建築条件付きの土地に、カスタマイズ可能な建物を建てることです。まずは、肝となる間取り決めから。
提案された間取りは、このようなザ・オーソドックス。1階にリビングと和室、2階に洗面所やお風呂などの水回りと3部屋。
生活動線的に、リビングと水回りは同じ階にまとめたかったので1階に。2階は広めの主寝室と、子供用に2部屋。人を招くのが好きなので、「リビングを可能な限り広くしたいです!!!光がたっぷり入る大きな窓を一つドーンと!」とリクエストしました。
リビングは20帖以上を希望していましたが、増坪してやっとこさ18帖でした。窓も耐震性の問題で2つに分かれてしまいました。2階にトイレと洗面所、廊下に収納を…。そうやって毎回間取りを更新していき、3回目の打ち合わせで確定しました。
次は、設備や外壁などについて決めていきます。かなり選べる・決められることが多くて、頭パンパンでした。
・洗面所の設備
・お風呂の設備(壁紙や浴槽の色も)
・キッチンの設備
・窓の位置と大きさ
・外壁の色と素材
・窓枠や雨どいの色
・コンセントの場所
などなど
例えばクローゼットの収納についてもパイプにするか板にするか。インターホンのモニターと床暖房のスイッチの位置をどこにするかなども決められます(決めなくてはいけない)。
「スイッチの位置お任せします」ともいかず、一つ一つ高さや並びを決めていくわけです。
ちなみに、コンセントをつけてよかった場所は
玄関のクローゼット(電動自転車のバッテリー充電に便利)
高い位置のコンセント(キッチンのカウンターでブレンダー使う時とか便利)
コンセントをつければよかった場所は
1階と2階の廊下(掃除機の充電など、何かとコンセントを欲する瞬間がある)
オプション費用内訳
玄関のシューズクローゼットにミラーをつけたり、洗面台に引き出しつけたり、トイレのタオルかけをプラスチックからステンレスにしたり、おしゃれで便利にするとオプションになります。オプションをつけすぎると、その分費用もかさむので、家族で話し合って、お金をかけるところとそうでないところをしっかり決めることをおすすめします。
わが家はリビング重視だったので、増築、床暖房、アクセントクロス(壁紙)、おしゃれな換気扇など、オプション追加費用の半分以上をリビングに費やしました。結果、過ごしやすい&動きやすいで大満足!
ちなみに、オプション費用の総額は200万円弱でした。特に増坪(66万円)、床暖房(30万円)、それとキッチンの収納棚(37万円)の増額が大きかったです。
住んでみてオプションでお願いすればよかったと思ったのは浴室乾燥。乾燥機は洋服の生地が傷みそうでできれば使いたくないけれど、部屋干しが続くとニオイが気になる。初期費用がかさんでもつければ良かったと雨のたび夫と話しています。
契約から引き渡しまでの期間
契約をして間取りから家の仕様が決まるまで、丸3ヶ月。建物が完成して引き渡しまで4ヶ月ほど。引き渡しの後に、駐車場のコンクリートや家の周りのタイルなど外構についての打ち合わせと施工を行います。
庭付き戸建ての夢は叶わなかったので、ウッドデッキをつけようと見積もりを取りましたが、業者により100万単位で差がありました。外構工事の際には必ず数社の見積もりを取ることをお勧めします。
結局、契約から外構工事まで終わるのに7〜8ヶ月ほど。家一軒建てるのって時間がかかりますね。
契約時の予定よりも1ヶ月半ほど完成が遅れたため、当時住んでいたマンションの更新日を過ぎてしまい、更新料を払うことに。雨の多い時期や年末年始などは工期が伸びることがあるので、余裕を持ってスケジューリングをすることをおすすめします。余談ですが、マンションの管理会社に相談をしたら、2ヶ月しか住まないのならと更新料の半分を返金をしてくれました。
大事なのは比較検討
息子は毎日保育園から帰ると「野球しよう!」と、リビングでキャッチボールと素振りの練習をしています(おかげで私もかなり投球が上手くなりました)。週末はウッドデッキで食事したりプールを出して水遊び。「いつか息子ができたらキャッチボールしたいね」と、展示場や友人の家で夫とした会話が実現しました。
家を建てる中で大事だと感じたのが、不動産会社や工事業社、設備など、最初から一つに決めず、比較検討すること。そうして選択したものであれば、「こうすれば良かった」という後悔は少なくなるのではないでしょうか。これからマイホームを購入したい・建てたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
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