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「しったかぶり」の意味とは?
「しったかぶり」というのは、知らないことを、さも知っているかのような様子をすることや、そのようなそぶりをする人のことをいいます。
知らないことを「知っている」と言って虚勢を張ったり、他の人が話をしている場面などで、知らないのに「それ知ってる」と横やりを入れる言動は、あまり好かれるものではありません。また、「しったかぶり」をして間違った情報を教えてしまうと、あとで迷惑をかけることも。
大人なら、子どものように「私だって知ってるもん!」なんて意地を張らず、知らないことは知らないと言える、謙虚な気持ちでいたいものです。
ところで、滋賀県の子どもを中心に「しったかぶり」という言葉が認知されているのをご存じでしょうか? 滋賀県には「知ったかぶりカイツブリ」という、人気のアニメ歌があります。滋賀県の県鳥「カイツブリ」から生まれたもので、メディアでも取り上げられるほどの注目の歌。
子どもが「しったかぶり」という言葉を知っているのは、この「知ったかぶりカイツブリ」の影響が考えられますが、本来の意味を知っているかどうかは怪しいところです。世界的なBBCを琵琶湖放送(同じくBBC)だと思っていた…など、自虐的なネタなども織り交ぜた楽しい歌で、クスッと笑えますよ。小さなお子さんがいるなら、一度一緒に観てみるとハマるかもしれません。
「しったかぶり」の使い方を例文でチェック
知らないのに知っているふりをする「しったかぶり」。具体的に「しったかぶり」という言葉をどのように使うのか、例文でチェックしてみましょう。
「打合せでしったかぶりをされると、後で困りますよね」
仕事の打ち合わせで「しったかぶり」をされると、理解しているものだと思って話を進めていくので、後で話が嚙み合わなくて困ることに。最悪の場合、再度打合せが必要になることも。
友人同士の会話ならまだしも、仕事においては、「しったかぶり」は厳禁。知らないことは「知らない」と素直に言って教えてもらうほうが、仕事がスムーズに進みます。
「彼女のしったかぶりには毎回呆れる」
毎度毎度「しったかぶり」をしていると、相手をイラっとさせてしまうかもしれません。特に、親しい間柄の「しったかぶり」は、大抵バレているものです。知らないことは恥ずかしいことではありません。素直に知らないと言いましょう。
「しったかぶり」する人の心理や特徴とは?
「しったかぶり」をする人は、面倒に感じますよね。人はなぜ「しったかぶり」をしてしまうのでしょうか? その心理や、「しったかぶり」をしてしまう人の特徴を解説します。
知らないということが恥ずかしいと考えている
人が知っていることを自分が知らないというのは恥ずかしいと感じ、知っているふりをしてしまいます。
負けず嫌い・見栄っ張り
他の人の話をみんなが聞いていると、自分に注目を集めたくなり、「しったかぶり」をして話に入ろうとします。負けず嫌いや見栄っ張りな性格の人のよく見られます。
「しったかぶり」する人への対処方法とは?
「しったかぶり」をする人が周りにいた場合、どのように対処するべきか、解説します。
話を振ってみる
ミーティングなどの場で「しったかぶり」をしてやり過ごしている人には、「今の内容、わからない人もいると思うから、要点をまとめてわかりやすく説明してあげて」と振ってみましょう。本当に理解できているかどうかが判断できます。また、プライドの高い人なら、「私には難しすぎてわからないから、嚙み砕いて教えてください」と言ってみるのも効果的です。
ただし、恥をかかされたと思って逆恨みされることのないように、時と場合を選ぶことが必要です。