難しい言葉を使いたがる
特徴の1つ目は、難しい言葉を使いたがることです。知ったかぶりする人は、1〜2回ぐらい見聞きしたことある難しい単語をあえて使い、知識をひけらかします。本当に詳しい人であれば、誰でもわかるように解説しようとしますが、知ったかぶりする人は、表面的な内容しか知らないため、わかり易い言葉に言い換えた説明ができません。難しい言葉を、難しいまま使ってしまうのです。相手への配慮もないまま、難しい言葉を使って説明している人は、知ったかぶりをしている可能性が高いでしょう。
寂しがり屋な面を持っている
2つ目の特徴は、寂しがり屋な面を持っていることです。知ったかぶりをする人は、会話の中に自分が参加できなかったり、1人だけ仲間はずれにされる状況に不安を感じています。仲間はずれにされたくなくて、知ったかぶりをしてしまうのです。また、誰も知らないような情報を知っていれば、周囲からかまってもらえると思っています。そのため、知らない知識だったとしても知っているフリをしてみんなに称賛されようと振る舞ってしまうのです。
負けることが嫌い
3つ目は、負けることが嫌いという特徴です。知ったかぶりをしている人は、誰かに負けることが嫌いです。人より知識が無く、劣っている自分を認めたくないため、知ったかぶりをして、その場にいる人に勝とうとします。特に、同僚など自分と同じような状況や環境にいる人に負けることを嫌う傾向があります。知識があり、経験が豊富であると思われるように、知ったかぶりをします。
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知ったかぶりする人への対処法3つ
知ったかぶりをする人の対処法を3つご紹介します。
知ったかぶりをされると、ときに面倒だと感じることもあります。対処法が分かれば、会話を持ちかけられたときでもストレスを溜めることなく情報交換ができます。どのような対処をしていけばいいか、以下をチェックしてみましょう。
理解しているか確認する
本当に理解しているか確認してみましょう。知ったかぶりする人は、理解していないにもかかわらず会話をしていることがあります。仕事で知ったかぶりをされると、意思疎通ができず思わぬトラブルになりかねません。トラブルを防止するためにも、理解しているか確認をすることが重要です。会話の中で重要なポイントを答えさせるように質問すると、理解度を図れます。
適当に相槌を打って聞き流す
適当に相槌を打って聞き流すという対処法もストレス軽減に有効です。仕事に関する重要な内容でないなら、真面目に聞いていてもストレスになるだけなので、適当に相槌を打って聞き流すようにしましょう。それでも、諦めずに話をしてくる場合には「次の打ち合わせの準備しないといけないからまた今度ね」などと言って話を切り上げるのもおすすめです。
2人きりにならないようにする
知ったかぶりをされたことで起こるトラブルを避けたいなら、2人きりにならないようにしましょう。2人で会話していると、本当に理解できているのか、知ったかぶりをしているのかの判断がつきづらいものです。複数人で話をすることで、本当に理解できているかを判断する人が増えるため、より正確な判断ができるでしょう。理解が深まっていない状態で仕事が進むことを防ぎ、後々のトラブル防止にも役立ちます。
知ったかぶりを改善する方法
もし「つい、知ったかぶりをしてしまう」と悩んでいるなら、以下の改善方法を試してみてください。
・知らないことは知識を得るチャンスだと思う
・知ったかぶりによるデメリットを理解する
・積極的に質問する
知らないことは、恥ではありません。知らないことを知って、知識を増やすチャンスです。また、知ったかぶりには、トラブルに発展する可能性もあるというデメリットがあることを理解しておきましょう。自分から積極的に質問することも重要です。知ったかぶりをする人は、面倒だと思われている可能性が高いです。うざがられないためにも、わからないことがあれば、その場で質問をする癖をつけましょう。
知ったかぶりする人とは上手に付き合うことが大切
知ったかぶりをする人は不安や承認欲求から、つい知っているフリをしてしまいます。しかし、なかにはトラブルに発展するケースもあり、周囲の人から敬遠される可能性も。知ったかぶりをする人と付き合っていくなら、トラブル回避のためにも、内容を確認したり、距離をとったり、3人以上で会話をしたりと対策をとることをおすすめします。また、「自分が知ったかぶりに当てはまるかも」と感じた人は、今回紹介した改善方法を試してみてください。周りから面倒だと思われる前に、自分を変えていけるといいですね。
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