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知ったかぶりの意味は知っているフリをすること
知ったかぶりの意味は、知っているフリをすることです。詳しいことがわからないにもかかわらず、「あ、それね。知ってるよ」と知識がある振る舞いをします。知ったかぶりをした結果、相手に間違った情報を教えてしまう可能性があります。また、知らないのに知っていると横から話題をかっさらうような真似をするのは、相手に失礼です。つまり、知ったかぶりをすることは、デメリットの方が大きいといえるでしょう。
知ったかぶりの使い方と例文
「知ったかぶり」は、相手が知ったかぶりをしたとき、相手へ指摘するために使ったり、知ったかぶりをした人を評価する表現として使われる言葉です。以下の例文のように使います。
【例文】
・専門用語を知ったかぶりされると、意思疎通がうまくできずトラブルになります。
・◯◯さんの知ったかぶりのせいで、間違った書類が完成してしまった。
知ったかぶりをすればそのツケは必ず回ってきます。知識不足がトラブルを招くこともあるでしょう。
知ったかぶりの類語
知ったかぶりの類語を3つご紹介します。
・大ボラ吹き
・通ぶる(つうぶる)
・賢しら(さかしら)
大ボラ吹きは、嘘のニュアンスが強い表現です。知ったかぶりも「知っている」という嘘を付いているため、類語と判断されます。
また、通ぶるはあることに精通しているフリをすることです。さも知っている振る舞いをするため、知ったかぶりと同じ意味合いを持ちます。
賢しらは、いかにも物がわかったような態度のことを指します。どれも類語として使えるため、場面に合わせて使い分けましょう。
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知ったかぶりする人の心理4つ
知ったかぶりをする心理として、以下の4つが挙げられます。
1.周りから優秀な人だと認められたい
2.知らないことを馬鹿にされるのが嫌
3.仲間はずれにされるのが怖い
4.相手よりも常に上の立場に立っていたい
自分が上記のような心理状況にあるのであれば、知ったかぶりをしている可能性があります。詳しく解説するので、見ていきましょう。
周りから優秀な人だと認められたい
知ったかぶりをする心理の1つ目は、周りから優秀な人だと認められたいことです。人は、自分が知らないことを知っている人に対して関心を持ち、一目置きます。周りの人に一目置かれるような存在になりたいがために、つい知ったかぶりをしてしまうのです。
また、自分が今いる立場を守りたいときにも、上記の心理状態に陥ります。例えば、上司や部下に込み入った仕事の話をされたとき、自分のメンツを守るために、詳しくないにもかかわらず、よく知っているフリをするなどです。つまり、地位の低い・高い関係なく知ったかぶりをする人はいると思ったほうがいいでしょう。
知らないことを馬鹿にされるのが嫌
知ったかぶりをする心理の2つ目は、知らないことを馬鹿にされるのが嫌なことが挙げられます。知ったかぶりをする人は、知らないことがあると馬鹿にされる、恥ずかしいと思い込んでいるため、ついつい知っているフリをしてしまうのです。後々トラブルになったとしても、バカにされるより何十倍もいいと判断してしまうため、知ったかぶりを続けてしまいます。
仲間はずれにされるのが怖い
知ったかぶりをする心理の3つ目は、仲間はずれにされるのが怖いことです。例えば、仲のいいグループ内で昨日のテレビが話題になったとき、一緒に盛り上がれないと仲間はずれになるではないかと恐れ、見たような口ぶりで話をして知ったかぶりをします。普通の人であれば「見なかった」で終わらせます。しかし、知ったかぶりをする人は、話の輪に入れないことを心底嫌うため、知ったかぶりをして話を合わせようとするのです。
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相手よりも常に上の立場に立っていたい
知ったかぶりをする人の心理の4つ目は、相手よりも常に上の立場に立っていたいことが挙げられます。知ったかぶりをする人は、自分と相手を比べてどちらが上か、いつも気にしています。関わる人の中で常に1番でありたいと思っているため、知らないことを知っているように振る舞うのです。つまり、知識が豊富であることは、相手よりも優秀であることの証明だと考えているといえるでしょう。知ったかぶりをできるところがあれば、いち早く反応して知ったかぶりをする人もいるほどです。
知ったかぶりする人の特徴3つ
ここからは、知ったかぶりする人の特徴を3つご紹介します。
周りの人に当てはまる人がいたら、知ったかぶりをしてしまっている可能性があります。その人が知ったかぶりをしている人なのかを見抜くためにも、特徴をしっかり理解していきましょう。