「促す」の意味
「促す」(うながす)とは、他者に対して行動を起こすようにせきたてることです。催促したり、行為を起こすように仕向けたりといった意味をもちます。

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また、「促す」という言葉は人だけでなく、物事に対しても用いられます。例えば、会議を速やかに進行させるための働きかけも、「促す」行為のひとつです。
そのほか、「新陳代謝を促す」、「発達を促す」のように、物事の変化が速やかに行われるように補助する行為も表します。
うなが・す【促す】
[動サ五(四)]
1 物事を早くするようにせきたてる。また、ある行為をするように仕向ける。催促する。「―・されてようやく席を立つ」「注意を―・す」
2 物事の進行をすみやかにさせる。促進する。「新陳代謝を―・す」「町の発展を―・す」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「促す」の使い方と例文
「促す」は、日常生活やビジネスシーンと関わりの深い言葉です。以下のように、さまざまなシーンで活用できます。

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- 今回の失敗は、自分の成長を促すための良い機会だと考えたい。
- リーダーとして、メンバーの自主的な行動を促すための方法を検討している。
- これまで意見を発していないメンバーに対し、彼は発言を促した。
- 彼女は、朝からパソコンに向かい続ける部下に休憩を促した。
- 度重なる誤送信を防ぐため、メールを送信する前に内容を見返すよう注意を促した。
- 今回の研修では、若手の育成を促すための効果的な方法について学んだ。
- 彼は案内係に促され、シートに着席した。
- 今回のプロジェクトは、町の発展を促す機会になるのではと注目されている。
「促す」の類語や言い換え表現
類語や言い換え表現を知ると、シーンに応じた言葉を選択できるようになります。ここでは、「促す」の類語や言い換え表現について確認していきましょう。

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「促す」とのニュアンスの違いや使用例なども、ぜひチェックしてみてください。
「推進」
「推進」(すいしん)とは、物を前へと進めることです。また、物事の達成に向けた行為も表します。
物を前へ進める力や、物事を達成するための力は「推進力」と呼ばれます。「推進力」はビジネスにおいて、取引やプロジェクトを遂行するために必要な力といえるでしょう。
- プロジェクト推進に向け、新たなチームが編成された。
- 業務を推進するため、生産効率改善に向けた取り組みが望まれる。
- 事業を成功させるためには、周囲を巻き込みながら物事を進める推進力が必要だ。
すい‐しん【推進】
[名](スル)
1 物を前へおし進めること。「スクリューで推進する」
2 事業や運動などを達成するように努めること。「合理化を推進する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用
「促進」
「促進」(そくしん)とは、物事の進行がはかどるように促すことです。前述した「推進」との違いは、早くはかどるように促す点にあります。
日常生活やビジネスシーンでも、物事をより早く進めたい場面で使用してみてください。
- 新店舗への来店促進に向けた施策が検討されている。
- 新商品の販売促進キャンペーンは、今週末から始まる予定だ。
- 循環型社会の実現に向け、我が社では資源の有効利用を促進するための取り組みが行われている。
そく‐しん【促進】
[名](スル)物事がはやくはかどるようにうながすこと。「販売を促進する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用